将棋の「名局」を体験しよう
長嶋洋一
2024年3月
FirefoxとSafariでは棋譜が見えなくなりました(;_;)が、VivaldiとChromeではセキュリティを「自己責任でOK」とすれば見えることを確認したので、そちらで棋譜をご覧ください。
2019年7月
旧版は全てのブラウザがJava禁止となって棋譜が走らなくなった(;_;)のですが、その旧版ページ(2019年7月まで)は こちら です。 この「名局体験」ページの起源・イントロについてはそちらをどうぞ。
- 1637年03月17日 宗看vs紹尊30番勝負第07局 松本紹尊 vs 初代伊藤宗看
古典- 1856年11月17日 将棋名家手合下巻第026局 御城将棋 将棋手鑑下巻第46局 天野宗歩 vs 伊藤宗印
「宗歩の▲1八角」。本局は、天野宗歩が棋史に残る名角を放った御城将棋史上に残る名局である。 序盤はさすがに古典的で稚拙だが、天野宗歩の終盤の指し回しは現在のプロに近い素晴らしいものがあり、十分に見て楽しめる一局である。 中原誠&佐藤康光「宗歩の終盤の指し回しは絶賛するに値する」- 1919年05月11日 (東日)(東朝)(大毎)(大朝)東西両雄棋戦 土居市太郎 vs 阪田三吉
阪田流向かい飛車- 1949年05月24日 第08期名人戦五番勝負第5局 木村義雄 vs 塚田正夫
木村復位の「霊感の一手」▲47金。 「後から考えてもよくわからないのだが、私はフト霊感のようなものを感じてトタンに四七金という、皆のびっくりするような手を指した。 空の雲行きもそれまでに乱れていたのだろうが、ほとんど間髪を入れないほどの迅さで、すさまじい雷鳴が起ると共に豪雨が沛然と降りだした。 控席の方へ飛んでいった加藤治郎八段は、私を気が狂ったのではなかろうかと思い、顔色を変えたという」- 1955年12月13日 第05期王将戦七番勝負第1局 升田幸三 vs 大山康晴
「升田の▲3八角」。角替り棒銀の新手、攻防の名角- 1957年11月21日 第08期九段戦七番勝負第2局 升田幸三 vs 大山康晴
「升田の▲3八飛打」。対中飛車46金戦法の名局- 1958年04月22日 第17期名人戦七番勝負第1局 升田幸三 vs 大山康晴
「升田の3七桂成」- 1961年05月25日 第20期名人戦七番勝負第4局 大山康晴 vs 丸田祐三
この第四局は丸田の大傑作であった。 序盤の構想、中盤の手筋を駆使した絶妙のさばき、終盤の素晴らしい収束と、どこを取っても完璧の出来栄えで、 見ていて、丸田八段はこんなに強いのか、と感嘆したものだった- 1965年11月10日 第20期順位戦A級 有吉道夫 vs 升田幸三
名局では?- 1966年04月21日 第25期名人戦七番勝負第2局 升田幸三 vs 大山康晴
「升田の▲1八角」。升田九段「大山君の王様は随分と動き回ったが、一向に安住の場所が得られない。▲1八角のにらみが絶大だからである」- 1968年10月23日 第13期棋聖戦本戦2回戦 升田幸三 vs 佐伯昌優
「升田の▲1六歩」。67手目は升田自慢の一手らしく「ちょっと歯ごたえがある手じゃろう」。 佐伯「知ってはいたが、まさかと思っていただけに、びっくりした」- 1968年12月03日 第07期十段戦七番勝負第4局 加藤一二三 vs 大山康晴
「加藤の▲6二歩」。加藤三大名局のうちの一つ- 1968年04月16日 第27期名人戦七番勝負第2局 升田幸三 vs 大山康晴
升田の居飛車穴熊の名局- 1970年07月24日 第25期順位戦A級 升田幸三 vs 中原誠
「升田の▲7七飛」。升田がひねり飛車模様から▲7七飛という新機軸を打ちだした。一手で敵を制した貫禄の将棋- 1971年04月20日 第30期名人戦七番勝負第2局 升田幸三 vs 大山康晴
升田式石田流の名局- 1971年04月30日 第30期名人戦七番勝負第3局 大山康晴 vs 升田幸三
「升田の△3五銀」。升田最後の名人戦、最後の鬼手。「天来の妙手」と言われた- 1972年04月18日 第31期名人戦七番勝負第2局 中原誠 vs 大山康晴
「大山の△8一玉」。控え室が「先手勝ち」と判断した7三飛に対してあえて8一玉と下段に引いて、8三飛成とさせたが、その方が寄りが無いという受けの妙手- 1972年06月07日 第31期名人戦七番勝負第7局 中原誠 vs 大山康晴
名局では?- 1972年11月20日 十段戦 中原誠 vs 大山康晴
名局では?- 1975年06月18日 第34期名人戦七番勝負第7局 大内延介 vs 中原誠
「大内の71角」。これが名人位の重さか!大内、痛恨の一手!- 1975年07月31日 第30期順位戦A級 米長邦雄 vs 熊谷達人
昭和50年のミレニアム- 1979年02月07日 第28期王将戦七番勝負第5局 加藤一二三 vs 中原誠
「加藤の▲5五歩」。加藤三大名局のうちの一つ- 1979年04月26日 第37期名人戦七番勝負第4局 中原誠 vs 米長邦雄
名人戦の流れを変えたただ捨ての銀。83手目の妙手は「突撃の▲5七銀」と言われています- 1981年10月23日 王位戦 淡路仁茂 vs 中田章道
入玉しないで339手の超長手の記録。こんなに飛車と角が「軽い」将棋は見たことが無い(^_^;)- 1982年02月13日 第07期棋王戦五番勝負第1局 米長邦雄 vs 森安秀光
「米長の▲9七歩」。四枚の桂すべてが端に跳ねた奇局。終盤も見所満載。取れる▽9六飛を取らずに受けた一着- 1982年02月27日 プロ・アマ最高峰の対決 小池重明 vs 升田幸三
「升田の△8五同金」(角落ち)。 引退して3年ほど経っていた升田が、当時プロに匹敵する実力を持つと言われていた真剣師・小池重明と角落ちで対局し完勝。 途中まで小池は優勢に進めていた。升田は飛車の上に玉を乗せる飛頭の玉という奇手(「棒玉」と呼ばれている新手の嵌め手)で対抗した。 小池が49手目に指した8五歩に升田はあっさりと8五同金と金歩の交換に応じ、その瞬間に小池の勝ちは無くなった。 最後の最後まで新手を出現させた人生であった。 升田「小池君、君は升田健在なりを証明してくれた。バイバイ」- 1982年07月30日 第40期名人戦七番勝負第8局指し直し局 加藤一二三 vs 中原誠
「加藤の▲3一銀」。加藤三大名局のうちの一つ- 1982年08月23日 第06回読売アマ実力日本一決定戦準々決勝 小池重明 vs 吉見政宏
中盤の▲7三角成からの強攻には度肝を抜かれた- 1983年03月24日 第41期順位戦A級プレーオフ 谷川浩司 vs 中原誠
「谷川の▲7三銀」。角を逃げずに放った▲73銀!△65金の清算をはかったこの銀打ちが決め手(と言っても、指し手はこのあと30手も続くのだが・・・)で、谷川が名人戦初挑戦を決めた- 1983年07月19日 第24期王位戦リーグ白組5回戦 谷川浩司 vs 大山康晴
長手数かつ角成らずが飛び出す詰みの一局- 1984年04月11日 第42期名人戦七番勝負第1局 谷川浩司 vs 森安秀光
美濃の金が左に移動- 1984年08月03日 第23期十段戦リーグ05回戦 福崎文吾 vs 谷川浩司
福崎が十段戦で谷川に勝った将棋。振り穴にして飛車角切って力でねじ伏せた将棋。 谷川が「感覚を破壊された」という一言を漏らした- 1985年02月28日 第10期棋王戦五番勝負第2局 桐山清澄 vs 米長邦雄
5筋位取りの名局- 1985年03月19日 第11期棋王戦予選 高橋道雄 vs 花村元司
花村元司最後の鬼手 △1七銀- 1986年01月31日 第11期棋王戦挑戦者決定戦 谷川浩司 vs 勝浦修
「谷川の▲2八角」- 1986年11月17日 第36回NHK杯戦3回戦第3局 羽生善治 vs 真部一男
くそ粘りというか、相手玉へのせまり方は迫力ある。 名局ではないかもしれないけど、羽生の終盤の追い込みが印象に残る一局- 1987年02月06日 第45期順位戦A級08回戦 有吉道夫 vs 谷川浩司
これは名局とはいえないかもしれないけど、タニーの序盤の大局観の悪さwと終盤の鬼のような強さを味わえる一局。 ▽75角から▽8三桂はかっこいいを通り越して恐怖すら感じる- 1987年07月22日 第51期棋聖戦二次予選 板谷進 vs 谷川浩司
「谷川の△1一銀」。普通なら破門の一手だが・・・- 1987年08月17日 第18回新人王戦4回戦 羽生善治 vs 島朗
島玉が、角をとるためだけに大移動した局。46〜60手目に注目- 1987年08月19日 第28期王位戦七番勝負第4局 高橋道雄 vs 谷川浩司
「谷川の△6一玉」。別名「谷川の顔面受け」- 1988年10月04日 第47期順位戦C級1組05回戦 泉正樹 vs 羽生善治
必至をかけられてから逆転- 1988年11月16日 第38回NHK杯戦3回戦第3局 羽生善治 vs 大山康晴
羽生が名人経験者4名を破って初優勝した時のもの- 1989年01月09日 第38回NHK杯戦4回戦第1局 羽生善治 vs 加藤一二三
羽生が名人経験者4名を破って初優勝した時のもの。 羽生に敗れた4人の名人経験者の一人には加藤も入っていたが、 加藤との一局で羽生が打った、61手目は「羽生の▲5二銀」として超有名。67手で加藤が投了- 1989年02月20日 第38回NHK杯戦決勝 羽生善治 vs 中原誠
羽生が名人経験者4名を破って初優勝し、一大センセーションを巻き起こした期の決勝である。 大駒2枚をばっさり切っての攻めで羽生が圧勝。局後のインタビューで「思い切って行ったのがよかった」と語った- 1989年08月25日 竜王戦決勝トーナメント準決勝 羽生善治 vs 大山康晴
名局では?- 1989年09月01日 第37期王座戦五番勝負第1局 青野照市 vs 中原誠
「青野の▲2三桂」。敵飛頭への渾身の桂打ちは詰めろ逃れの詰めろ。さすが2ch名人- 1989年09月06日 第12回若獅子戦決勝 村山聖 vs 羽生善治
「東の羽生、西の村山」と羽生善治と並び称されながら29歳で逝った「怪童」・村山聖(さとし)- 1990年09月20日 第31期王位戦七番勝負第7局 佐藤康光 vs 谷川浩司
場所:神奈川県鶴巻温泉「陣屋」- 1990年11月15日 第03期竜王戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 谷川浩司
羽生自慢の名局 、将棋世界2008年10月号に解説- 1990年12月13日 第17期女流名人位戦A級 中井広恵 vs 林葉直子
左美濃を玉頭から直撃する派手な構想- 1991年06月04日 第32期王位戦リーグ紅組 大島映二 vs 丸山忠久
成香冠の譜- 1991年10月14日 第39期王座戦五番勝負第5局千日手指し直し局 谷川浩司 vs 福崎文吾
96手目、福崎の△96桂が谷川も見落としていた驚愕の鬼手!- 1992年03月02日 第50期順位戦A級09回戦 谷川浩司 vs 大山康晴
「大山の▲6七金」。大山将棋の集大成。谷川の居飛穴を完封、「受け潰し」の一手- 1992年05月01日 第05期竜王戦1組ランキング戦2回戦 中原誠 vs 島朗
中原名人のオリジナル戦法、中原流流相掛かりの華麗な突撃が鮮やかに決まった一局。 中原得意の桂打ちの好手も見られます- 1992年08月17日 第33期王位戦七番勝負第4局 郷田真隆 vs 谷川浩司
「谷川の▽7七銀」- 1992年10月20日 第05期竜王戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 谷川浩司
イギリス・ロンドン「モントカームホテル」- 1992年12月24日 第05期竜王戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 谷川浩司
谷川△6九馬の妙手- 1993年01月11日 第42回NHK杯戦4回戦第2局 中原誠 vs 中田宏樹
「中原の▲1八角」- 1993年02月06日 第18期棋王戦五番勝負第1局千日手局 羽生善治 vs 谷川浩司
強烈な一手というのはないし、千日手局だけど印象深く、個人的に名局だと思ってるものです。 104手目の8二飛って、はっとするよね- 1993年06月19日 第62期棋聖戦五番勝負第1局 羽生善治 vs 谷川浩司
谷川の終盤力- 1993年10月20日 第06期竜王戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 佐藤康光
羽生▲8七歩〜▲8五歩、将棋世界2008年10月号に解説- 1993年12月10日 第43期王将戦挑戦者決定リーグ7回戦 米長邦雄 vs 村山聖
場所:東京「将棋会館」- 1993年12月24日 第63期棋聖戦五番勝負第2局 谷川浩司 vs 羽生善治
羽生棋聖は、序盤で歩のタダ取りを許したり、また、玉の近くに進めた7九のと金を、香車を取るだけのために8九〜9九と動かすという、将棋の常識からは考えられないような指し方をしました- 1994年01月31日 第63期棋聖戦五番勝負第4局 谷川浩司 vs 羽生善治
名局ではないと思うが羽生タンが49手くらいで負けたのあったよね?- 1994年05月12日 第52期名人戦七番勝負第3局 羽生善治 vs 米長邦雄
名局では?- 1994年05月30日 第52期名人戦7番勝負第5局 羽生善治 vs 米長邦雄
マイベスト5のうちの1局です- 1994年06月06日 第52期名人戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 米長邦雄
福岡県「北九州プリンスホテル」- 1994年08月08日 第44回NHK杯戦2回戦第05局 畠山鎮 vs 羽生善治
畠山鎮惜敗の譜- 1995年03月23日 第44期王将戦七番勝負第7局 羽生善治 vs 谷川浩司
マイベスト5のうちの1局です。千日手- 1995年03月24日 王将戦七番勝負第7局・千日手指し直し局 谷川浩司 vs 羽生善治
名局では?- 1995年04月18日 第53期名人戦七番勝負第2局 羽生善治 vs 森下卓
名局では?- 1995年06月19日 第66期棋聖戦五番勝負第1局 羽生善治 vs 三浦弘行
羽生の終盤の踏み込みがすべて- 1995年07月04日 第14回全日本プロトーナメント2回戦 藤井猛 vs 行方尚史
1990年12月の林葉構想をヒントにしたと藤井がコメントした左美濃破り- 1995年11月30日 第08期竜王戦七番勝負第5局 羽生善治 vs 佐藤康光
「羽生の2度の▽9六歩」。先崎は、「文学的な手」「不調の時の指し方」「他の人には指せない」と評した- 1995年12月12日 第08期竜王戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 佐藤康光
羽生自慢の名局 、将棋世界2008年10月号に解説- 1996年02月13日 第45期王将戦七番勝負第4局 谷川浩司 vs 羽生善治
マイベスト5のうちの1局です- 1996年04月11日 第54期名人戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 森内俊之
森内△4四同飛- 1996年06月03日 第54期名人戦七番勝負第5局 羽生善治 vs 森内俊之
「詰まないのを知っていた」 発言で有名。皆が森内勝ちと見ていたが羽生がただひとつの勝ち筋で逆転勝ち- 1996年07月08日 第67期棋聖戦五番勝負第3局 羽生善治 vs 三浦弘行
持ち駒と盤上の駒をきれいに使っての即詰みには驚愕を覚えた。 先手は65手目の▲3五銀のときに詰み上がり図が見えていたというのは嘘か真か- 1996年10月29日 第09期竜王戦七番勝負第2局 羽生善治 vs 谷川浩司
谷川が80手目に、ただで取られる場所に打った△7七桂が有名。まさに、「光速の寄せ」。 前年度に羽生の全七冠制覇を許したばかりの谷川が、捲土重来で竜王位奪取- 1997年01月30日 第46期王将戦七番勝負第3局 谷川浩司 vs 羽生善治
端を玉一枚で受けに行ったのに「こんな受け方も有るのか」とかなり驚いた記憶が- 1997年06月10日 第56期順位戦C級1組01回戦 中田功 vs 畠山鎮
米長先生が「ここ3年で一番いい手!」とほめた棋譜。69手目の5四歩打- 1997年07月14日 第56期B級1組順位戦 2回戦 丸山忠久 vs 村山聖
「東の羽生、西の村山」と羽生善治と並び称されながら29歳で逝った「怪童」・村山聖(さとし)- 1997年09月17日 第56期順位戦A級03回戦 森下卓 vs 森内俊之
「森下の▲9四銀」。 森内は敗局が最も美しい棋士なのかも知れない。 9四の地点に脱出したい森下と、なんとしても阻止したい森内。 185手目に▲9五玉と指してから、全く動けないで9五の地点に釘付けされたまま動けない森下玉。 しかし最後まで不動のまま『奇跡の生還』を遂げた。森下の感動的なまでの受けの大妙技の棋譜を存分に堪能して欲しい- 1997年10月27日 第47回NHK杯戦2回戦第13局 加藤一二三 vs 鈴木大介
終盤で、4連金(金が横に4枚並ぶ)という2度とお目にかかれない形を見た- 1998年02月18日 第47期王将戦七番勝負第5局 羽生善治 vs 佐藤康光
長手詰ならこれもすごいよ- 1998年11月18日 第11期竜王戦七番勝負第4局 藤井猛 vs 谷川浩司
激辛の傑作局- 1999年04月01日 全日本プロ 丸山忠久 vs 森内俊之
激辛の最高傑作局- 1999年06月07日 第57期名人戦七番勝負第6局 佐藤康光 vs 谷川浩司
佐藤は負ければ名人失冠という一局。2日目深夜までに及ぶ203手の激闘。 佐藤は、この局と次の最終局で連勝して、名人位を死守- 1999年10月22日 第12期竜王戦2組昇級者決定戦決勝 米長邦雄 vs 中原誠
名局では?- 1999年11月17日 第12期竜王戦七番勝負第4局 藤井猛 vs 鈴木大介
珍局を。終盤の桂の打ち合いにワラタ- 2000年02月03日 第58期順位戦A級08回戦 中原誠 vs 森下卓
名局では?- 2000年02月23日 第13期竜王戦1組ランキング戦2回戦 鈴木大介 vs 羽生善治
観戦記には「羽衣戦法」とか書かれてた- 2000年06月26日 第58期名人戦七番勝負第7局 丸山忠久 vs 佐藤康光
激辛の傑作局。そこまでやるか- 2000年09月14日 第59期順位戦B級1組05回戦 藤井猛 vs 中原誠
場所:東京「将棋会館」- 2000年12月14日 第13期竜王戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 藤井猛
熱戦だった上にネット中継も始まり、ひっじょうに興奮した記憶が- 2001年03月12日 第72期棋聖戦最終予選 米長邦雄 vs 谷川浩司
名局では?- 2001年03月19日 第26期棋王戦五番勝負第4局 羽生善治 vs 久保利明
防衛、5冠。▲7九金の犠打、将棋世界2009年1月号に解説- 2001年04月26日 第59期名人戦七番勝負第2局 谷川浩司 vs 丸山忠久
谷川の差し回しには正直酔った- 2001年05月29日 銀河戦 加藤一二三 vs 深浦康市
名局では?- 2001年07月31日 羽生善治 vs 屋敷伸之
この将棋を並べてみた時には目を奪われるような派手な手はないように思ったが、何度も並べてみると、初手から羽生によって構築された壮大な詰め将棋を観賞している気分になった- 2001年12月04日 王位戦 岡崎洋 vs 金沢孝史
名局では?- 2002年01月16日 第51期王将戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 佐藤康光
佐藤康光が玉頭に駒柱おっ勃てて羽生に勝ったアレは見てるだけで逝きそうになった。 2chでも「不発に終わりそうな悪寒」とかみんないってて発射と同時にキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!が乱れ飛んでいた。 ちなみにこの対局は佐藤康光がキウイと呼ばれるようになった記念すべき一局。 中盤で、羽生はがっちり穴熊に囲ってるのにキウイは金銀4枚がみごとにばらばらになるw- 2002年10月11日 第33回新人王戦決勝三番勝負第3局 木村一基 vs 鈴木大介
ゴキゲン中飛車- 2002年10月28日 第52期王将戦挑戦者決定リーグ2回戦 森下卓 vs 羽生善治
名局ではないかも知れないけどすごい局です- 2002年12月09日 第15期竜王戦七番勝負第4局 阿部隆 vs 羽生善治
またまた矢倉。阿部七段にとっては千日手も含めると3度目の先手番だが、全局矢倉を選択したことになる。頑固者なのか。 157手目の阿部▲2八香が好手。ここから羽生竜王も約100手粘ったが遂に力尽き257手で挑戦者の勝ちとなり、タイに追い付いた- 2002年12月16日 第51期王座戦二次予選 土佐浩司 vs 中原誠
名局では?- 2003年04月23日 第11回銀河戦本戦Hブロック10回戦 三浦弘行 vs 福崎文吾
個人的には、両者の持ち味が存分に発揮された名局だと思います- 2003年07月18日 第62期順位戦B級2組02回戦 土佐浩司 vs 佐藤秀司
名局では?- 2003年08月06日 第44期王位戦七番勝負第3局 羽生善治 vs 谷川浩司
名局では?- 2003年11月12日 第16期竜王戦七番勝負第3局 羽生善治 vs 森内俊之
鉄板流、光速の寄せ- 2003年12月19日 第62期順位戦A級06回戦 谷川浩司 vs 島朗
棒銀の銀をタダ捨てした名手「谷川の▽7七銀成」。この手で将棋大賞の升田幸三賞を受賞した。同賞では、戦法でも囲いでもない特定の一手に対する初の授与であった- 2004年01月26日 第53回NHK杯戦4回戦第1局 森内俊之 vs 谷川浩司
名局では?- 2004年02月11日 第53回NHK杯戦準決勝第1局 羽生善治 vs 丸山忠久
横歩取り 非常に激しい攻め合い(米長解説)- 2004年10月18日 NHK杯 佐藤康光 vs 中井広恵
名局では?- 2004年12月13日 第30期棋王戦本戦敗者復活戦決勝 羽生善治 vs 藤井猛
羽生▲5五角で藤井システム攻略- 2005年01月11日 第54期王将戦七番勝負第1局 森内俊之 vs 羽生善治
羽生△5一桂- 2005年04月25日 第63期名人戦七番勝負第2局 森内俊之 vs 羽生善治
森内▲4八金の 犠打、将棋世界2009年1月号に解説- 2006年03月16日 第64期順位戦A級プレーオフ 羽生善治 vs 谷川浩司
127手目から羽生が猛然と長手数の詰みを狙うが、詰まずに156手目で投了 (投了図からの変化も難しく、うっかり間違えば頓死。しかし、潔く投了)。 これで谷川は森内名人への挑戦権を得た。第1回名局賞- 2006年09月16日 第54期王座戦五番勝負第2局 羽生善治 vs 佐藤康光
羽生▲5八金- 2006年12月15日 第65期順位戦A級06回戦 羽生善治 vs 藤井猛
羽生驚嘆の▲2三金- 2007年09月25日 第48期王位戦七番勝負第7局 深浦康市 vs 羽生善治
終盤が素晴らしく、プロ棋士達から絶賛された。深浦は、初のタイトル獲得。第2回名局賞- 2008年02月13日 第33期棋王戦五番勝負第1局 羽生善治 vs 佐藤康光
69手目▲7五銀や133手目▲5五馬のハッとさせるタダ捨てが見どころ- 2008年02月19日 第57期王将戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 久保利明
羽生自慢の名局、将棋世界2008年10月号に解説- 2008年5月20日 名人戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 森内俊之
- 2008年07月18日 第79期棋聖戦五番勝負第5局 佐藤康光 vs 羽生善治
奪取、4冠。羽生銀取り放置の△8六歩- 2008年11月26日 竜王戦七番勝負第4局 渡辺明 vs 羽生善治
名局では?- 2008年12月17日 第21期竜王戦七番勝負第7局 羽生善治 vs 渡辺明
挑戦失敗、4冠。永世7冠達成成らず、第3回名局賞- 2009年05月15日 第17回銀河戦本戦Gブロック11回戦 谷川浩司 vs 羽生善治
羽生△9六角成の絶妙手- 2010年03月16日 第59期王将戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 久保利明
失冠、3冠。銀銀角の3連続限定合いで不詰み- 2011年02月14日 第60回NHK杯準決勝第1局 羽生善治 vs 渡辺明
マイベスト5のうちの1局です- 2011年02月28日 第60回NHK杯決勝 糸谷哲郎 vs 羽生善治
名局では?- 2011年06月21日 第69期名人戦第7局 森内俊之 vs 羽生善治
去年の名人戦の最終局。新聞でも絶賛されていた- 2011年08月31日 第24期竜王戦挑戦者決定三番勝負第2局 丸山忠久 vs 久保利明
名局では?- 2012年01月08日 第61期王将戦七番勝負第1局 久保利明 vs 佐藤康光
平成23年度にもっとも活躍した棋士などを表彰する第39回将棋大賞。佐藤の升田幸三賞 = 25手目の「57玉」- 2012年02月27日 第61回NHK杯決勝 羽生善治 vs 渡辺明
このページを作るキッカケとなった対局。特に141手目のノータイム「8四金合い」は素晴らしい- 2012年04月10日 第70期名人戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の節目の注目の対局- 2012年04月24日 第70期名人戦七番勝負第2局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の2局目。先手の羽生が勝ちタイに- 2012年05月08日 第70期名人戦七番勝負第3局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の3局目。先手の森内が羽生の粘りに耐えて入玉- 2012年05月22日 第70期名人戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の4局目。先手の羽生が勝ちタイに- 2012年05月30日 第53期王位戦挑戦者決定戦 藤井猛 vs 渡辺明
「ガジガジ流炸裂! 藤井猛九段が渡辺明竜王を下し羽生善治王位への挑戦権を獲得 第53期王位戦挑戦者決定戦」「新システム発動か」「藤井先生後手で勝つと思ってた人は誰もいなかった 」「藤井が勝ったとたんに道頓堀で人が飛び込みしまくってる!!」「生まれたての子馬のような終盤だった 」「ぶっちゃけ名人戦より面白かった。内容はともかく」「こんな将棋指せるの藤井くらいだろ 」「羽生善治二冠王位防衛おめでとうございます」「はげてないよ」「藤井の方が桂馬1枚多くなかったか?」「勝負師は華があってなんぼ」「こまでひやひやさせる将棋も珍しい」「玉角飛と3枚並んだ頭に銀打ったのがカッコよすぎた」「2人とも終盤が完全に女流レベルだった」「それをいっちゃだめ!」「野球に例えると13-14のバカ試合」「どうしてこうなった?」「真・藤井システムか!」「喜びすぎて森内の存在を忘れる羽生」「序中盤で時間使いまくって差を結構つけた藤井が終盤羽生の猛攻にいじめられる姿が今から浮かぶ」「勝っても負けてもネタになってしまう魅力的な藤井先生」「将棋に寿命があるのなら、50年縮めた男」「モニターで涙が見えない」「終盤のファンタジスタ」- 2012年05月31日 第70期名人戦七番勝負第5局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の5局目。先手の森内が勝ち名人にリーチ- 2012年06月12日 第70期名人戦七番勝負第6局 羽生善治 vs 森内俊之
「名人戦」400年目の6局目。後手の森内が勝ち名人を防衛- 2012年08月29日 第60期王座戦五番勝負第1局 羽生善治 vs 渡辺明
後手急戦矢倉 終始渡辺優勢のまま羽生投了 また渡辺が3連勝か- 2012年09月05日 第60期王座戦五番勝負第2局 羽生善治 vs 渡辺明
角交換四間飛車 超絶手損劣勢から端攻めひとつで穴熊を解体し羽生逆転勝ち- 2012年09月19日 第60期王座戦五番勝負第3局 羽生善治 vs 渡辺明
第1局と同じく後手急戦 今度は羽生が終始優勢を保ちつつ勝利し奪取リーチ- 2012年10月03日 第60期王座戦五番勝負第4局(千日手局) 羽生善治 vs 渡辺明
2手目3二飛車という最新戦法から41手目に20年前の将棋と合流、全くの同一局面になる。形勢も激しく揺れ動く中終盤から渡辺が優勢に ここで羽生が6六銀とただ捨ての妙手から千日手への誘導に成功。一局目は66銀がヤバかった。数年に1回の神局。羽生が仕掛け、羽生が技を出し、羽生が優勢になり、羽生がミスをし、羽生が劣勢になり、羽生がマジックを出し、羽生が千日手に持ち込んだ- 2012年10月03日 第60期王座戦五番勝負第4局(指し直し局) 羽生善治 vs 渡辺明
相矢倉持久戦模様となる。羽生が優勢に運び一時は形勢の差が縮まったが、鬼受け矢倉再構築で羽生が王座復位。指しなおし二局目は127手で銀矢倉完成とか強すぎやろ。最後鬼畜すぎるわww- 2012年9月24日 第61回NHK杯2回戦 羽生善治 vs 橋本崇載
冒頭のインタビューでこのように笑いを取ったハッシー(元ネタはこれ)だったが、最後は容赦ない鬼畜の追い込みを受けた- 2012年9月17日 第61回NHK杯2回戦 三浦弘行 vs 杉本昌隆
入玉への激しい将棋から持将棋のポイント争いに一変した上で徒にグダグダに長引いた将棋- 2013年1月28日 第62回NHK杯戦準決勝第2局 羽生善治 vs 郷田真隆
解説の先崎8段が「後手(羽生)は駄目ですねぇ」と断定していたのに、いつのまにか羽生マジックで逆転して「天才です」を連呼、最後は羽生の手が震えた- 2014年3月7日 第72期順位戦A級9回戦 三浦弘行 vs 久保利明
第72期A級順位戦(毎日新聞社、朝日新聞社主催)の最終一斉対局は、8日午前2時、三浦弘行九段(40)が久保利明九段(38)に勝って全5局を終えた。地方での初めての一斉対局は、休憩を挟んで17時間、271手の大熱戦で締めくくられた。A級順位戦では記録的な長手数だった。この日までに、挑戦者は羽生善治王位(43)に決定、2人の降級枠のうち1人は谷川浩司九段(51)が決まっており、焦点は残る1人の降級者。可能性は4人に絞られていた。このうち順位が一番下の屋敷伸之九段(42)が、午後9時前に敗れ、早々と2人目が決まった。降級の可能性があった三浦、久保は、この時点で残留が確定。しかし2人とも、そのことを知らずに戦い続けた。三浦優勢で進み、勝利も間近と思われた局面から久保が驚異的な粘りで逆転模様に。ところが三浦が盛り返し、久保も手段がなくなるまで頑張り抜いた。地方での一斉対局は、将棋10+件名人制創設に深く関わった徳川家康の顕彰400年記念事業。「将棋10+件界の一番長い日」にふさわしい熱闘だった。- 2014年4月8日 第72期名人戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 森内俊之
「凄い対局だった」「森内の粘りも凄かったしそれをきっちり攻めきった羽生も凄かった」「二枚角と55金の陣形が変態だった」「名局賞もう決まってしまった」「終盤まで一貫して攻め続けた羽生が最終盤は一転受け潰し」「超面白かった 名局賞の有力候補なのは間違いない」「最後まで目が離せない熱戦だった」「羽生簡単な詰み逃したね。慎重な上にも慎重だった」「ひたすら攻める羽生とひたすら受ける森内」「昨日ニコニコで見てた時は羽生さんずーっと頭抱えてたし序盤だけど森内優勢って話だったのにどう巻き返したって言うんだ」「中終盤のねじり合いが凄いな」「二人とも意識的に定跡無視して指してるな」- 2014年5月20日 第72期名人戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 森内俊之
挑戦者の羽生善治王位(43)が森内俊之名人(43)を4連勝で降し、4期ぶり通算8期目の返り咲きを果たした。森内は十八世名人、羽生は十九世名人。本局で両者の対戦は127局(羽生の70勝57敗)となる。今期の羽生はA級順位戦を8勝1敗で勝ち抜き、3期連続の挑戦権を獲得。定評のある森内の受けを、羽生の強烈な攻めが打ち破った。当初、羽生の攻めは焦らされた観があり、森内は的確な受けから反撃に転じ、控室も「森内有利」との見方が大勢を占めた。しかし羽生が巧みな攻めを続けて、森内のミスを誘って勝ち切った。羽生が名人を含む4冠を獲得したのは、2010年3月に王将を失うまで、名人・王座・棋聖と共に保持して以来。- 2014年10月23日 第62期王座戦五番勝負 第5局 羽生善治 vs 豊島将之
羽生王座が防衛 - 153図の局面で豊島七段が投了。羽生王座が3連覇を果たしました。王座獲得は通算22期。タイトル獲得総数は90期になりました。 「羽生さん?強いよねえ。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ」「羽生の寄せヤバかった」「誰が付いて行けるんだよ最後の」「1分将棋でと金の位置を変える手筋を披露する羽生善治」「8二龍の時に最後まで読み切ってたってこと???こんなん読めるソフトなんか無いわ」「羽生は神だ」「普通複数あるソフトの内どれかは人間の手を読めてるんだけど、今日の羽生の手順はどのソフトでも理解できていなかった」「羽生が野球やってたら定位置へのイージーフライでも一旦バックしてから猛ダッシュでスライディングキャッチ」「一分将棋であんな歩の使い方浮かぶとかどうなってんの頭の構造」「91銀は大悪手だったけど、踊るような歩で持ち直すとは・・・」「じりじりとした中盤戦から軽快にアクセルを踏み込みつつ、最後は一気にトップスピードに乗って勝負をきめた」「羽生の若い芽を摘む能力はハンパないな」「名局賞確定だな。ここ十年くらいでベストの将棋だった。全米が泣く映画より断然泣ける将棋だった」- 2015年5月20日 第73期名人戦七番勝負第4局 羽生善治 vs 行方尚史
「どうしてこうなった」「すごい逆転劇だった」「ほぼ負け戦だった本局を制したのはデカすぎる。なめちゃんはその逆だ」「強すぎる。強すぎる・・・これが未来を含めても人類最強の将棋か。この時代に生きててよかった」「小学生名人戦のように泣いてる」「心へし折った」「羽生ファンでもナメに同情するレベル」「羽生名人、うまく言えませんがスイッチがはいって鬼神の如く戦われる時があるのですが、今日の終盤は目覚めた感じでしたね」「やっと先手が勝ちか」「ここまで痛々しい投了は初めて見た」「この負けは再起できんやろなぁ」「普通に負けるより勝てるはずだった将棋を負けるのが精神的にきつい。これは再起不能だわ」「まあ泣いてもしょうがないわこれ」 「羽生の手が少し震えた→再び羽生の手が震えた→羽生の手が激しく震えた」「押してたのに・・・勝ってたのに 何故負けた」「行方完封勝ち→攻め合いに持ち込まれる→あれ?逆転?→羽生完封勝ち」「行方これは介護が必要だな」「羽生さんが戦隊ヒーローの主人公に見えてきた。なんだかんだ最後は主人公が勝つヤツ」「ものすごい濃密なドラマを見た思いだ」「羽生マジックを見たな」「あんなトーシロ糞みたいな馬作りからどーして勝てるのか・・・・さっぱりわかないぜ」「何人目の生贄だろう」「行方は人と戦ってる気がしないだろうな。ほんと鬼神だわ、恐ろしい」「蓋をされるだけのただ作っただけの馬だと思ったら鬼神の働きだったでござる」「羽生の羽生による羽生の為の羽生って感じの将棋だった」「次は角落ちでやろう」「羽生と戦うとこうやって自分の弱さと向き合わされるんだよな」「投げないなら泣かせてやろう羽生善治」「こんな負け方したら廃人になってもおかしくないレベル」- 2015年5月28日 第73期名人戦七番勝負第5局 羽生善治 vs 行方尚史
「なめちゃん号泣」 「持将棋を考えるか、詰ますことしか考えてないのが名人とA級1位との差だ」 「入玉されて負け、更に詰まされて負ける。一日に2度負ける奴」 「狐につままれたような将棋だった」 「こないだ行方の精神破壊したからな」 「若い芽を摘み続ける鬼畜眼鏡」 「渡辺が挑戦者にならない限り森内がかつてない衰えを見せてる今、羽生名人が永遠に続きそうだ」 「一年かけて羽生を倒しに来てる森内渡辺と一年中全ての棋士を殴り倒してる羽生とでは格が違う」 「さっき見たとき900くらいで行方有利だったが、羽生の場合ソフトの評価関数は参考にならん」 「散々攻めさせて入玉し相手の入玉はさせず持将棋にもさせず最後には確実に詰ましにいって勝ちきる。もう笑うしかない」 「俺たちは奇跡を目にしている」 「今回も北朝鮮もびっくりするぐらい無慈悲だったな」 「羽生さんにとってA級は名人から落ちたんで行く場所。守るとか上がるところじゃないらしい」 「若手の指導をしているようでいて同時に心も折ってるからなあ」 「羽生は生きながらにして既に歴史上の人物だ」 「行方八段の敗因は41歳という年齢。羽生名人は超人だから年齢関係ない(ファンタジスタ藤井)」 「羽生さえこの世に生まれてなければ、いろんな棋士がいろんなタイトルを取り合って、よーし次は負けないぞー!とかみんなでキャッキャ言い合う明るい世の中になってただろうに。平和な国が魔王に征服された状態だわ」 「駒を置く音だけは羽生に勝ってた行方 」 「森内との名人戦ではこんな盛り上げ方なかったのに、行方とはいったん劣勢に見せながらの逆転を四つもやるって。釈迦の手のひらと孫悟空状態だ」 「なんで勝てるのかわかんない感じがむしろ昔より恐ろしく思える」 「なんか大山風の妖力身につけてきてるよね羽生さん」- 2015年7月15日 第86期棋聖戦五番勝負 第4局 羽生善治 vs 豊島将之
「久々に羽生マジックが出た」「自分が直前に指した手を自分で完全否定する手、土下座するほど自分の誤りを認める手。こんな手を指しながら勝つって伝説を見てるんじゃないか俺たち」「理屈で考えれば悪手としか言えないような手が結果的に逆転を呼び込むとかどうなってんの?」「豊島?弱いよね」「豊島も壊されたか」「豊島も完全に被害者の会だな」「歩をプレゼントしておいてからの勝ち。素直に謝ることの大事さを教えてくれた羽生さんはさすが」「羽生、歩をプレゼントしごめんなさいと謝ると、なぜか歩が3枚になってましたという羽生マジック」「チェスで気分転換して、矢倉にこだわらず相掛かりにして、62歩成して勝つとか。鬼畜生」「歩切れの状況を自分で作って勝つ羽生、まさに自作自演。これ豊島相当ダメージでかいだろうな」「伝説の舐め歩を見た」「13:20 【朗報】羽生善治、勝ちそう → 14:26 羽生、負けそう → 15:57 【悲報】羽生負けそう → 16:13 羽生、負け!w → 16:43 羽生、歩打ち・金引き・歩成で豊島に歩をあげる → 16:45 【悲報】羽生名人、頭がおかしくなる → 16:54 【悲報】羽生善治、歩をただで捨てる → 17:22 羽生善治さん、間違える → 17:59 羽生、震える → 18:03 【速報】羽生善治、今度こそ負けそう → 18:18 【将棋】棋聖戦 羽生防衛? → 18:40に豊島が投了」「全盛期の羽生を越えた」「羽生が若干苦しくて62不成で更に苦しくなったと思ったらそれが豊島の悪手を呼ぶんだから将棋の神に愛されてるよな」「羽生VS羽生なら羽生は負ける」「そろそろ“羽生”っていうタイトル作れよ。名人や竜王よりも格上のタイトル」- 2015年10月19日 第65回NHK杯2回戦第15局 森内俊之 vs 木村一基
「あ、勝ちますた」「森内すげええええええええええええ」「先手の優勢かと思ったのに一瞬でやられた」「凄い詰みだった。短時間にあそこまで読むとは」「強すぎる。あの終盤の局面で1分ちょっとの持ち時間で全てを読み切ってた」「個人的に今年のNHK杯ベスト対局だな」「木村良かった局面は多かったはずなのに負ける時は一瞬だな」「どうあがいてもかじゅき負けって完全に森内インザハンドだった」- 2016年12月24日〜2017年6月22日 藤井聡太四段 公式戦28連勝の軌跡
- 2016-12-24 加藤一二三 vs. 藤井聡太 竜王戦
- 2017-01-25 藤井聡太 四段 vs. 豊川孝弘 七段 第43期棋王戦 予選
- 2017-02-09 浦野真彦 八段 vs. 藤井聡太 四段 第30期竜王戦6組ランキング戦
- 2017-02-23 藤井聡太 四段 vs. 浦野真彦 八段 第67回NHK杯 予選
- 2017-02-23 藤井聡太 四段 vs. 北浜健介 八段 - 第67回NHK杯 予選
- 2017-02-23 藤井聡太 四段 vs. 竹内雄悟 四段 - 第67回NHK杯 予選
- 2017-03-01 藤井聡太 四段 vs. 有森浩三 七段 第67回NHK杯 予選
- 2017-03-10 大橋貴洸 四段 vs. 藤井聡太 四段 第48期新人王戦
- 2017-03-16 藤井聡太 四段 vs. 所司和晴 七段 第30期竜王戦6組ランキング戦
- 2017-03-23 藤井聡太 四段 vs. 大橋貴洸 四段 第43期棋王戦予選
- 2017-04-04 小林裕士 七段 vs. 藤井聡太 四段 第67期王将戦一次予選
- 2017-04-13 藤井聡太 四段 vs. 星野良生 四段 第30期竜王戦6組ランキング戦
- 2017-04-17 藤井聡太 四段 vs. 千田翔太 六段 第67回NHK杯 予選
- 2017-04-26 平藤眞吾 七段 vs. 藤井聡太 四段 第43期棋王戦予選
- 2017-05-01 金井恒太六段 vs. 藤井聡太四段 第30期竜王戦6組ランキング戦準決勝
- 2017-05-04 横山大樹赤旗名人 vs. 藤井聡太四段 第48期新人王戦3回戦
- 2017-05-12 西川和宏 六段 vs. 藤井聡太 四段 第67期王将戦一次予選7組3回戦
- 2017-05-18 竹内雄悟 四段 vs. 藤井聡太 四段 第7期加古川青流戦トーナメント戦
- 2017-05-25 近藤誠也 五段 vs. 藤井聡太 四段 第30期竜王戦6組ランキング戦
- 2017-06-02 藤井聡太 四段 vs. 澤田真吾 六段 第43期棋王戦予選
- 2017-06-07 藤井聡太 四段 vs. 都成竜馬 四段 第2回上州YAMADAチャレンジ杯トーナメント戦
- 2017-06-07 藤井聡太 四段 vs. 阪口 悟 五段 第2回上州YAMADAチャレンジ杯トーナメント戦
- 2017-06-07 藤井聡太 四段 vs. 宮本広志 五段 第2回上州YAMADAチャレンジ杯トーナメント戦
- 2017-06-10 梶浦宏孝 四段 vs. 藤井聡太 四段 第3期叡王戦段位別予選四段戦
- 2017-06-10 都成竜馬 四段 vs. 藤井聡太 四段 第3期叡王戦段位別予選四段戦
- 2017-06-15 瀬川晶司 五段 vs. 藤井聡太 四段 第76期順位戦C級2組1回戦
- 2017-06-17 藤岡隼太 アマ(東大) vs. 藤井聡太 四段 第11回朝日杯将棋オープン戦一次予選
- 2017-06-21 藤井聡太 四段 vs. 澤田真吾 六段 第67期王将戦一次予選
- 2018年2月5日 第68期王将戦一次予選 南芳一 vs 藤井聡太
将棋界初の「中学生五段」に昇段した藤井聡太五段(15)が5日、大阪市福島区の関西将棋会館で、王将戦一次予選に臨み、先手の南芳一九段(54)を230手で破った。藤井五段のこれまでの対局で最多手数となった。 今月1日の順位戦C級2組9回戦で梶浦宏孝四段(22)に勝ち、1期抜けでのC級1組への昇級を決め、五段に昇段してから初の対局。デビューからの公式戦最多29連勝で日本列島に名をとどろかせた「藤井四段」からスピード出世した「藤井五段」は、白星スタートを切った。 王将(3期)、棋王(2期)、棋聖(2期)のタイトル計7期獲得経験がある古豪・南九段とは初対戦。その手堅い棋風から“地蔵流”と言われるベテランの美濃囲いをなかなか崩せなかったが、自身の穴熊攻略を許さず、持ち前の終盤力で大逆転を果たした。 持ち時間は各3時間だったが、終局時間が午後7時2分の熱戦に。藤井五段は終局後、「かなり苦しい将棋がずっと続いて…」と、くたびれた表情を何度も見せた。- 2018年3月18日 第76期順位戦A級プレーオフ 豊島将之 vs 羽生善治
佐藤天彦名人(30)への挑戦権を争う第76期将棋名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)のプレーオフ4回戦が東京都渋谷区の将棋会館で指され、羽生善治竜王(47)が豊島将之八段(27)を破り、挑戦権獲得まであと1勝とした。 今期A級は最終11回戦を終えて、6人が6勝4敗で並んだ。プレーオフは、前期成績に基づく順位が下位の棋士から対戦し、勝者が上位の棋士と戦う勝ち抜き方式。名人戦初挑戦を目指す豊島八段は久保利明王将(42)、佐藤康光九段(48)、広瀬章人八段(31)を破った。本局では、後手番の羽生竜王が「横歩取り」の戦いに誘導し、勝利した。豊島(アカン、劣勢や) 羽生「んー、48と」 豊島(マジ!?チャンス到来や!) 解説「羽生さんやっちゃった」 ・・・ ソフト「微妙な手やな」 解説「48とはミスだと思うんですけどねえ」 豊島(先まで読んだけど足りないじゃんオワタ) ・・・ ソフト「20億読んだら、48とが最善手やったわ」- 2018年3月22日 第66期王座戦二次予選 藤井聡太 vs 糸谷哲郎
手抜きの連続、飛車の毒饅頭、ノーガード殴り合い・・・と思ったところでノータイム59金の受けで盤石。解説もソフトも見落とす好手連発、B1を1位通過してA級入りする強豪を中学生が圧倒。- 2018年4月11日 第76期名人戦七番勝負第1局 羽生善治 vs 佐藤天彦
「お互い予想出来ぬ手の連発、それでいて優劣不明が最後まで。これは名局」「この対局で羽生竜王は大山康晴十五世名人に次ぐ1400勝を達成」「羽生が確実にソフトよりも強いことがわかった」「序盤で思うようにいかなくても延々と最善手連発で追走して天彦が息切れしたところでじりじりと引き離す」「ほとんど玉を囲わずに終盤戦に入るという、将棋覚えたての小学生みたいな盤になってた」「なんちゅう将棋だよ」「ソフトを超えてた羽生とひふみん」「ソフトの後手有利から、後手が特にミスせずにいつの間にか逆転してた」「2人で地雷原を歩いていくような将棋だったな。間違えたら即死という。見てて疲れたわ」「解説では羽生負けの順ばかり出てくるんだけど解説が見えてないソフト最善手連発してずっと粘ってすごかったわ」「すげえ戦いだった、最初から殴り合いの乱戦で最後に羽生が立ってた」「名人が家庭用PCで最強ソフトの最善手・次善手を指し続けてたのに、羽生はスパコンで250億ノードとか読んだ最善手バシバシ指してた。名人に悪手はなかったんだよずっと・・・」「まあ、羽生が本気出したらこうなる」「ソフトも検討室も超越した羽生の48銀。将棋板にいたクラウドコンピューティングで1000億ノード読んでる奴だけが先手良しだと分かっていた」- 2018年4月24日 第44期棋王戦予選 藤井聡太 vs 大石直嗣
「藤井聡太六段、高校入学後3連勝 棋王戦本戦出場にあと1勝」「終盤粘っての見事な逆転劇だった。本当に色んな将棋を見せてくれるわ」「解説も8:2で大石有利ですねとかいってたのにあれよという間に逆転した」「あそこから逆転勝ちしやがった、マジでバケモンだわ」「みろく庵の時は負けなし」「なぜ勝てたか分からないぐらい悪い状況から乱戦混戦に持ち込んで無理やり殴り倒したような将棋だった。こりゃ常識的でお上品な将棋を指す並のプロじゃ歯がたたないわ」「将棋面白すぎるわ。ああいう勝負術ができる藤井が人気出る理由がよく分かった。最後の詰みが見えるとかどんな頭の構造しとるんや」「8割藤井くん負けると解説が断言したんだけどあれはいったい何だったんだ?」「終盤力は見事と言うしかない」「追い込まれた状況で、平気な顔して相手を撹乱させて悪手を誘いだす。これで負けると相手は二度と対局したくなくなる。羽生さんの17歳頃の将棋にそっくりじゃねえか、聡太は二歳先行してる」- 2018年5月18日 第31期竜王戦5組ランキング戦 藤井聡太 vs 船江恒平
「将棋の藤井聡太六段(15)は18日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された第31期竜王戦5組ランキング戦準決勝で船江恒平六段(31)を破り、4組昇級を決めると共に、"連続昇級で昇段"の規定により同日付で七段に昇段した。史上最年少(15歳9カ月)で、中学生でプロになった過去5人の中でも最速の1年7カ月での到達となった」「取り立てて凄い手を出してないのに勝つってのは相当な実力」「23手詰を読んで解説郷田九段格調高く終局を宣言」「藤井六段も大したことなかったな。二ヶ月か?」「15歳でNHKにニューステロップ出る人生って凄いな」「藤井以外の棋士に敬意のかけらもない藤井取り巻きマスコミに蹂躙される船江」「継ぎ桂ががっちりした手順で、解けなくなり、かつ、船江からの手段をなくす手だった」「藤井6級49日・藤井5級176日・藤井4級29日・藤井3級104日・藤井2級202日・藤井1級77日・藤井初段252日・藤井二段233日・藤井三段349日・藤井四段123日・藤井五段16日・藤井六段90日」「船江の研究だったはずの棒銀が早々に中折れしたのにはびっくりした。もっと先まで研究しとけよ」- 2018年6月5日 第31期竜王戦5組ランキング戦 藤井聡太 vs 石田直裕
「将棋の最年少プロ、藤井聡太七段(15)は5日、大阪市の関西将棋会館で指された8大タイトル戦の竜王戦ランキング戦5組決勝で石田直裕五段(29)を96手で破って優勝し、2期連続で決勝トーナメントに進んだ」「ソフトの評価値、先手優勢→これは後手の藤井くん負けたな→後手、伝説の7七飛成り→難解な詰将棋で藤井くんが勝利」「詰めが見えた時点が恐ろしく早かったな。何十手まえから詰め形が見えていたんだろうか」「77飛成は後世に語り継がれる名手」「神の棋譜だわこれ」「ソフト最善手が敗着になると言うソフト厨が死んだ日」「ソフトが悪手と判断する手を指した藤井が勝って、最善手を指した石田が負けた」「ソフトに土下座させる15歳とか恐ろしすぎる」「読みきっててノータイムだもんな」「金と飛車をただ捨て、飛車をただ捨て、そう思っていたら実は20手前につまされていた」「AIを超える衝撃の一手が飛び出した。藤井七段は終盤、AIの評価で悪手とされた手を選択。さらに76手目に飛車を切り捨てるという衝撃の一手を放ち、観戦していた棋士たちの度肝を抜いた。AIの読みをも上回る恐るべき読み筋に強すぎるという驚嘆の声が上がった」- 2018年10月11日 第31期竜王戦七番勝負 第1局 羽生善治 vs 広瀬章人
「24桂とか人間じゃ指せない手だからな」→「羽生竜王、24桂打→「えー!指しちゃったよw まじかよww 凄すぎww」この流れは面白かった- 2018年11月20日 第77期順位戦C級1組7回戦 藤井聡太 vs 増田康宏
「奨励会から一度も振り飛車を指したことがない奴に振り飛車を指させて圧勝」「順位戦の持ち時間で夕方前終了って早すぎ」「飛車vs飛車。取ってもにげても負け。これで投了とはすごすぎる。しかも中飛車相手に最後で飛車をぶつけるなんてしびれました」「順位戦なのに、中継見ようとしたら既に終わっているってどういうことだ」「矢倉は死んだの増田さん、振り飛車は生まれてもいなかった」「最後の飛車クレの飛車只捨ては綺麗。他に取れる駒あるのに全て放置で必要手だけ指すってのは凄いわ」「今回の飛車切り勝ちは美しすぎるな。もう詰将棋のやりすぎで勝ちよりも飛車切りのことばかり考えてそう」- 2019年3月27日 第32期竜王戦4組ランキング戦 藤井聡太 vs 中田宏樹
「藤井聡太マジック炸裂! 絶体絶命の終盤戦で妙手62銀を放ち大逆転!」「終盤のファンタジスタ」「まじで凄い対局だったわ。なんだよあの大逆転・・・」「62銀が凄かったな。毒まんじゅう仕掛けた」「取ったらあかんやつです」「藤井がただで取れるところに銀差し出すわけないだろ」「内容は完敗だったけどなあ。詰み筋読むのはAI級だな」「あの劣勢から勝つとは思わなかった」「評価値先手+2000点からの大逆転だったのか」→★ 「1分将棋で銀をタダでとらせて27手詰とかマンガの世界だわ」- 2019年5月7-8日 第77期名人戦七番勝負第3局 佐藤天彦 vs 豊島将之
2019年5月7日、8日。岡山県・倉敷市芸文館でおこなわれた名人戦七番勝負第3局は劇的な幕切れとなった。大熱戦の果てに、終盤では佐藤天彦名人が勝勢だった。しかし挑戦者である豊島将之二冠が放った渾身の勝負手に、名人は対応を誤ってしまう。最後は挑戦者の玉が詰まない一方で、名人の玉は受けなしとなった。投了図で7三の「圭」は成桂を表す。先手(佐藤名人側)は▲4八銀と龍を取ると、後手(豊島挑戦者側)から△6八銀成と王手をかけられ、先手玉は詰まされてしまう。後手玉に迫るには▲6三馬と王手をかけるしかない。そこで後手(豊島挑戦者側)は△9二玉と逃げる一手。そこでは、先手は▲7四馬の王手以外に有効な手段はない。しかし後手に△8一玉と逃げられる。馬と玉の追いかけっこで、投了図に戻る。要するに投了図から両者が最善を尽くせば、▲6三馬△9二玉▲7四馬△8一玉・・・という、王手とその受けが、永遠に繰り返されることになる。以上を「連続王手の千日手」と呼ぶ。数多くの対局の中でごくまれに生じる、レアケースである。この「連続王手の千日手」は、江戸時代のはじめから現代に至るまでずっと、規定により、禁じ手とされてきた。王手をかける側は、どこかで手を変えなければならない。千日手は歴史的な経緯により、規定や解釈に変遷が見られた。しかし「連続王手の千日手」に限っては、ずっと禁じ手のまま変わらない。投了図では「連続王手の千日手」により、豊島挑戦者の玉が詰まない。手が変えられない以上、佐藤名人は投了する他にない。しかし、この一局は大逆転である。悔しさのあまり、同一局面4回に達する直前まで、王手を繰り返すこともできただろう。しかし佐藤名人は、そうしたことはしない。いつもの名人らしく、潔く投了した。奇跡的な局面は、両対局者が全力を尽くした際に現れる場合が多い。一手を争うギリギリの終盤戦で「連続王手の千日手」が生じると、それだけで名局の風格が漂う。現代の将棋界最高峰を争う場であれば、なおさらだ。この名人戦第3局もまた、棋史に残る名局として、後世まで語られる可能性は高い。ちなみに、王手がからまない一般的な千日手は、現代では同一局面が4回生じた時点で、引き分けとなる。今期名人戦第1局がそうだった。- 2019年7月5日 第32期竜王戦決勝トーナメント 久保利明 vs 藤井聡太
「将棋の高校生棋士、藤井聡太七段(16)は5日、大阪市福島区の関西将棋会館で指した第32期竜王戦決勝トーナメント(T)で久保利明九段(43)に184手で勝利した。藤井はランキング戦4組優勝者として出場。1組5位の久保を降し、決勝Tでは初の2連勝となった。次戦は23日、1組4位の豊島将之名人(29)と対戦する」「久保藤井共に終盤グダグダ過ぎた」「最後の自玉の詰み読めてたのが藤井君だけという」「つみのがしたっていいじゃないか。にんげんだもの」「最後の、相手に考慮時間を与えないノータイム指しの連続は凄かったな」「藤井君に詰みが出たけど久保が逃したね。一度死んだ」「評価値ナイアガラ」→★ 「21手詰めとなるはずの6二竜を見つけられなかった」「お互いに王手が途切れたら即逆転になる状況でまず藤井君が久保の王様を詰ませににいったけど、駒が足らず久保のターンになり、そこで藤井が自玉の詰みを相手が見抜く前に見抜いて(たぶん)ノータイムで最前手を指して相手のミスを誘いつつ全ブロック、相手がミスしたところで一転攻勢かけて、その過程で取った駒使って今度は相手玉やっつけた」「自玉詰みあった時の時間ぜめが流石でした!」「凄かった。今の所今期一番」「ソフト使って神の目線で見たら悪手ばっかだっさってなるけど人間の目で見たらこんな面白い将棋なかった」「この後名人棋聖王位王将棋王竜王に勝たないとタイトル取れないなんて・・・」「自玉に詰みがあり気付かせないよう久保が間違えるまでハイハイ詰みませんよとノータイムで受け続ける藤井」「自玉の詰みをただ一人気づいてノータイム指しで相手を惑わして間一髪乗り切るという藤井七段…恐ろしい子!!」「ナダルとジョコビッチが待ち構えてる錦織状態」- 2020年6月8日 第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局 藤井聡太 vs 渡辺明
2020年度名局賞。なぜ藤井はこれほど強いのだろう。5年のキャリアで通算勝率8割4分は誰も成し遂げていない数字だ。今までの強豪棋士とは何が違うのだろうか。「頭の回転の速さですね。計算力と言い換えてもいいかもしれません。藤井さんは短い時間でも大量の変化を読むことができます。例えば同じ10分間でも、ほかのトップ棋士より読む量が段違いに多いんです」(渡辺明名人、以下同) 渡辺と藤井の対戦成績は1勝8敗(未放映のテレビ対局は除く)。タイトル戦で初めて顔を合わせたのは第91期棋聖戦の第1局だ。この将棋の終盤戦の入り口で、渡辺は藤井のすさまじい読みを目の当たりにする。109手目▲1三角成。これが渡辺が仰天した藤井の超絶手だった。角を成って渡辺玉に王手をしたが、これを指すともう後戻りはできず、その後に敵から凄まじい王手ラッシュを食らうことになるのだ。実際に渡辺は126手目から156手目までひたすら藤井玉に王手をかけ続けた。詰むや詰まざるやだ。終盤戦なので時間が切迫しており、わずか2分しか残っていなかった。だが藤井はひとり、詰みなしと読み切っていたのだ。裸玉で盤上を駆け回り、渡辺の強烈な追い込みを振り切ったのである。「自分が見た中では、かつてない勝ち方です。時間があってもあの自玉が詰むかどうかを読み切るのは不可能ですが、藤井さんにはできてしまう」- 2021年03月23日 第34期竜王戦2組ランキング戦 松尾歩 vs. 藤井聡太
将棋の最年少2冠、藤井聡太王位・棋聖(18)が20年度最終局となった第34期竜王戦予選2組準決勝で松尾歩八段(40)を下し、決勝進出と同時に、本戦出場を決めた。本年度のラスト対局で再び「神の一手」を放ち、ネットをざわつかせた。午後8時すぎ、藤井は約1時間の長考の末に先手4一銀を指した。このタダ捨ての絶妙手に、SNSのツイッターでは将棋ファンらが「鳥肌もの」「歴史的な妙手」「時が止まった」「この『4一銀』は伝説! 凄すぎて震える」の驚きの声が次々に殺到した。- 2021年06月03日 第80期順位戦B級1組2回戦 稲葉陽 vs 藤井聡太
妙手連発の名局- 2021年06月18日 第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第2局 藤井聡太 vs 渡辺明
伝説の「△31銀」の名局- 2021年07月03日 第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局 渡辺明 vs 藤井聡太
藤井棋聖が通算3勝0敗として初防衛を決め、同時に九段昇段も決めた。本局の終盤戦は、一つの場面に「王手の千日手」と「打ち歩詰め」が変化に潜む奇跡的なものであった。そういう場面が現れるのは、そこまでに均衡した戦いが続いた証であり、双方が全力を尽くした時に将棋の神様が気まぐれで生じさせるようなものでもある。- 2021年07月10日 第34期竜王戦決勝トーナメント 山崎隆之 vs. 藤井聡太
「互角!ずっと互角」→「罠!運命の2択」→「決め手!絶妙の受け!」→「31手詰の詰めろ!」- 2021年07月30日 第71期ALSOK杯王将戦二次予選 藤井聡太 vs 石田直裕
「垂らし」一発!あの名局が再び?- 2021年09月03日 第29期銀河戦決勝トーナメント 2回戦 佐々木大地 vs. 藤井聡太
藤井銀河先手で、戦型は相掛かり。本局では比較的穏やかな駒の組み合いとなり、駒がぶつかる前の駆け引きで、藤井銀河は角の上下移動、佐々木五段は飛車の左右移動を繰り返します。このまま千日手成立か・・・。そう思われたギリギリの61手目、先手番の藤井銀河が手を変え、打開しました。本格的な戦いが始まると、佐々木五段は藤井銀河の攻めを強く正面から受けて立ちます。対して89手目、藤井銀河は1筋に歩を垂らします。これは珍しい判断ミスか、コンピュータ将棋ソフトによる形勢判断は、一気に佐々木よしと表示されました。急所の局面で、佐々木五段は考えた末に歩を打たず、桂で相手の歩を取りました。「勝率」の表示は佐々木81%から45%になり、形勢はほぼ互角へと戻り、やがて藤井銀河がリードを奪うに至りました。終盤に入った110手目、藤井銀河は馬取りに金を寄ります。時間の少ない中で指された妙手。このまま藤井銀河が鮮やかに勝ち切るのかと思われたところから、佐々木五段は容易に土俵を割りません。そして形勢は巻き戻り、勝敗不明の最終盤へと入りました。藤井銀河の159手目、佐々木陣に銀を打ち込み、佐々木玉はついに受けが利かない形となりました。- 2021年09月13日 第6期叡王戦五番勝負第5局 藤井聡太 vs 豊島将之
「藤井聡太九段が19歳1カ月で史上10人目の三冠を達成。これまでは羽生善治永世七冠の22歳3カ月」「終盤の97桂が凄かった」「AI超えの97桂は伝説クラス」「豊島に形作りさえさせないとか凄過ぎ」「97桂は最善を超える最短手」「97桂を打った時点ではAIは藤井君の評価を大きく下げて、数分してから解説の高見がこれ詰路っぽくないですか?と気付き、次の手で15手詰。藤井君バケモンすぎ」「三冠もすごいことだけど、なにげにこの歳で通算タイトルがすでに5期なんだよな」- 2021年10月8日 第34期竜王戦七番勝負 第1局 藤井聡太 vs 豊島将之
「中盤まではほぼ互角、終盤に差し掛かったところで豊島竜王がリード、そこから藤井三冠が巻き返して逆転した一局に、解説を務めた棋士からは『これは名局賞候補』など絶賛の声が相次いだ」「今年度だけでも、お〜いお茶杯王位戦七番勝負、叡王戦五番勝負と、既に2つタイトル戦でぶつかっているタイトルホルダー同士の戦い。序盤の研究量、中盤の構想力、終盤の決定力。現在の将棋界においてどれを取っても超トップクラスの対局は、この一局を含めて11局目になったが、まさに『名局メーカー』と言えるほど、激戦も多い。藤井三冠は最年少の四冠、豊島竜王は一冠死守となる3連覇を目指すシリーズ初戦は、大熱戦になった」「第1局から、これは名局賞候補かもしれない。竜王戦にも数々の名勝負がありましたけど、これもそれに刻む将棋」- 2021年11月5日 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦 藤井聡太 vs 豊島将之
将棋大賞の行方が注目される季節を迎えた。名局賞も期待される藤井は「自分が選ぶわけではないので」とことわりながら、48勝12敗の全60局から手応えのある将棋として挙げたのが、タイトル戦ではない王将戦挑戦者決定リーグの2局。豊島将之九段戦と羽生善治九段戦だった。「珍しい技の掛け合いで▲5九王の後も激しい手順になった」という豊島戦に続いて、羽生戦については「こちらの王の囲いが薄くて、終盤まで際どい将棋。その中で踏み込んでいけた」と振り返る。この豊島戦の▲5九王は、剣士が切っ先で身をかわすような絶妙の間合い。「達人技ですね」と棋士らも称えた- 2021年11月9日 第71期ALSOK杯王将戦挑戦者決定リーグ戦 藤井聡太 vs 羽生善治
19歳にして強豪たちを、勝率8割を超える圧倒的な成績でなぎ倒し棋士No.1となった藤井竜王と、永世七冠に加えタイトル99期など、数々の大記録を打ち立てた羽生九段。将棋が強く、そして深く知る2人が揃って「わからない」という。近年では将棋ソフトの発達により、人間では及ばなかった領域にも光が当たるようにはなってきた。2人ともソフトを活用し、研究は深めている。それでもまだ全容も本質もわからない。わからないからこそ探求がいつまでも続き、見つけたものによって強くなれる。天才と呼ばれる2人が、将棋に魅了され続ける理由だろう。2人はALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグで対戦し、今年度の名局賞候補の呼び声高い大熱戦を繰り広げた。未知との遭遇の連続だっただろう一局は、2人にとっても刺激的なものだったはず。こんな一局を味わうために、研究を重ね、また盤の前に座る。天才たちの棋士人生は、その繰り返しだ。- 2021年11月12日 第34期竜王戦七番勝負第4局 藤井聡太 vs 豊島将之
「まさに名局でした」「またまた敗着のない棋譜が出来てしまった。神同士の将棋」「終盤ミスなく速攻で積み筋にする藤井新竜王は、現時点でも過去の歴史的にも最強」「まさか22歩が邪魔駒になるなんて」「3四の角で5五の桂馬を取り、豊島同銀で角を取る、そして3五桂馬と打った手が最後には玉の逃げ道を閉ざすことになるとは誰も思いもしなかった」「トッププロ達も驚愕!」「四冠!名局!竜王!最年少!AI超え連発!」「最終盤で生じた神がかり的な詰み」- 2021年12月2日 第80期順位戦B級1組9回戦 藤井聡太 vs 近藤誠也
将棋の藤井聡太竜王(19)=王位・叡王・棋聖と合わせ四冠=、第80期名人戦・B級1組順位戦の9回戦で近藤誠也七段(25)に114手で勝利。リーグ成績を8勝1敗として、最上位のA級への昇級に向け、また一歩前進した。対局は関西将棋会館で2日午前10時に始まり、翌3日午前0時29分に終局した。戦型は「角換わり腰掛け銀」。両者、長考を重ね、じっくりとした進行に。昼食休憩と夕食休憩の間の時間帯(5時間20分)では、わずか8手しか進まなかった。夕方辺りから検討陣の評判は「先手の近藤七段が優勢」だったが、午後11時ごろ「互角」、そして、「藤井竜王逆転」と変わった。近藤七段も粘り強く指し、熱戦が続いたが、最後は藤井竜王が近藤七段の玉を寄せきった。- 2022年1月9日 第71期王将戦七番勝負第1局 藤井聡太 vs 渡辺明
「歴史に残る名局だった」「終盤三転くらいしたけどすげぇ勝ち方」「1分将棋で評価値コロコロかわるのがおもしろかった」「ものすごい熱い戦いだった。悟空対フリーザくらい熱かった」「今回の対局は藤井対渡辺で1番見応えあった」「結局86歩は好手だったの? → 41手目〜投了まで▲8六歩と△8一飛が一切動かず睨み合ったまま」「藤井聡太4冠がほぼ居飛車で驚異的な強さなので振り飛車はもう時代遅れの戦法なのかもしれない」「王将位通算20期を誇る大山康晴永世王将(15世名人)は名局の定義を『盤上の駒が34、5枚が活躍して心にかなった勝負』としたそうです。本局は40枚の駒のうち、不動駒は先手藤井挑戦者側の1筋隅の香、わずかに1枚。両者にとってどれほど満足のいくほどのものだったかはわかりません。しかし観戦者から見れば、名局と呼ぶよりない、素晴らしい一局だったのではないでしょうか」「藤井挑戦者先手で戦型は相掛かり。41手目、8筋の歩を突いた手が新手法かとまず注目されました」「<ひふみんアイ>新年早々、大熱戦を堪能させていただきました。藤井竜王は相掛かりで自ら前例のない手を指しました。同じ139手でも一直線に押し切った将棋と違い、二転三転する激戦ともなれば、2〜3局も指したような感覚になります」- 2022年1月17日 第71回NHK杯準決勝第2局 豊島将之 vs 羽生善治
名局では?- 2022年1月22日 第71期王将戦七番勝負第2局 藤井聡太 vs 渡辺明
終局12手前まで初形の5九でくぎ付け。竜、銀、香で挟み撃ちにし、攻め将棋の渡辺に本格的な攻めのターンを回さずパンチを浴びせ続ける快勝だった。1日目、デビュー以来の自己最長2時間28分の長考で渡辺に壁金を強いた。封じ手の58手目△3五銀で渡辺飛車を捕獲し、その飛車を66手目△7九飛と打ち込んだ。壁金の悪型だからこそ実現した王手は、虎の子の角を自陣へ合駒のために使うよう渡辺に求めた。その▲6九角は、四方へ無尽の射程を持つ大駒が左右斜め前へ1マスずつしか動けない位置。開催地・大阪の伝説の棋士・阪田三吉の名文句にならえば「角が泣いている」。目的を果たした藤井竜は9九の香、9六の歩を捕獲し、銀桂両取りの6六竜を狙ったが、この展開力には驚かされた- 2022年1月29日 第71期王将戦七番勝負第3局 藤井聡太 vs 渡辺明
「後世に残る名勝負だった」・「いやはや見事な詰将棋」・「なんだかよく判らん状況から一気に踏み潰した」・「もはや名実ともに毟る毛も残ってないイメージ」・「最後までやると藤井くんの駒台に何も残らない23手詰み。お釣りなしのピッタリ詰め」・「こんな詰み方されたら俺なら1ヶ月は立ち直れない」・「カレーな詰みだったな」・「調子のってカレー大盛りなんか頼むから」・「一手間違えれば即負け状況で31手詰をデザインして勝っちゃう藤井さん」・「もう渡辺は諦めてるだろう。1回目でボコられて準備した2回目でもボコられて、100万オーバーのパソコン買って3回目ボコられる」・「終盤も凄かったけど、今回は中盤からもう仕掛けててかなり先々まで読んで攻めてた気がする。もうすでに人間でなくなってる感じ」・「こんなところなんで打つのみたいのがあとで効いてくる」・「一番笑ったのは藤井の手にAIが付いてこれずに壊れて将棋板のアンチがやらかしたと一斉に勘違いしたところ」・「最後の寄せは升田幸三賞やろ」・「これは看寿賞にこそ推薦すべき」- 2022年6月15日 第93期棋聖戦 五番勝負第2局 藤井聡太 vs 永瀬拓矢
「将棋のヒューリック杯棋聖戦五番勝負の第2局が行われ、藤井聡太棋聖が挑戦者の永瀬拓矢王座に138手で勝利、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。形勢不明の最終盤で藤井棋聖が見せた敵玉の対路をふさぐ銀打ちの一手に、解説を務めた飯島栄治八段は『神がかっている』と絶賛の声を上げた。2回の千日手指し直しとなった波乱の第1局、永瀬王座の研究を打ち破り大熱戦となった第2局、と今後も激しい戦いが予想されている」「97銀伝説になるな」「華麗な飛車銀捨てだったわ」「時間あるのにノータイムでウッキウキで飛車を取ったところが今日の永瀬のハイライト」「名局やったね」「やっぱり華があるねえ藤井将棋は」「あの31にあった飛車が毒饅頭だなんて気付かんわ」「97銀も凄いけど、同桂と取らせた先の味方の85香が邪魔して85桂と出来なくて詰みが生じた。それをかなり前の謎の85歩同香を効かせた手順のときに既にこの展開を想定してたと考えると凄さ通り越してゾッとした」「永瀬の王手飛車が決まって飛車を取った瞬間藤井の勝ちとなった」「プロが時間残してるのにノータイムで毒饅頭に食いつくのを初めて見た」「王手飛車取りで飛車取ったら負けってそんなのないやろ」- 2023年1月15日 第16回朝日杯将棋オープン戦 本戦トーナメント 藤井聡太 vs 増田康宏
「一時は受け無しと思われていた藤井玉だが、驚異的な終盤力で追い上げ相手玉を詰まし上げた。一秒たりとも目が離せない終盤の大接戦に、ファンの視線はくぎ付けとなった」「公式戦10連勝をマークした好調の増田六段は、勢いそのままに藤井竜王に猛攻をかけて行く。“絶対王者”が腕を組み、頭に手をやり、頬に手を当て、頻繁にお茶を口にするなど、明らかな焦りの様子が見て取れた。ほぼ受け無しとなった藤井竜王は、王手ラッシュで増田六段に揺さぶりをかける」「劣勢の藤井竜王は竜で増田玉を追いかけ、銀で逃げ道を封鎖。相入玉の道は選ばず、藤井竜王の視線は後手玉捕獲のただ一点。最後は飛車打ちから詰まし上げ、大接戦から逆転勝利を手にした」「絶体絶命の藤井玉が助かるとは全く思わなかった。王手をしながら(自玉を)助けちゃいましたね」「頭が沸騰するわw」「なんじゃこれw」「藤井玉の生命力強すぎ…」「強い、てか怖い!」「痺れた〜!」「2人の世界すごかった」 第50回将棋大賞名局賞特別賞。- 2023年1月21日 第72期ALSOK杯王将戦 七番勝負第2局 藤井聡太 vs 羽生善治
第50回将棋大賞(日本将棋連盟主催)の選考会が3日、東京都渋谷区で開かれ、藤井聡太竜王(20)=王位・叡王・棋王・王将・棋聖と合わせ六冠=が3年連続3回目の最優秀棋士賞に選ばれた。この対局が「名局賞」に選ばれた。- 2023年5月6日 第8期叡王戦 五番勝負第3局 藤井聡太 vs 菅井竜也
前局では相穴熊の対向形となり、思わぬ完敗を喫した藤井叡王。終盤で菅井八段に大きくリードを許したが、1分将棋の中で執念の粘りを見せての逆転勝利。六冠堅持へ大きな一勝を手にした。現役最強棋士の名に懸けて、同じ相手に同じ戦法で連敗するわけにはいかなかった。中盤から終盤にかけて劣勢となった藤井叡王だったが、菅井八段の猛攻に対して驚異的な粘り腰を披露。受けに回りながらも少しずつ相手玉に向かって前進し続けた執念が実り、逆転勝利をつかんだ。- 2023年6月20日 第71期王座戦 挑戦者決定トーナメント 藤井聡太 vs 村田顕弘
藤井竜王・名人がまたひとつ伝説級の一局を見せた。本局は、七冠保持者の最後の関門となる「王座」のタイトル挑戦を目指す挑戦者決定トーナメント。2回戦では、角道を開けずに相手の出方次第で自在に対応する“村田システム”を編み出した村田六段との対戦となった。先手の村田六段がじわりとリードを拡大、藤井竜王・名人の持ち時間を大量に削り取り、慎重に優勢を築いていった。寄せを目指した村田六段は攻防に利きが通る角を着手、勝利まであと一歩と迫った。しかし、先に一分将棋に突入していた藤井竜王・名人がただの地点に銀を進める勝負手を繰り出す。この一手に、ABEMA中継に出演した解説陣は「なんですか、これは…」と絶句、先手の勝利に向かって右肩上がりの曲線を描いていた「SHOGI AI」の評価値グラフは後手に向かって一直線。視聴者からは「評価値おばけフォーク」「ナイアガラの滝w」「脳内どうなってるん!?」「バンジージャンプw」「一分将棋の神様」「終盤力えぐすぎる」「どうしてこうなった」と大興奮のコメントが殺到した。- 2023年07月03日 第94期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負第3局 藤井聡太 vs 佐々木大地
変幻自在の玉さばきと相手の力を封じるような完勝ぶりに、解説陣も「藤井棋聖が新しい扉開いた」と感嘆の声を上げていた。一局を通して各所で現れた藤井棋聖の鮮烈な手順と構想力。一見危険な場所に飛び込むように見える8筋への玉寄りに、屋敷九段は「すごい手が出ましたね、また」、聞き手を務めた本田小百合女流三段は「これは何ですか!」と目を丸くし、視聴者からは「王様の大冒険」「こんなん見たことない」など驚きの声が多数寄せられていた。プロをも驚嘆させる自由で常識にとらわれない、藤井棋聖の“魅せる”将棋。ともに解説を務めた門倉啓太五段は、「玉が不安定だったので決して自信があった訳ではないと思いますが、相手に攻めさせないように手渡ししながらじりじりとリードを奪った藤井棋聖の強さが際立った一局。何か“新しい扉”を開いてしまった気がします。玉さばきというのはすごく難しいものでそれに特化した棋士もいますが、ただでさえ将棋の強い藤井棋聖が、更なる特殊能力を身に着けたのかなと見えました。独壇場で『藤井劇場』を見たなという感じでした」とし、更なる進化に脱帽した様子だった。- 2023年07月18日 第94期ヒューリック杯棋聖戦 五番勝負第4局 藤井聡太 vs 佐々木大地
どうも終盤にまたまた藤井七冠の「AI超え」があった模様で、「詰めろ逃れの詰めろ」の9五角(に繋がる6八とのタダ捨て)というのが「肝」のようだった- 2023年10月17日 第36期竜王戦 七番勝負第2局 藤井聡太 vs 伊藤匠
「第2局で新しい棋風の藤井竜王!解説も驚く藤井竜王の寄せ!」「終盤で解説陣やAIさえも動揺した藤井竜王の67玉」「届きそうで届かない藤井玉。絶妙な距離感を支配する盤上の竜王は、まさに圧巻! 良い子は真似せずに歩で受けましょう」- 2023年10月29日 第73回NHK杯2回戦第13局 千日手指し直し局 豊島将之 vs 羽生善治
ライヴで観戦して名局を確信- 2023年11月10日 第36期竜王戦 七番勝負第4局 千日手指し直し局 藤井聡太 vs 伊藤匠
最終盤では藤井竜王が異次元の“37手詰”から鮮やかに勝利。解説の深浦康市九段も「一人だけずるいよね!こんな難しい順、瞬時にわかっちゃうんだもん」とぼやかずにはいられない様子だった。「歴史に残る37手詰、駒余りナシの芸術!」「研究を撃破した衝撃の飛車切りから、最後の37手詰め! 見所満載の面白い将棋でした」「え!? 実戦の中で駒を余らせずに37手詰めを!?」「21手詰めをスルーして37手詰めで仕留めるとか。もうホント意味がわからん」「37手詰めって人ができていいことなんですか」「最後は解説者を置き去りにする詰将棋を展開するも、途中でもっと早い手順に気づき反省しながらの勝利とか、地球上のみんなが置き去りになってた」- 2023年12月13日 第37期竜王戦 1組ランキング戦 永瀬拓矢 vs 佐藤康光
「日本将棋連盟会長職の退任を表明し、羽生善治九段にバトンを渡した54歳の佐藤康光九段。肩の荷が下りたか、盤上では元気に『丸太』を振り回している。第37期竜王戦1組の初戦となった永瀬拓矢九段戦では、相手より早く1分将棋になりながらも、仕掛けられたワナを全て見抜いて白星を手にした。若かりし頃『1億と3手読む』と称された読みの力と圧倒的な集中力は今も健在だ」「『良い子はまねしてはいけない』佐藤九段の大胆な玉上がり」「玉の薄い後手が先攻、敵の馬を封じ込める巧妙な指し回し」「練習将棋では持ち時間が短いほど、佐藤九段は強い。信じられないくらい深く、正確に読んでいて若々しいです(高見七段)」「『根性将棋』の永瀬九段、巧妙な桂打ちから猛烈な追い上げ」「馬のタダ捨て、瞬時にワナ見破った佐藤九段に『1分将棋の神』」「百戦錬磨、最後のワナも妙手でくぐり抜けた佐藤九段」