SUACオープンキャンパス2019・模擬授業
インタラクティブなメディアデザインとは
2019.08.11(Sun) 13:00-14:00 南279
長嶋洋一 (デザイン学部) ★
インタラクティブな学生メディアアート作品の実例
Part 1 「メディアデザイン」って何?
- デザインとは - 新しい何かを創り出すこと
- メディアとは - 見回してみれは何でも「メディア」
- 「メディア作品」(アニメーション作品)の実例から紹介(本編+メイキング)
- 映像作品だけでなくグラフィック(書籍・ポスター・絵本・Web等)もメディア作品 → オープンキャンパス・デザイン学科展示をご覧ください
- 最近ではグラフィック業界は「紙」だけでなく「Web」や「デジタルサイネージ」も同時にデザインする時代
- 「デザインの基盤にサイエンスあり」 --- 知覚心理学/錯覚
- 静止画なのに動いて見える錯覚
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- キムタク錯覚
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- 立体/平面を見る(撮影する)角度による錯覚
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- 無限に上昇する音/無限に下降する音
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- 「残効」による錯覚
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- 新しく報告された「錯覚」(理論的解明はまだ)
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- ムンカー錯視
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- 動画による「運動錯視」サンプル
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Part 2 インタラクティブなシステムとは
- インタラクティブ(対話的)とは - その場の状況/働きかけによって変化する
- 映像・グラフィックは「固定(再生)メディア」、ゲームはインタラクティブメディア
- インタラクティブ・システムの3要素 - センサ(入力)→アルゴリズム(関係性)→ディスプレイ(出力)
- 「ゲーム」・「科学館体験展示」・「テーマパークの仕掛け」なども全てインタラクティブなシステム
- ロシアでの講演でも興味を持つ市民がたくさん来訪(2016)
モスクワ
エカテリンブルク
- 卒業生が就職後にデザインしたインタラクティブ・システムの事例 → 現在は「チームラボ」に転職して活躍中(^_^)
- 去年12月に「大垣MakerFair」で発表した作品「召喚 ICカードバトラー」の例(3回生+2回生2人と共同制作して展示発表)
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- SUAC学生の作品例 → あとで時間があれば動画紹介します
→ 時間がなかったらこちらをどうぞ
Part 3 インタラクションのデザインを学ぶ
- 必要となるのは - プログラミング(アルゴリズム) ※デザイナは世界(ルール)を創る「神」
- 2回生前期科目「サウンドデザイン」の例から"Max"の紹介
- 過去のオープンキャンパスのためにMaxで作った「自撮り鏡」のデモ
- スマホ/タブレット/パソコンのインターフェースだけじゃ面白くない!! → 新センサ・新楽器を創るデザイン
Part 4 作品の事例紹介や実演デモ
- 今年の2回生前期「サウンドデザイン」課題 - Maxを使ったインタラクティブ作品例
- 今年の3回生前期「音楽情報科学」課題 - 「錯覚」のプログラミング作品例
- 新入生プロジェクト 「ジャミネータと遊ぼう」
- 「触覚/触感センサ」の応用 → リハビリ/福祉への応用
- デザインには「ニーズ指向」と「シーズ指向」があり、新センサを使うアプローチは典型的なシーズ指向デザイン
- 日本発「PAWセンサ」
- 1個のPAWセンサでの実験と学生作品
- 10個のPAWセンサ(新楽器「MRTI2015」) →
Arizona
Singapore
- 8個のPAWセンサ(PAW-eight) → リハビリ共同研究
- 新・触覚センサシステム「PAW-double」
→ これを活用した今年の3回生前期「音楽情報科学」課題作品
- 生体情報センシング - 「筋電」と「9次元ベクトル」と「脳波」
メディアアート(インスタレーション等)の例
- 時間の関係で過去の作品事例の紹介はごく一部ですので、興味のある方は、後日、以下のリンクを参照して下さい