「ジャバラ」変換のためのMaxパッチ

2017年7月 長嶋洋一


      • 「音楽情報科学」の最終課題のMaxパッチで、小池さんが「お札をジャバラにした時に顔が面白くなる」というのをライブカメラでやりたい・・・と言ってきました

      • jitterでカメラ画像を短冊のように横(X)方向に分割して、それぞれの短冊が左端から右端までリニアにY方向に拡大すれば、それを短冊ごとに左右反転して貼り合わせると出来る・・・と作戦は簡単に立ちました

      • しかし調べてみると、過去にやったアフィン変換では「長方形→平行四辺形」にしか変換できないので、今回は「長方形→台形」という射影変換(Projective Transform)が必要である、と文献を調べて判明しました

      • jitterには幸い、「mxform2d」という、3×3マトリクスの変換オブジェクトがあり、この9個のパラメータを変えると射影変換も出来る、と分かりました

      • 結局、約6時間かかって、文献も合わせてJabara.zipというデータにまとめて、以下のように小池さんにメイルで届けました
        半日かけて「ジャバラ」のテンプレートを作りました。(^_^)
        添付を解凍して出来るPDFとJPGは理論的文献です。ここから調べました。
        アフィン変換では駄目で、射影変換Projective Transformというのが必要だと分かりました。
        2つのMaxパッチがありますが、Jabara02が、カメラ画面を4分割したもので、すごくデフォルメしたジャバラになっています。
        この変形パラメータは、Jabara01の3次元行列のそれぞれの係数を、試しに設定した台形を画面一杯まで拡大するように
        試行錯誤で探します。変形度合いはこれで変えて、あとはジャバラの枚数を増やすのはこの2つのサンプルから単純に増設可能です。
        どこまで出来るか、頑張ってみてください。

      • 実際に試してみたのが この動画 です。(^_^)