42虎 レポート

2014年8月 長嶋洋一

42虎の募集

オープンキャンパス1日目

オープンキャンパス2日目

打ち上げ


山田 真実

虎、というチームに入って靄夜の組立とオープンキャンパスのスタッフという仕事に関わらせて
頂いた。瞑想空間での靄夜の組立は凄く複雑、というわけではなかったが、とにかく数が多く
大変な作業だった分、部屋を暗くして小さな蛍が空間にぱっと浮かび上がった時の喜びも
とても大きかった。また、指揮をとって頂いた先輩方も親切で優しく教えてくれた方ばかりで、
今回とてもいい経験をすることができた。

オープンキャンパスでは、特に大変だったのはどうしたら来訪してくれた方々に作品に興味を
持ってもらえるか、ということを念頭に置いて説明する事だった。中でも来年、または再来年
受けるかもしれない高校生に、面白い、自分もやってみたい、作ってみたいといかに思わせる
か、と話す内容を試行錯誤するのが楽しかった。

靄夜の設置とオープンキャンパスでの活動は虎に入ったからこそ出来る経験だった。
長嶋教授に感謝し、この経験を次に繋げることが出来るように、後期も頑張りたい。

高橋 麗

今回虎のメンバーとして、多くの作品に関われたことは、他では得られない貴重な体験だった
と思う。先輩の作品設置では、壮大な作品がどのように構成されているのか、考えながら、
そして製作した先輩本人に教わりながら、自分の手で素晴らしい作品を美しい形にできたことで、
結果的に、今後の自分自身の創作活動への意欲が高まることとなった。オープンキャンパスでも、
様々な分野の優れた作品を体験しながら見れたことや、設置できたことは、私の中で表現する
手段を拡張させる技術、知識として消化することができた。何れも肉体的な疲労が僅かながらも
伴った分、より鮮明に抱いた感情が後を引いているので、この感覚が消えないうちに、得たものを
自分の作品製作に繋げていきたい。

中畔 七海

42虎に参加し、たくさんの作品を見ることができた。大学に入り、とにかく何か
やりたいという思いで参加したのだが、本当にやってよかったと思っている。
先輩の作品「靄夜」の設置では、このような大掛かりな作品も作ることができる
のだと知ることができた。1回目の設置では、どんな作品ができるのかが予想も
つかず、とにかく作業を淡々とやっていく感じがした。しかし、完成したものを
見たときにとても感動した。真っ暗な瞑想空間で光が点滅したり、上下したり。
床に寝そべって見ると、光が自分に向かって降りてきているような感じがして不
思議な感覚だった。
先輩方と、先輩の作品に関わることができてとてもいい経験になった。

オープンキャンパスでは、さらに他の先輩方の作品に関わることができた。会場
準備から作品の設置と起動、来てくれた高校生や保護者への説明、最後に撤収。
全てを自分たちでやったという達成感が大きかった。
作品を見て「すごい」と口にする人達を見て、私もそういう作品を作れるように
なりたいと思った。
全てはこの42虎に参加したからこそ思えたことであり、体験できたことなので、
この経験を生かして今後の大学生活に繋げていきたい。

小崎 詩由

42虎では靄夜の組立とオープンキャンパスのインスタレーションの展示を中心に活動
しました。
靄夜の組立はすごく手順が多くて、一人ではできないものでした。みんなで協力して
組み立てていって、出来上がった時には達成感がありました。
自分の作品ではないけれど、作品が完成する瞬間の嬉しさを味わえて感動しました。
オープンキャンパスの準備でインスタレーション作品の設置をしました。作品の内部
を見たり実際に組み立てたりする中で、自分では思いつかないようなアイデアに出会い、
刺激になりました。

オープンキャンパス当日はインスタレーションの説明をしました。初めは、やってみ
てください、と一言声をかけるのが難しくておどおどしてしまいました。
けれど続けていると少しづつ慣れてきて、どう説明するするとわかってもらいやすい
のかを自然と考えて動いていたと思います。
来場してくれた人たちに楽しんでもらえるような対応を考えて、実際にやるのは難し
かったけど良い経験になったので参加できて良かったです。

私は自分で動くことが苦手で、でも何かやってみたいという思いから虎の穴に参加し
ました。参加するかどうかをかなり迷っていた記憶があります。けれど今回虎の穴では
インスタレーションの他にも、学校の施設を見たり、国内外の名作動画を見たり、私が
普通にしていてはできなかったいろいろな体験ができて本当に良かったと思います。
この経験を今後の活動につなげていきたいです。

黒川 菜摘

わたしは大学に入学してから、自分がとにかく無知であることを思い知らされました。
そこで何か行動を起こすべく42虎に参加することを決めました。

まず、様々な作家の映像作品を見られたことはよかったです。自分では思いつかない
ような表現方法などをたくさん吸収出来たと思います。そして、土佐谷さんの作品の
組み立てに関われたことも、いい経験です。わたしはもともとプロジェクションマッピング
等の光を扱った表現技法に興味がありました。しかし、土佐谷さんの作品のように、
暗闇の中にたくさんの光を浮かばせることで、実際は四角い部屋の中なのがまるで
果てのない広い星空の下にいるような気分になる、そんな表現があることも知りました。
また、はさみを鳴らすと部屋中の光が強弱をつけながらざわざわと音を立てるのも
とても幻想的でした。

オープンキャンパスではデザイン学科を志す人やその保護者の方に受験について
いろいろ聞かれたにも関わらず、フニャフニャとした回答しか出来なかったのに
不甲斐なさを感じました。

今回の42虎に参加したことは本当によかったと思います。やりたい方向性については
結局はっきりとは決まっていませんが、だからと言ってふわふわと路頭に迷うのではなく
出来ることには今後もどんどん首を突っ込んでいきたいです。