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MUSIKTECHNIK

NAMM 2014: 日本発の新興電子楽器メーカー、QUICCO SOUNDが開発中のBluetooth MIDIコントローラー「G.16」

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NAMM Show開幕前日にお伝えした日本発の新しい電子楽器メーカー、QUICCO SOUND。そのブースを覗いてきましたのでレポートします。

QUICCO SOUND - G.16

QUICCO SOUNDは、日本の大手楽器メーカーに勤務していた2人のスタッフによって、昨年7月に立ち上げられたベンチャー・カンパニー。現在ではさらにもう1人、日本の大手楽器メーカーに勤務していた方が加わり、3人で製品開発を行っているそうです。

QUICCO SOUND - G.16

QUICCO SOUNDの最初のプロダクトとなる「G.16」は、ベロシティ/プレッシャー対応のパッドを16個備えたBluetooth接続のMIDIコントロー ラー。パッドの右側には、2個のタッチ・センス対応のボタンとカーソル・キーも装備し、ユーザーは各パッドに任意のMIDIコマンドをアサインして、 Bluetoothに対応したMIDI機器を自由にコントロールすることができます。プログラム・チェンジなどはもちろんのこと、Bluetooth通信 のレーテンシーが気にならなければ、MIDIノートなどをアサインしてもおもしろいのではないでしょうか。なお、MIDI出力端子も備えているので、ケー ブルで直接MIDI機器と接続することも可能になっています。リチウム・イオン電池内蔵なので、電源ケーブルなどを繋ぐ必要はありません。

「G.16」の大きな特徴と言えるのが、そのデザイン。パッドはマルチ・カラーで点灯し、“モノ”としてひじょうによく出来た仕上がりとなっています。

QUICCO SOUND - G.16

実はQUICCO SOUNDは、Kickstarterで資金を集めて話題となったiPad用キーボード・カバー、C.24を製作しているMiseluと協力関係にあり、 この「G.16」はC.24のスロットにピッタリ収まる設計になっています(C.24の鍵盤の上には、機能を拡張するための様々なペリフェラルを収納でき るスロットが備わっています)。まだ発売になっていないC.24ですが、「G.16」と組み合わせて使用することで、かなり本格的なキーボード・コント ローラーとして機能するというわけです。見た目的にも、C.24と「G.16」の組み合わせは、かなりイイ感じです。

QUICCO SOUND - G.16

QUICCO SOUNDのスタッフによれば、MIDIだけでなくOSC対応も考えているとのこと。ちょうど、QUICCO SOUNDブースにおじゃましていた際、Cycling ’74のデヴィッド・ジカレリが現れ、Max用OSCコントローラーとしての「G.16」に興味津々の様子でした。

QUICCO SOUND - G.16

発売は7月で、1万円を切る価格を予定しているという「G.16」。QUICCO SOUNDでは、「G16」の他にも様々な製品の開発を行っているとのことなので、日本発の電子楽器メーカーとして今後もぜひ注目していきたいところです。

QUICCO SOUND - G.16
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