37虎 レポート
2012年8月 長嶋洋一
梶井 椰子
私は今回、オープンキャンパスのインスタレーション展示の設営という形で37虎に参加させて頂きました。 この大学に入学してから、何か自分から動いて、何かやっていこう。自分に何かしらのチャンスがあったら 飛び込んでみよう、と考えていました。そう決意した矢先にあったのが37虎でした。 自分は実際この大学に入学して一体どんな事ができるのかと考えていましたが、37虎は自分にとって、 今後の具体的な指針になりました。歴代の先輩の作品や、その他のアニメーション作品を参考に見せて 頂けたという経験は、やはり自分の中でも大きく影響していると思います。 さらに、インスタレーション設営の中で自分がオープンキャンパスで体験して、高校生の時どんな仕組み なんだろう、と興味を持っていた作品の仕組みを理解出来た事は、本当に良い経験でした。 私がこの大学に入学しようと決意したのは、オープンキャンパスがきっかけだったので、自分も次の世代 の後輩がこの大学に入学したいと思うきっかけを作りたいと思っていました。しかし、結果的には後輩の ためだけではなく、今後の自分のためにも重要な体験になりました。 今後は自分が出来る限り色々な分野に手を伸ばして、さまざまな経験を積んでいきたいと考えています。 一つの作品を作る時、作品を作るまでに経験してきたすべての知識や技術や閃きが重要になると今回の 37虎の中で思いました。これからも色々なことに挑戦して、やがて自分もオープンキャンパスに何年も 展示してもらえるような卒業制作を作りたいと思います。 貴重な体験をさせて頂き、本当にありがとうございました。根木 隆之
僕は37虎でオープンキャンパスインスタレーションに参加するまで、文芸大の先輩の過去の作品が どのような物であるのか、漠然としか知っていませんでした。ところが、実際に先輩の作品に触れてみると、 それは実に緻密に計算されていたり、非常に斬新なアイデアが取り入れられたりしており、僕の想像以上 のものばかりでした。 中でも「乗るマウス」こと「らっとらいどらいと」は、中に普通のマウスが入っているだけのシンプル且つ わかりやすいつくりになっており、目のつけどころが違うと思いました。 また、オープンキャンパスにおいて様々な人とコミュニケーションを取ることで、作品について説明する スキルが上がりました。例えば、カラーオーケストラの説明では、作品の仕組みを理解していくにつれて、 実演をしたりしていく事で、より作品への理解を深めて貰えるように工夫をしました。 37虎での活動は、僕の今後の創作活動の参考になりました。僕は今まで、映像作品を作る事だけに 興味を持っていましたが、先輩の作品を知って、映像とモノを組み合わせた作品を作る事にも興味が 出てきました。坂下 由季
私にとっての37虎への参加は、これからSUACで何を学び、作るかを考える重要な一歩であったと 思います。失礼な話ではあるのですが、当初私は滑り止めで入ったこの大学のことをあまり知りません でした。入学した当初も先輩方が何を作っているのかも実際この大学で何が出来るのかも知りません でした。そんな中で「先輩のインスタレーションの展示だかなんだか分からないけど、とにかくやらない よりはマシだ!」とただ焦って37虎への参加を決意しました。 しかし37虎で先輩方の制作物に触れ、その仕組みや制作者の考えを知ることで自分がいるSUAC、 そしてメディア造形学科のことをより理解出来たと思いますし、今後の制作への大きな影響を受けました。 特にオープンキャンパスで作品の設営や展示に携われたことが大きかったと思います。例えば、山口翔 さんの風見屏風は実際に作品を組み立てることで仕組みをより深く知れましたし、来場者の人が楽しそう に体験している姿を見て「ものづくりって人を喜ばすことなんだよな」と自分が見失っていたものを再認識 出来ました。 私は、世界に通用するようなアートディレクターになり、多くの人を喜ばせるものを作るのが目標です。 そうなるためには今後、あらゆる表現や技術・知識を積極的に身につける必要があると思います。映像 以外にもモノを作ることや元々興味のあった広告、ブランディングもやりたいですし、何よりSUACには 自分のしたいことを実現出来るだけの設備と頼もしい仲間や教授達がいます。「作りたい」という熱意が あれば何だって出来るし周りは答えてくれる。37虎はSUACがそういう場所であることを知り、そして 自身が見失いかけていたものづくりへの思いを取り戻せた貴重な体験であったと思います。荒川 真子
今回、37虎オープンキャンパスインスタレーション展示に参加させていただきました。 私は高校時は普通科で、美術やデザインの知識もあまりないまま憧れのみでSUACに入学しました。 他の人よりも経験がないことは明らかであったし、SUAC入学時は期待と同時に大きな不安も感じて いました。でもだからこそ何かやらないと、という気持ちも強かったように思えます。そんな時にメディア 造形論で37虎の募集があり、とりあえずやってみるか!と思ったのがきっかけで37虎に参加させて いただきました。 37虎の活動では、過去の先輩方の作品に身近に触れることができたことで、その仕組みを理解する とともに、メディア造形学科の幅の広さにも驚かされました。映像作品が中心かと思いきや、乗るマウス や風見屏風などのみるだけではなく、実際に誰かに体験してもらって楽しむ作品もあり、映像作品だけで なく、そういった体験型の作品もつくってみたいと思うようになりました。特にカラーオーケストラはすごく 印象に残りました。また、37虎勉強会でみた海外や国内、先輩方の様々な映像作品も自分にとって良い 刺激になりました。 37虎での活動を通して、SUACではどういうことができるのか、より理解することができました。受け身の ままでは何も始まらないし、何かをやりたければ自分から飛び込んでいかなければならない、と思いながら もなかなか行動できない自分ですけれど、これからの大学生活の中で仲間や協力してくださる教授方と 共に、意欲的に様々な作品をつくっていきたいと思います。また機会があれば虎の穴に参加させていただき たいです。ありがとうございました!柳本 薫
今回は37虎としてオープンキャンパスの復刻展示に参加させてもらいました。 入学したてで、何かやりたい!と思っていところに長嶋先生のお誘いがあり、すぐさま飛びつきました。 私は先輩方のインスタレーション作品をみるのは初めてだったので、まずは作品を知ることからでした。 風見屏風におはなしパネル、はやくスシになりたいなど、さわってみて感動し、仕組みを知って感動し、 制作過程を知って感動し…感動の連続でした。実際に修理をしていく中で、特に修理をした風見屏風 では、羽根の微妙な向き加減や、配線の具合など細かいところまできちんと設計しているということが 分かり、想像を形にしていくことの難しさを知ることができました。 オープンキャンパス当日、様々な来訪者の方に説明をしましたが、どんな言葉ならこのインスタレーション の素晴らしさや良さを伝えられるか苦労しました。37虎の仲間たちの対応の姿なども参考になりました。 説明をして、体験をしてもらった方に『すごいね』といって驚いてもらうと、まるで私のことのように 嬉しくなりました。 今回の37虎をとおして、今後、積極的にいろいろな体験をしていきたいという思いが強くなりました。 単に作品作りだけでなく、見て聞いてさわってみて、吸収も大事にしていきたいです。しかしこのままでは 口だけの決意になってしまうので、この場をお借りして文面で決意を残させていただきます。 まず、先輩方のようにオープンキャンパスで私の作品が展示されるようなものを作っていきたいです! そして、私はこのレポートのような文章を書くのが苦手なので、文章力のレベルアップもはかりたいです! 37虎をとおして、貴重な体験をさせて頂きました。本当にありがとうございました。金重 祐香
37虎オープンキャンパスインスタレーシヨン展示に参加させていただきました。 私は、去年高校生の時オープンキャンパスにお客として参加しましたが、オープンキャンパスの裏に学生や 先生方の汗と努力があるとは思いませんでした。 大きなインスタレーシヨンをみんなで力を合わせて運んだり、いかにインスタレーシヨンの説明を分かりやすく するか考えたり、やることはたくさんありましたが、とても充実した経験ができました。他の人のやり方を見習って 高校生に話しかけてみたり、普段学べないことを学べました。 そして、オープンキャンパス中に他学科やサークルにお邪魔して写真を撮らせてもらえたのも良い経験と なりました。自分たちが行った準備や運営の仕方とは違った、その学科やサークルの運営に触れることが でき、これは取り入れてみよう!と吸収することができました。さらに写真を撮らせていただくにあたって許可を とるために今まで話したことの無かった学生と話せたり、交流の和も広がりました。とても楽しかったです。 私は37虎オープンキャンパスインスタレーシヨン展示に参加できてとてもよかったです。この、能動的に 動く感じを忘れずにこれからの大学生活もやっていきたいです。ありがとうございました!