24虎レポート集

2007年1月 長嶋洋一

瀧本 沙季

 今回、MAFスタッフとして初めて虎の穴に参加しました。ちょうど碧風祭がある
ということで初の虎での活動はデジカメで碧風祭の記録を収めることでした。最初
は何を撮れば良いのか分からず大変苦労しましたが、二日目からは自分の気になった
ものが見つかればとにかくシャッターを押していました。初の碧風祭参加でしたが、
 違った角度から祭りを見ることが出来、大変勉強になりました。そしてメインの
MAFですが、限られた時間で先生達が必死になって作品を作っていたことが強く
印象に残っています。時間と戦う先生達を間近で見て、一つの作品を作る大変さが
よく分かりました。MAF期間中に参加した人達の作品を見ましたが、メディアの
範囲の広さ を知り驚きました。私はそれまで造形を盛り込んだ作品は難しそうで
出来そうにないと思っていましたが、今回作品を見て、難しくても作ってみたい
という気持ちになりました。そして来年は作家としてMAFに参加したいです。
いろんな刺激を与えてくれた長嶋先生には感謝しています。そして同じ24虎の
皆と活動出来てよかった です。

任田 沙恵

 思い起こせば某授業にて長嶋先生に軽い気持ちで友人と話しかけた事がきっかけ
で今回この24期虎の穴(通称24虎)に参加する形になったわけですが、2006MAF
を終え、24虎を解散した今とてもいい経験をさせてもらったと心から思っています。
碧風祭でのデジカメ、ビデオ撮影は、機材の使い方や画面のとり方、そして「カタチ
に残す」楽しさを体感でき、MAFでは一つのイベントをつくり上げていく過程に
自分が参加しているという充実感、イベントが成立したときの達成感を感じること
ができました。普段なかなか見る事のできない先生や先輩、アーティストの方々の
作品製作の場を見ることができたし 、何よりMAF開催間際の“修羅場”というヤツ
をそれはもう生々しく体感できて大変参考になりました…。今回MAFに自分の作品
は出展しませんでした(できませんでした…)が、次回は是非とも出展という形で
の参加を目指したいです。
 そしてMAF開催期間中長嶋先生の研究室で作らせてもらったクレイアニメですが、
人形一つ立たせるだけでも大変でものづくりの難しさを改めて実感しました。とり
あえずやってみよう感覚で作った絵コンテさえ無いノープラン作品ですが、失敗を
重ねに重ね、時には失敗したまま突っ切ったりしながらなんとか完成させれば(本人
的には)可愛いもので、不細工なりにも頑張っ た思い出の作品となりました。
 撤収日に世界で活躍される様々な作家さんの作品をDVDで見せて頂きましたが、
やはりどの作品も作家さん独自の世界観があり、ストーリーやメッセージ性があって
一度みたら忘れられないようなインパクトがありました。自分独自の作品をつくって
いくためにも、 今回のDVDのようにもっと様々な作品に触れて感性を磨いていきたい
と思いました。

野口 佳恵

 今回、メディアアートフェスティバルのスタッフとして参加させていただいたのは、
どんどん新しいことを経験していきたいという思いからであったが、実際参加して
みて、裏で支える仕事というものがいかに大きく関わってくるかということが学べた。
会場の照明による作品の見せ方、作品の配置等のひとつひとつにまで細かい 微調整が
必要であり、普段からいいかげんな性格である自分にとってはとても学ぶべきところ
であった。そして、作品製作者ならではの配置へのこだわりなども見受けられ、そう
いったひとつひとつの細かいところにまで目をくばる姿勢が大切だと分かった。
 一番大変だったのは初日の準備であったと思うが、普段の授業では個人での作業が
多いので、会場設置などのチームワークを要する作業をするいい機会だったと思う。
スタッフ間での意見の相違も多少あり、お互いに異なる意見を出し合うことができた。
そういった異なる意見を聞いて感心させられる部分もあり、いい刺激を得られた。
また、私自身は西ギャラリーの、あるインスタレーションの電源 の入り切りを担当し、
時間を守って作業することの責任感を感じられた。一日目は多少のトラブルはあった
ものの、徐々に改善されていき、それぞれの作品がたくさんの方に楽しんでいただけた
と思う。西ギャラリーの作品はどれも個性が光り、また楽しめるものだった。とくに
インタラクティブなものが多く、「ユーザー自身が作品を作っていく」という要素も
含まれていたり、見る人を考えさせるような雰囲気を漂わせる作品は、どれも本当に
素晴らしかった。また、瞑想空間でのアニメーション作品上演も、オリジナリティ
あふれる作品ばかりで、ストーリーの中に引き込まれるような味わい深いものばかり
だった。他にも坂根厳夫氏の講演会に参加したり 、インスタパフォーマンスを鑑賞
したりと、有意義な時間を過ごすことができた。
 空いた時間には長嶋先生にアニメーション制作体験をさせていただいたり、数々の
アニメーション作品を見潰させていただいたりと、アニメーションに興味のある私に
とってとても有意義な時間が過ごせた。初のアニメーション作品は紙粘土で即興で
作ったが、その後見た著名な作家によるアニメーション作品集をみて、シナリオが
いかにしっかりしているかが大切だと分かった。確立したイメージを頭の中にしっかり
持って制作することが、奥深い雰囲気やキャラクターの表情が味わえる作品作りに結び
つくのだと思った。
 撤収作業は比較的手際よく終わり、あっという間の五日間であったが、とても充実
した体験ができたと思う。何より、細かいところにでも心配りができることの大切さ、
いかに周囲をみて考えて動けるか、といったことが大切だと分かった。そして、これ
からの作品作りに生かしていきたい作品、講演なども味わえ、たくさんの経験が積めた
いい機会であった。これらの体験を糧 にして、これからの学校生活を有意義なものに
していきたい。

小畑 海香

 今回初めて虎に参加しました。私にとって大学に入って初めての授業以外で先生方と
関われる経験でした。
 夏休み前に23虎の3人がアニメーション作りに奮闘している姿を見ていたので虎が
どんなものなのか自分なりに想像して応募したのですが、そもそも取り組むものが
違ったので予想外の連続でした。
 24虎の主な仕事はメディアアートフェスティバル2006のコアスタッフです。フェス
ティバルではいろいろなメディアを用いたアート作品が発表されるので、今まで美術館
などで見てきた展覧会の準備を大筋で体験できたようでとても興味深かったです。ギャ
ラリーの壁や衝立を動かして展示スペースを作ったり、順番や位置を考えて作品を展示
したり、作家(出品された先生方など)の指示にあわせてスポットライトを調節したり。
何もなかったギャラリーがみるみる展覧会の会場のようになっていくのを見ながらの
仕事はとてもやりがいがありました。
 しかしそこで思ったのは、いくら私たちがスポットライトを当ててみたからといって、
そこに作品がなければ何にもならないということです。今この学内ギャラリーの一角が
面白い展覧会の場になっているのは置いてある作品がいいからです。12月の後半明かり
がつきっぱなしだった教員塔11階の部屋にこもって作り上げた先生方や先輩方の作品が
すごいからです。
 普通に美術館やギャラリーに行って展示してある作品を見ても作家が何をしているの
かということは作品を介してしか分かりません。けれど、今回の虎でメディアアート
フェスティバルにスタッフとして関われたことによって作品を作り展示する人が何を
しているのかよりよく知ることができたし、なにより作品を発表するということをより
身近に感じることができました。
 私は今回のメディアアートフェスティバルについては、作品を応募しようと試みた
ものの間に合わせることができませんでした。しかし次こそは、直前は徹夜もしたと
いう先生方を見習い、きちんと作り上げて作家として参加したいと思います。また、
せっかく学内ギャラリーの仕組みも知ることができたので自分たち学生主体の作品発表
の企画もぜひやってみたいです。
 今回の虎でいろいろ新しい経験や作品作りに関しての取り組み方を知ることができ、
自分にとってとてもプラスになりました。この機会を与えてくださった長嶋先生を
はじめ、私たちの見本になるものをたくさん見せてくださった先生方や先輩方に感謝
するばかりです。
 24虎はこれでおしまいですが、この経験を生かしこれからもいろいろなことに積極的
に参加していこうと思います。長嶋先生、どうもありがとうございました。これからも
よろしくお願いします。

前田 侑穂

 24虎に参加して、まず始めに碧風祭の撮影をしました。私はおもにビデオ撮影を
していたのですが、ビデオは使った事がなかったので、使い方を覚える良い機会にな
りました。ビデオは重いし手がふさがって不便だったけど、カメラでは残すことので
きないその場の雰囲気・映像等、ビデオにしかない利点を見つけることが出来まし
た。ステージを撮る時にビデオを支えて、動かさないようにするのが大変でした。ビ
デオを何十分か固定していただけで手足がしびれ、立てなくなったりしました。しか
も、ビデオを撮影している最中は自分の声が入るので、黙っていなければいけない事
がとてもつらかったです。歩きながら撮影したり、ズーム・ズームアウトしたりし
て、自分で撮りおえたテープを見ていないけど、雑音(おもに自分の声)が入ってい
たり、ガタガタに手ぶれしていると思います。今回の撮影を終えて、撮る技術を磨き
たいと思ったし、もっと違う視点から撮れるようになりたいと思いました。
 ハンダ付けは細かい作業でした。先生のレベル段階の進め方がとても良く、簡単な
ことから段々難しい作業になり、最終的にハンダ付けが完成して良かったです。ハン
ダ付けの作業は、ブロックの取り付けから線の取りつけ、ハンダの間隔も広いものか
ら狭いものに、徐々に難易度が上がり、コツをつかんだと思っても、隣同士でハンダ
がくっついたり、線を焦がしてしまったりして難しかったです。しかも時間がかかっ
てすみませんでした。長嶋先生はこの作業をてきぱきやっていてすごいと思いまし
た。作った回路がパソコン上で確認しながらパチパチ動いたとき、ちゃんと動いてい
て、これをくっ付けたのだと思うと嬉しかったです!
 長嶋先生と古田先生が撮影スタジオでパフォーマンスの設置相談をするのを見学に
行った時、1時間程の打ち合わせで、背景の壁に映像を映して確認し、立ち位置や機
材の場所、照明の明るさ等、物事が坦々と決まっていく様子をみていて、こうゆう風
にやっていくのだと勉強になりました。
 MAFでは、丸1日準備をしました。西ギャラリーのセットをしていて、西ギャラの使
い方・仕組みなど、準備の手伝いをしないと分からなかった事、知らなかった事ばか
り(電気の取り付け、パネル増設作業等)だったので、為になりました。その他に、
製作者・作品の紹介板を作った時、ハレパネを使って固定したものの、不安定で後ろ
から見ると見栄えが悪かったりと、なかなか上手くいきませんでした。次回はもっと
良い方法で作りたいと思いました。
 MAFの期間中、実際にパフォーマンスを見た時は、見学の時に見た仕掛けが作品に
反映されていて、こうなるのかと驚かされました。ムービー・シアターは、どの作品
も構成がちゃんとしていて凄かったです。時間も忘れて流れる映像に夢中になってい
ました。インスタ・CGも、こういう物が作れる人が身近にいるのだと思ったし、作り
たいと思わされました。設置日に段々と組み上げられていった作品たちを見て、ただ
ただ感心しました。
 今回はスタッフとしての参加だったけど、関われた事に意味があったと思うし、多
くの作品を間近に見ることもでき、いろいろと参考・勉強になりました。今度は何か
記録に残ることをしようという気持ちにさせられました。
 2006年10月にあったオープンキャンパスの片付けの(飛び入り)参加をして
から、もっと何かに貢献したいなと思っていたので、今回の虎ではまた貢献すること
ができ、しかも色々な経験ができて良かったです。今思えば、長嶋先生はとても計画
的で、ちゃんと予定を立てて物事を行っていて、お手本のような存在だと思いまし
た。私は、全く計画性がなく行き当たりばったりなので、長嶋先生のしっかりしたと
ころを見習いたいです。長いようで短かった2ヶ月間でしたが、長嶋先生と24虎メ
ンバーと一緒にとても楽しく過ごせました。長嶋先生には本当にお世話になりまし
た。機会があればまた皆で集いたいです。ありがとうございました。