[新] マルチメディア室の使い方 (2006年4月より)

  1. 全般的な注意点

    1. 土足厳禁です。北側入口から入室して必ずスリッパに履き替えて下さい。 靴箱の番号で出席を記録する講義もありますので、基本的に自分の番号の 靴箱を利用して下さい。

    2. 飲食物持ち込み厳禁です。 ルールを守らない者は、今後マルチメディア室の利用を一切禁止されることになります。

    3. マルチメディア室はSUACネットと接続・連携しています。ブラウザを利用して インターネットをアクセスする場合のプロキシサーバのID/パスワードはメステ等と 同じです。

    4. 個々のパソコンにローカルにデータを置いたままにすることは禁止 (基本的にはログアウト時に自動消去)です。自分のデータのバックアップのためには、
      • フラッシュメモリスティック
      • 外付HDD (IEEE1394 or USB2)
      • 持参したブランクCDROM or ブランクDVDに書き込み
      • SUACネットの自分のRドライブへ転送(後述)
      のいずれかの方法をとる事になります。 他人に迷惑をかけるような大きなデータが個人ディレクトリ内に発見された場合、 予告なくスタッフが消去しますので注意して下さい。 ソフトによってデスクトップに新たにデータ等が置かれた場合には最後に必ず消去しておいて下さい。

    5. マルチメディア室は工房ですので、講議の時間帯にSUACスタッフが開け閉めして、 通常は施錠されていて利用できません。課題制作などで講議時間外に利用したい場合 には、その都度、事前に関係する教員に必要書類を提出して許可を受けて下さい。 この書類を提示して、実習指導者に開けてもらい、最後は施錠してもらうという 運営です。教員の許諾のもとで学生が利用しているところに、許可されていない学生が 入室して利用する、それを黙認する、というのはいずれも禁止行為ですので注意して下さい。

    6. マルチメディア室のiMacG5コンピュータでは、デスクトップ(壁紙)、ドックなど環境の設定・変更については 指示のあったことだけ実行して、他のカスタマイズは行わないで下さい。

    7. マルチメディア室のコンピュータに入っているソフトウェア、共有データ等は全て、正規にSUACが 購入してユーザ登録している著作物です。これを不正コピーして持ち出すという行為はSUACネットの 利用規定違反、著作権侵害、さらにSUAC名の登録ソフトが流出する対外的な信用問題ともなる、重大な 不正行為です。その代償はマルチメディア室の利用禁止などでなくSUACネットの全面的利用禁止、 あるいはSUAC除籍という可能性もあります。あらためてソフトウェア著作権の意義を再確認しましょう。

    8. Macを持っている人で、自分でCD-Rなどのメディアに格納した「フリーウェア」「シェアウェア登録 したオンラインソフト」「購入したソフト」などのプログラムを持ち込んで、マルチメディア室のコンピュータ で利用したい、と思う人は少なくないでしょうが、これは基本的に禁止です。理由は、ウイルス感染等のリスク を発生させるからです。マルチメディア室のMacに入っていないソフトで、作品制作などのために利用したい ものがあった場合には、まず長嶋に相談して下さい。必要なものはチェックした上で対応を指示します。

  2. Macintoshの操作方法

    1. Macの立ち上げは、ディスプレイ後面にある電源ボタンを押して下さい。サウンドの設定によっては 起動サウンドが鳴らない場合もあります。

    2. ログイン画面には、「Administrator(管理者)」「kanri」「一般ユーザ」の3種類があります。 通常の講義では、「一般ユーザ」を選択します。このログインの情報(IDとパスワード)は、 SUACネット(メステ等)にログインする場合のものと同じです。 正常にログインすると、以下のようなデスクトップが現れます。 「download」というディレクトリのエイリアスについては、そのままにしておいて下さい。

    3. デスクトップ中央下部にあるのが「DOCK」です。これがソフトを使う場合に邪魔になる場合には、 アップルマークの下のメニューから「システム環境設定」を選んで

      その中の「DOCK」を選んで

      「DOCKを自動的に隠す」というチェックを入れます。これによりDOCKは隠れて、カーソルを 持ってきた時にだけ出て来ます。

    4. アプリケーションはエイリアス(ショートカット)をデスクトップに置いたり、DOCKに並べたりして いません。このため、アプリケーションは以下のように呼び出します。 まず、デスクトップ右上の「Macintosh_HD」をダブルクリックで開き、その中の「アプリケーション」を 開きます。

      この「アイコン表示」だと、以下のようにたくさんあって捜すのが大変です。

      お薦めは、以下のように表示を「階層的なリスト表示」にしたものです。これで必要なソフトを捜します。

    5. 「ショートカット」には
      • 「アップルキーと "C" キー」--- コピー
      • 「アップルキーと "V" キー」--- ペースト
      • 「アップルキーと "D" キー」--- 複製
      • 「アップルキーと "A" キー」--- 全てを選択
      • 「アップルキーと "X" キー」--- 消去(delete)
      • 「アップルキーと "W" キー」--- ウインドウを閉じる
      • 「アップルキーと "S" キー」--- 保存する
      • 「アップルキーと "E" キー」--- 編集する
      • 「アップルキーと "Q" キー」--- 終了する
      • 「アップルキーと "I" キー」--- 情報(プロパティ)を見る
      などがあります。

    6. 画面全体をPNGファイルに次々と番号を増やしながらスクリーンショットを撮る、というのは
      「シフトキーとアップルキーと "3" キー」
      という、同時3キーのプッシュにより実現しています。

    7. インターネットのアクセスを行うブラウザは、SafariとFirefoxがあります。 以下はFirefoxの場所です。

      Firefoxでは、デフォルトでSUACの公式ページ(一般のインターネット向け、プロキシの外側)を開くように なっているので、SUACネットのプロキシサーバの認証を聞かれます。

      ここではメステ等と同様に、SUACネットのログインでなくて、それぞれ別個に持っている、 プロキシサーバのアカウントとパスワードを入力します。「パスワードマネージャに記憶する」 というチェックは、個人情報保護のために入れないで、いちいちここで手入力して下さい。 正しければSUACのページとなります。

    8. 終了する時にはまず、必要なデータをバックアップします。(下記)
      次に、自分のディレクトリに出来たデータをゴミ箱にドラッグして、アップルマークの メニューから「ゴミ箱を消去する」を選んで消去して下さい。
      そして、「ログアウト」でなく「シャットダウン」して下さい。

    9. これ以外のMacintoshの使い方は、講議の中で適宜、説明していきます。また、個々の ソフトの使い方はそれぞれの中で解説します。

  3. データのバックアップ方法

    1. フラッシュメモリスティック

    1. フラッシュメモリスティックは、基本的にWindowsXPと共通に使えます。

    2. フラッシュメモリスティックを、コンピュータ後面のUSBコネクタに挿します。 小容量のものはキーボードに挿してもOKですが、 大容量タイプは必要電流の制限を超えて使えない場合があるので、 基本的にはパソコン本体に挿して下さい。

    3. デスクトップにアイコンが現れて、HDDの一種のように扱えますので、必要なデータを ドラッグしてコピーします。

    4. バックアップを終了してフラッシュメモリスティックを抜く時には、アイコンをゴミ箱にドラッグして、 デスクトップからアイコンが消えるのを確認してから抜きます。これをちゃんと行わない場合には、 データが壊れたりフォーマットし直すトラブルとなったりするので注意して下さい。

    2. 外付HDD (IEEE1394 or USB2)

    1. 外付HDDは、基本的にWindowsXPフォーマットのものは共通に使えます。 Macフォーマットのものは、Windowsでは認識できないので注意して下さい。

    2. 外付HDDのインターフェースは、IEEE1394(Firewire)、またはUSB2(またはUSB)の両方が使えます。 HDDの電源供給が別途に必要のものは、その電源も用意して下さい。

    3. 外付HDDのIEEE1394インターフェースは、コンピュータ後面のIEEE1394に挿します。 外付HDDのUSB2インターフェースは、コンピュータ後面のUSB2に挿します。 別途に電源供給するタイプはキーボードに挿してもOKですが、 基本的にはパソコン本体に挿して下さい。

    4. デスクトップにアイコンが現れる(マウントされる)ので、必要なデータをドラッグしてコピーします。 以下は、デスクトップにある多数の「ピクチャ」というデータを全て選んで、マウントされた 「75GB-3」というHDDにコピーした模様の例です。

    5. バックアップを終了して外付HDDを取り外す時には、アイコンをゴミ箱にドラッグして、 デスクトップからアイコンが消えるのを確認してから抜きます。これをちゃんと行わない場合には、 データが壊れたりフォーマットし直すトラブルとなったりするので注意して下さい。

    3. 持参したブランクCDROM or ブランクDVDに書き込み

    1. このバックアップは「ライトワンス」です。追記は出来ず、書き込んだ容量に関わらず、 後に追記書き込みは出来ませんので注意して下さい。

    2. ブランクCDROMまたはブランクDVDROMを、本体右側のディスクスロットに静かに挿入します。 途中まで入れると、ドライブが吸い込んでくれますので無理には入れないで下さい。

    3. 生ディスクが認識されると、書き込みモード(Finder/iTune/iDVDなど)を聞いてくるので、 「Finder」を選択して、適当な名前を付けます。

    4. デスクトップに生ディスクのアイコンが出来るので、これを開いて、 必要なデータをその中にドラッグしてコピーします。

    5. バックアップするデータのコピーが終わったら、この生ディスクのアイコンをゴミ箱にドラッグします。 ただしゴミ箱が「ディスクライタ」のアイコンに変わっています。ここにドロップします。

    6. 「書き込みモード」について聞いてくるので「最高速」を指定します。

    7. 書き込みが完了すると、デスクトップのアイコンはそのままデータCDR/データDVDRになっています。 これをゴミ箱にドラッグドロップすればEJECTされて完成です。

    4. SUACネットの自分のRドライブへ転送

    1. メステやGWS室など、SUAC学内のWindowsシステムでは、それぞれ自分のサーバ領域を持っています。 このRドライブの中に、マルチメディア室のMacから共有する領域を設けて、 以下の方法によりデータの置き場所(バックアップ)として活用できます。
      まず、デスクトップをクリックして左上の表示を「Finder」として、 以下のように「移動」の中の「サーバへ接続...」を選びます。

    2. 以下のように「サーバへ接続」という画面が出るので、ここに学籍番号を (この例では) 「smb://172.16.8.88/homes/g0123456」 と入力して「接続」をクリックします。 なお、このIPアドレスの数字については、以下のように学生(学年ごと)と教職員とで違います。 自分の該当するIPアドレスを指定しないとログインできないので注意して下さい。

      ユーザ種別IPアドレスサーバ名称
      Rドライブ(教職員・大学院生)172.16.8.88sinas01
      Rドライブ(2003年入学[4回生])172.16.8.89sinas02
      Rドライブ(2004年入学[3回生])172.16.8.89sinas02
      Rドライブ(2005年入学[2回生])172.16.8.90sinas03
      Rドライブ(2006年入学[1回生])172.16.8.90sinas03
      Rドライブ(2000-2002年入学)172.16.8.90sinas03
      Rドライブ(2007-2008年入学)172.16.8.91sinas04

    3. 以下のように「サーバへ接続中」と表示された後に

    4. 以下のように認証(ログイン)を聞いてきますので、SUACネットへのログインをします。 名前のところは「g+学籍番号」、パスワードはプロキシでなくてSUACネットのログインパスワードです。

    5. すると、以下のようにデスクトップに自分のログインネームをホームとするウインドウが出て来ます。

    6. 表示を以下のように階層表示にすると、自分の番号だけでなく多数のログインネームが並んでいますが、 この中身は他人ですので見えません。

    7. データのバックアップは、以下のように自分のディレクトリにドラッグするだけです。逆もドラッグでOKです。

    8. 以下のようにデータがコピーされました。これでiMacG5をシャットダウンしてデータが消えても、 後でいつでも取り戻せます。

  4. 異常が起きた場合

    1. 何も操作しないとコンピュータはスリープします。これはマウスを動かすと起きますので、 異常ではありません。

    2. Mac OSXは基本的にマルチタスクのUnixなので、特定のアプリケーション(ソフト)が 異常となっても、そのアプリをkillすればコンピュータ全体には何も影響がありません。 たいていの場合、処理中を表す「カラー円盤」がずっと回ったままになるので、この時には
      「optionキーとアップルキーと esc キー」
      という、同時3キーのプッシュを行います。 これはWindowsの「ctrl+alt+delete」と同じようなものですので、問題のプロセスを停止 させます。これで該当のアプリがkillされます。

    3. このkillで異常を解決した場合、その異常が発生した時に作業していたデータは、ほぼ 救出できません(^_^;)。ここで大切なのは、コンピュータを使う上での鉄則である、 「データはこまめに保存しておく」という事です。保存されていた途中経過データが 消えることはまずありませんので、アプリを再度起動してそこから再開できます。