9月15日から9月17日まで、 科学未来館で開催された エンタテイメントコンピューティング2006 に行きました。 久しぶりの東京出張であり、ちょうど狙いすました映画 「日本以外全部沈没」 も鑑賞できました。 事前情報で、体験したかったインスタを体験することもできました。 発表は既に完了している、未踏テーマの FMC3で、これが最後の学会発表です。 というのも、論文が数日後には 芸術科学会論文誌で公開される ことになったからです。テレコムセンターで降りて科学未来館へ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
チュートリアルは、暗かったので写真ナシ。 帰途は、ゆりかもめの先頭に乗って写真を撮りました。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ここが発表をした会場です。始まる前なので少ないですが、ほぼ満席になりました。 ★ ★ ★
デモセッションの会場風景です。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
科学未来館そのものは前にも来ているので、常設展示は見ませんでした。 ★ ★ ★ ★
EC2006では、併設で インタラクティブ東京 を開催していました。 ここでは事前のWeb情報から、ぜひとも体験してみたいインスタがいくつかあり、 みっちり見ました。その会場風景です。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
このインスタは、左右方向の指先の移動をキーエンスの赤外線センサで計測し、 その移動方向に合わせて指先が触れている金属板を、左右に移動させることで、 目をつぶっているとその金属板の形状が伸び縮みして知覚される、 というものでした。 実際にやってみましたが、確かに触れている楕円の円盤が横方向に面白いように 伸び縮みしていました。 目を開けると途端にこの錯覚は消えるのが面白かったです。
このインスタは、 PIRIPIRI の電極を、脳内で平衡感覚を司る「前庭」の付近に貼った、というものです。 体験希望者は「死んでもいいです」という同意書を書かされ、両耳の後ろあたりに 電極を貼ります。 左右の電極には、波形はサイン波、極性は単極、電流制限をかけたパルスが 音楽ビートと合わせて左右交互の位相で供給されます。 すると、見事に音楽と合わせて「身体が左右にグラグラ移動している感覚」 が誘起され、iPodでエンドレス再生しているビート系のミニマルミュージックがとても 楽しく体感される、というものでした。 これは PIRIPIRI の実験機でスグにでも出そうなので、機会があれば試したいと思います。 ★ ★ ★
これはNTTがやっているし期待しつつ体験したのですが、ちょっと期待外れでした。 全てメカ(ステッピングモータとギアと重り)により、水平方向の往復振動で、 片方は一気に、逆方向は小刻みに、ということで偏った加速度を感じさせる、 というものでした。 一応、そういうカンジはしましたが、これはもっともっと小型のマイクロマシンにでも しないと、NTTが考えているような「水平方向に移動する感覚のケータイ」の実現には 至らないのでは・・・と思いました。 ★ ★
これはインスタというより実用を狙ったセンサ/ディスプレイで、 額の部分に512個並んだ電極を貼って、 PIRIPIRI と原理的には同じ電気刺激を与えます。 ここでも体験希望者は「死んでもいいです」という同意書を書かされ、額には 電圧を軽減するための人工皮膚(厚さ2-3mmほどのジェルシート)を貼った電極バンドを付けます。 512個の電極には、波形はインパルス(ある電極にパルスがある時には他511個はGND)、 極性は単極、そして電流制限をかけて300ボルトで供給されます。 8*8=64個の信号を出力するデバイスがあるそうで、これを8個並べています。 CPUは秋月のAKI-H8でした。 その上でグラスをかけて、その額の中央にあるCCDカメラで前方の風景を画像認識して、 黒い背景で2本並んだ白い棒の像が、奇麗に電圧パターンとして額に描画され、 これなら視覚障害者もその「像」を知覚できる、と納得できました。 棒を水平にしたり斜めにしても、2本の距離を近付けたり遠ざけても、 目を閉じているのに、きちんとその「風景」が額の電気刺激で見えました。 まだ商品化はされていませんが、東大の研究を離れて、ベンチャーが実用化に向けて進めているそうです。 ★ ★ ★
体験したかったシリーズの最後は、岩井俊雄さんのモルフォビジョンです。 これは面白かったです。NHKはお金ありますね。 ★ ★ ★
3日目の9/17の最後には、将棋の羽生さんの招待講演がある、という事で期待していたのですが、 台風が近付いてきて新幹線が止まりそうだ(夕方には実際に広島でストップ)、そして講演も たった1時間しかなく他2人との質疑応答形式だ・・・ということで、ちょっと足が遠のきました。 そこで午後に科学未来館を出て、散歩がてらフジテレビに行き、展望台とかスタジオ見学など、 「観光」して帰りました。 ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★