総合演習I・リベンジ合評 2003年2月 長嶋洋一 技術造形学科3回生後期の「技術造形総合演習I」の合評では 未完成だった作品(非展示)を、2月6日の17時から再度、追評価 しました。リベンジを宣言した学生数名の数日間の努力をたたえて、 その成果を参考のために記録しました。 場所は電子制御機器制作室、出張で不在の望月先生を除く 全教員が集まりました。既に合評を済ませた一部の学生も 応援に駆け付けて参加してくれました。
櫻井洋クンは、「風車でふいご(ポンプ)を動かし、その風で 笛を鳴らす」という造形に取り組みましたが、いろいろ問題が あってリトライしていました。しかし残念ながら、完成には 至らず、いろいろと厳しい批評を受けました。これを バネにして、次回を期待したいです。
上野佳代さんは、お湯を入れると花が開く、という紅茶の一種を 造形として再現したい、という挑戦でした。形状記憶合金の ばねを使って、和紙と樹脂を重ねて作った花びらを動かそうと したのですが、なかなか思うようにいかず、これも予備的な実験 や制作スケジュールの課題を残しました。
坂田久美子さんは、「蝋燭を灯してプロペラを回し、その動力で ボールのゲートが開いてボールが階段を鳴らしながら落ちてくる」 という可愛い造形に挑戦しました。まずは写真を見て、さらに 翌日に撮影したムービーを見て下さい。坂田さんの涙は別に 教員がイジメたのではなくて(^_^;)、無事にうまく落ちてくれて の感涙です。なお、このビデオ撮影をもってプラスチックの プロペラは壊れて(溶けて曲って)しまいました。
竹森由香さんは、赤ちゃんの頭上でクルクル回るおもちゃ を制作しましたが、いろいろと課題も多いものでした。次回に 期待したいです。
田森聖乃さんは、「鼻」の造形に取り組みました。それぞれ実在の モデルのいる巨大な「鼻」であり、内部の電球が、(1)ずっと光る、 (2)傾けるとぼーっと光りだす、(3)表面の金属に触れるとやがて 光る、という振舞いをします。これはインテリアとしてもなかなか 無気味系で楽しい造形です。
高木慶子さんは、インターカレッジに出展した形態から 大きく変化させて、「かぶりもの」を二人用にしました。 そして、サウンドとともに画像も出し、コミュニケーション というテーマを強調したのですが、これも時間との戦いで だいぶ苦しいことになりました。
・・・お疲れさまでした。(^_^;)
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