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現在は、まだ実験的な活用段階であるが、着実な成長と広い市場性を持っ ているオープン・ソースLinux プラットフォームは、世界中の企業の注目を 集めており、IT予算に占める割合も高くなっていると、火曜日(08-14) 、IDC の分析者は語った。 マサチューセッツ州フラミンガムにある、このインターネット/技術アド バイザー業者は、Linux を活用・試用している 800社にアンケートを送り、 半数近くから回答を得、それをベースに、企業におけるLinux 購入者が増加 し、1999年にはIT予算の3%程度を占めていたが、2002年には 3倍に増加し、 9%程度を占めるようになるだろうと予測した。 これは、Linux 関連のハードウェア/ソフトウェア/サービス/人件費に ついてエンド・カスタマーの支出を中心に調査したものだが、Linux プラッ トフォームは、台数ベースで、Unixプラットフォームの倍の勢いで増加する と、同社は予測している。「特にここ数年の伸びは非常に著しく、どんどん とシェアを拡大しています」と、IDC のグループ副社長(vp)のスコット・マ クラーノン氏は、当紙(NewsFactor Network)に語ってくれた。

この調査は、北米・西欧の800 社以上の企業のサーバー・プラットフォー ム購入決定権を持つ人を対象に行ったものだが、Linux への関心、特に価値 への関心が高いのことが判明している。「ITマネージャは、コスト削減の圧 力にさらされていますので、Linux は非常に魅力的な選択肢なのです」と、 彼は語っている。Linux ユーザにとってコスト削減は魅力的ですが、サーバ ーを延命・再利用するためにも使われている。 「信頼性や性能も、非常に優れていると認められています。予想以上だっ たという結果が出ています」と、彼は語っている。 「Linux は、サーバー市場において、二桁近いシェアの獲得を獲得してい ますが、50% 以上のシェアを誇っているマイクロソフトと比べると、顔色は ありません」と、マクラーノン氏は語っている。彼によれば、Windows NTや そのマイクロソフトのその他のサーバーで、市場シェアの50〜60% を支配し ており、Unixが15% 程度のシェアを獲得しており、残りをメインフレームや Linux も含めたその他のプラッフォームが専有している、とのことである。
Linux にとって最大の課題は、広範なソフトウェア可用性、Linux 環境を 管理できる人材の教育と確保である。IDC の分析者であるアル・ギレン氏は、 Linux の成功はまだ局部的だと、当紙に語っている。「今のところは充分で はありませんが、今後、Linux に対する信用は高まって行くでしょう」と、 彼は語っている。 とはいえ、コンピューティング界の巨人IBM が、Linux 推進のために20億 を投じるなど、積極的な動きを見せており、同社のような主要技術プレイヤ ーの動きは、Linux プラットフォームの伸びに貢献するだろう。「彼らは、 様々な方法で推進を行っています。特に活発なのがプラットフォーム業者で す」と、ギレン氏は語っている。 しかし、HP、コンパック、デルのようなLinux 支持業者の動きは活発では なく、彼らのプラットフォームは、個々のソフトウェア業者の影響下にある と、マクラーノン氏はみている。「彼らは、投資を正当化するために必要な ものを見出そうとしています。彼らは所有権をもっていないので、所有権を 持たないでリーダシップを発揮しようとしています。そのために、投資を根 拠づける理由を必要としているのです」 IBM は、Linux の開発に力を入れているが、ソフトウェア業者にも、同様 に力を入れるようにと奨励している。同社は、今年の6 月に、今後 1年の間 にエンタープライズ・レベルのLinux アプリケーションを30% 増やし、IBM や独立系ソフトウェア業者が提供するLinux アプリケーションの数を2300本 にする予定であると発表した。 IBM のLinux ビジネスのストラテジスト、アンディ・ウォック氏は、当紙 に、IBM はLinux をより広い業界に採用させすることを考えていると語って いる。「人々が、プラットフォームとしてLinux を採用してきており、アプ リケーションの数も増えてきています。本格的な離陸が現実的なものになっ てきているのです。私達は信じています。だから投資を行なっているのです」 と、彼は語っている。


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