JavaScriptについて
過去の「情報処理III」では、JavaScriptについては、基本的にやりませんでした。 これには理由があります。JavaScriptというのは、本格的なJava言語でなく、 簡単なスクリプトによりHTMLの機能を拡大する便利な機構なのですが、 そのメリットの副作用であるデメリットも大きいからです。JavaScriptの実例については、技術造形学科1期生・千葉クン提供の このページを見て下さい (ブラウザの「設定」の「詳細」のところで、「JavaScriptを有効にする」としないと見えません)。 ソースを見れば一目瞭然、BODYタグよりも前にスクリプトとして定義したものが、ページ内で呼び出されるものです。
ところで、JavaScriptは、特にWindowsの環境では、Microsoft社のセキュリティポリシーによって、 Windowsマシンで致命的なセキュリティホールにしばしば悪用されています。 これはWindowsというOS自体が許可している本質的なものなので、将来にわたって、 Windowsパソコンでブラウザの「設定」の「詳細」のところで「JavaScriptを有効にする」というのは、 いわば自殺行為(何をされても文句を言えない)ということとほぼ同等です。 Microsoftから毎度のようにセキュリティの警告が出るのですが、 そのたびに「とりあえずブラウザのJavaScriptをOFFにして下さい」と告知されています。
従って、ホームページを見るユーザの多くが「JavaScriptを無効にする」という設定でアクセスする事も多いので、 必ず、せっかく書いたHTMLページが、「JavaScriptを無効にする」という設定でどのように見えるのか、 というチェックを心掛けましょう。
以上のような背景の上で、デザイン学部を対象とした新しい「情報処理B」では、自己責任のもとで、 JavaScriptを扱うことにします。
以下のサンプルは、ブラウザの設定で、「ウインドウサイズの変更」「ウインドウ位置の変更」を含めて、 全てのJavaScriptをONにしていないと設計通りの芸をしません。