科目名  現代芸術論C (旧「メディアアーツ論」) 受講者  芸術文化学科専門科目・選択科目・2回生前期 担当教員 長嶋洋一 <テーマ> 新しいテクノロジーと融合した「メディア・アート」について考察する <授業の目標(学習目標)> コンピュータ・エレクトロニクス技術が支えるハイテク(人間性復興)時代、 インターネットにより個人も社会も同等に情報ネットワークで結びついた 現代、における「メディア・アート」(テクノロジー・アート)について 紹介し、検討・考察する。 <授業の方法> 具体的な実例として多くのメディア・アートやパフォーマンスの状況を 取り上げるとともに、作家/研究者としての活動から世界の最新状況に ついても紹介する。実際に作品を制作するような演習的内容は行わない。 <授業計画> 以下の話題を適宜ミックス・シャッフルして、実際に「観る」「体感する」 ことから考察を進める。また世界のメディアアートの情勢に対応して寄り道 (解説)する。 (1)現代におけるアート (2)メディア・アートとは (3)マルチメディアとインターネット (4)SUACとメディアアート (5)メディアアートフェスティバル(MAF) (6)アルス・エレクトロニカ (7)文化庁メディア芸術祭とデジスタ (8)メディア・インスタレーション (9)メディア・パフォーマンス (10)再生型メディアコンテンツ (11)FlashとゲームとiPhone/iPadアプリ (12)Computer Music (13)日本のメセナとメディアアート支援の衰退 (14)コラボレーションと匿名文化 (15)補遺とまとめ <評価の方法・基準> 試験は行わない。平常の出席点と毎回の小レポート(daily report)を重視し、 最終レポートを総合して評価する。 <テキスト・参考書> 講義メモ(テキスト)・参考資料等は長嶋研究室Web (http://nagasm.org/1106) に置く <受講上の注意事項等> ・毎回欠かさず受講する積み上げにより理解できる内容として進めるため、 3回生以上の就職活動等の欠席理由は一切考慮しないので、2回生で受講する ことを強く推奨する ・講義は室内を暗くしてのビデオ視聴が多いので、バックライトのある電子的 メモ(ケータイ/iPad/PC)の活用を推奨する。 ・毎回のdaily reportの内容により出席点を評価するので、身体だけ出ていて も単位にならない(意欲を持って受講し集中する必要あり)点を強調しておく