前略 長嶋 様  先日の「H8用原人コッツ」動かない件のご回答ありがとうございました。   さて、本題ですが色々考えた末、このコッツはやっぱりシーケンスソフト で動かしたいと思います。   仕様は * MIDIステータス = アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー) * MIDIチャンネル = 16 (status=0xAF) * ノートナンバ = 0 - 63 * データ = 0 - 127 データ = 0 の時にポートOFF      128 > データ > 1 の時にポートON   ということですが、 Q1   * MIDIステータス = アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー)    をただ単に「ノートイベント」のみで動作するプログラムにするには   どの辺を変更すれば良いか教えて頂けないでしょうか。    先日の回答で    ***** Rx Interrupt / MIDI Receive Routines ***** の"normal"及びその下の "2byte"、 "3byte"、"hit_01"、"hit_02"    このあたりと思いますが分かりませんでした。     色々変更して試してみましたが、動きませんでした。    ASLを再度見直して(項目が多くてめげました)ノートイベントがあるか    どうか探したつもりですが、ほとんどがアフタータッチ (ポリフォニック    プレッシャー)であり見つけられませんでした。     なにぶんにもソフト関係は縁がかなり遠いものですから...  Q2      アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー)についてですが、   5V電圧で可変する回路を製作しA/D入力すればアフタータッチ   (ポリフォニックプレッシャー)に対応する信号はMIDI出力回路から送出   されるのでしょうか。送信の方は未だ作っていませんし、対応する市販品があれば   良いのでしょうが...)        お忙しいところ何度もメールして申し訳ありません。   有償でも構いません、どうしても動かしたいのです、よろしくお願い致します。       追伸   MIDIに興味はあるのですが基本が分かりません、自分の無知を思い知らされます。   本当は、「AKI-H8のMIDI機器用ハード&ソフト入門」みたいな本が欲しいのですが。      CQ出版等のH8関係及びMIDI規格はそれぞれあるのですが、具体的に希望する機器製作  となるとやはりそれなりの知識がないダメと痛感しています。(グチですみません) では。           宮城県   FM   ------------------------------------------------------------------- こんにちは、長嶋です。 >   さて、本題ですが色々考えた末、このコッツはやっぱりシーケンスソフト > で動かしたいと思います。 > Q1 >   * MIDIステータス = アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー) >    をただ単に「ノートイベント」のみで動作するプログラムにするには >   どの辺を変更すれば良いか教えて頂けないでしょうか。 大変申し訳ありませんが、これはフリーで回路図と ソースを公開して、誰でも自作してね、という私の サイトの趣旨を超えています。  ・やっぱりシーケンスソフトで  ・MIDIの定義をWebにあるものから変更 の2点ですが、いずれも私がボランティアで無償サポート している範疇を超えています。判る人にはなんでも ない改造ですが、判らない人には判らないという 類いのことです。(^_^;) 私のサイトでは「Maxで」というのが暗黙の了解で、 これは教育的な意味もあるのですが、サイトにある 公開されたものを作る・使うために新たにMacを 仕入れてMaxを使い始めたという人は少なくありません。 ちょうど一昨日、8/21には遂に数年越しの懸案で、 Windows版のMax/MSPも出ました。私はついさきほど ダウンロードして動かしてみましたが、とりあえず 動きました。(^_^;) どうしてもシーケンスソフトで、というのであれば どうぞ自分でやって下さい、というだけです。 私のサイトにある自作システムの回路とプロトコル を自分の希望するように変更する、というリクエスト には、基本的にはいちいち対応しません。自力で 改造する自信のない人はそのままそっくり作って、 周囲の方で対応します。改造できる人は自己責任で 改造します。改造したいが自信のない人はこれを 好機として勉強して改造できることを目指します。 アフタータッチをコントロールチェンジに、という のであればデータを1箇所だけ変更するので全体の コードの行数も変わりませんが、ノートイベントの 場合にはOFFイベントが来たり、ベロシティ=0と いうOFFがあったりして、MIDI判定ルーチンが 行数としてもそこそこ増えて、つまりソフトウェア としては別物になります。不用意なバグの可能性も 出て来ますので、これはボランティアの対応の レベルを超えているのです。つまり私も自分の手元 で作って確認しないと責任が持てません。従って 今回の依頼についてはお断りせざるをえません。 要するに、MIDIイベントの種類としては、ノート イベントとアフタータッチというのは、タイプと いうか概念としては別のもので簡単にはreplace できないということです。 >    先日の回答で >    ***** Rx Interrupt / MIDI Receive Routines ***** > の"normal"及びその下の "2byte"、 "3byte"、"hit_01"、"hit_02" >    このあたりと思いますが分かりませんでした。 ここですが、数値を変更するだけでは無理です。 >    ASLを再度見直して(項目が多くてめげました)ノートイベントがあるか >    どうか探したつもりですが、ほとんどがアフタータッチ (ポリフォニック >    プレッシャー)であり見つけられませんでした。 この理由は、既存のMIDI機器でアフタータッチに 対応しているものはほとんど無いので、それらの機器と 混在したシステムにこういうオリジナルマシンを 加えて、センサ情報とか制御情報としてアフタータッチ をあわせて流しても、ヘンなことにならないからなの です。ノートイベントとして今回のコッツ情報を送った 場合、それと合わせて音楽を鳴らす音源があれば、 このコッツの情報で関係ない非音楽的なサウンドが 鳴ってしまうので、わざわざその音源の該当する チャンネるだけMuteしないといけません。SC-55の ようにフロントパネルのスイッチでこれができれば 簡単ですが、SC-88STproのようにパネルスイッチ がない音源では、わざわざMaxでエクスクルーシブの チャンネルミュートを送るパッチを書いて対応しないと いけないのです。そこで私のサイトの自作モノでは、 他を邪魔しないアフタータッチばかりにしています。 Maxを使ってシーケンスしていればまったく問題なく 普通に使えますので。 >  Q2   >    アフタータッチ (ポリフォニックプレッシャー)についてですが、 >   5V電圧で可変する回路を製作しA/D入力すればアフタータッチ >   (ポリフォニックプレッシャー)に対応する信号はMIDI出力回路から送出 >   されるのでしょうか。送信の方は未だ作っていませんし、対応する市販品があれば >   良いのでしょうが...) こういう機器はいくつもWebにあります。 「靄夜」マシンでは全てのポートを出力に使っている ので、上記のA/D入力MIDI出力、というのは同時に 走らせることはできません。これも、AKI-H8のソフト を少し理解できている人であれば、わざわざもう1個の AKI-H8を増設しないで、コッツ出力しながら同時に A/D入力センサ、という動作に改造できるものですが これもシステムとしては別物になりますのでサポート しかねます。 >   有償でも構いません、どうしても動かしたいのです、 うーむ、有償というのは高いですよ。(^_^;) -------------------------------------------------------------------  前略 長嶋 様  早速のご返事ありがとうございました。   メールを拝見して趣旨は分かりました。もっともなことと思います。  意に沿わない無理なお願いをして申し訳ありませんでした。    今後も、もっと製作関係載せて下さい、A&SLを楽しみにしています。    追伸       MaxのWindows版情報は朗報です。                   ありがとうございました。