============================================================================= ■■■ 相愛大学音楽研究所 公開講座 ■■■      「Computer Music ワークショップ/コンサート」 ●日時 1998年3月10日(火) 15:00-17:30 ●会場 相愛大学内 ホール     大阪・ニュートラム「ポートタウン東」下車徒歩3分     (来場者は受付で氏名所属を御記入願います) ●講師 長嶋 洋一(作曲家、Art & Science Laboratory代表) ●ワークショップ解説  これまで4年にわたって、Computer Musicに関する、センサ、MAX、カオス理論、 アルゴリズム作曲、音響処理、などの話題を紹介し、去年はミニコンサート形式 でのデモンストレーションを行ってきました。今年はシリーズ最終回として、後半 には新作3作品の初演を行うComputer Musicコンサートを行います。  前半のレクチャーでは、Electronic Musician誌のEditor's Choice Awardで1997年 のBest Sound Design Workstationにも選ばれ、世界中の先端的な音楽家が注目して いるディジタル信号処理システム"Kyma"の最新バージョンを用いて、最先端の音響 信号処理について、具体的な実演とともに紹介・考察していきます。  後半では、このKymaやオリジナルの「楽器」を含むシステムを駆使した新作の 世界初演として、草野心平の3つの詩にインスパイアされた、3曲のComputer Music 作品を発表するコンサートを行います。ここでは、人間の「声」に注目した作品、 相愛大学の林絹代講師の「笙」を題材とした作品、そしてオリジナルの「新楽器」を 用いたPerformerの即興と組み合わされた作品、という異なったスタイルでのComputer Musicの生きた実例を示します。  これら作品の作曲に関する解説、さらにセンサを駆使したマルチメディア・ パフォーマンスについても紹介して、Computer Musicの可能性について考えて いきたいと思います。 ●プログラム  レクチャー「コンピュータによる最新の音響処理」         --- ディジタル信号処理ワークステーション"Kyma"による実演    ===== 休憩 =====  コンサート "Ogress" for Vocal and Live Computer Music        作曲:長嶋洋一 演奏:下川麗子 "Scenery" for SHO and Computer Sound        作曲:長嶋洋一 演奏:林絹代 "Atom" for Performance and Live Computer Music        作曲:長嶋洋一 演奏:寺田香奈 =============================================================================