2007台湾ツアー

2007年3月 長嶋洋一

3月23日(金)

国際会議とコンサートに招待されて、初めての台湾に行きました。 まずはいつものように、浜松からセントレアにバスe-wingです。 出発が朝6時と早かったので、セントレアで朝粥の朝食となりました。

する事もないのでサッサとゲートインしました。

台湾へのフライトはもちろんANAです(^_^)。日本と台湾の時差はたった1時間。

名古屋から3時間のフライトで着いた台北空港 には、Shing-Kwei Tzeng教授が迎えに来てくれました。 写真は空港の地下駐車場。

台北空港から高速で約1時間、新竹(シンチュー)市にある、 国立交通大学(NCTU)に着きました。 国際会議もここ、6日間の宿泊もこの大学内のゲストハウス、と滞在します。 綺麗なキャンパスです。

これが、でかいビルディングの女子寮の隣のゲストハウス。 僕は211号室でした。

ゲストハウスの1階には、ファミリーマートとモスバーガーもあり、 生活はまったく快適というカンジです。

これが部屋です。蚊はやってきますが広くて快適です。 翌日にはファミマで電気蚊取りを買いました。

ちょっと散歩して、ファミマでお菓子とコーヒーを買いました。

さてこの初日の晩ですが、既に会場入りしていた、 Miller Puckette氏とMichael Gurevich氏と、そして僕が Shing-Kwei Tzeng教授に連れられて、新竹市内の中国料理店での ディナーとなりました(^_^)。

3月24日(土)

朝食はせっかくなので1階のモスバーガーのセットにしました。

さていよいよ、国際会議「國際電惱音樂與音訊技術検討會」 International Workshop on Computer Music and Audio Technology (WOCMAT2007)の初日です。 この日は午後に僕の招待講演があるので、前夜から準備して、 この日も早朝から準備していました。 以下、部屋から会場までの様子です。

そしていよいよ国際会議のスタートです。 まずはオープニング 、そしてMiller Puckette氏の基調講演1 、そして軽食付きのコーヒーブレーク 、さらに午前のセッション「多媒體互動」Multimedia Interactions

これが昼食のお弁当。ボリューム満点。

昼食会場を後にして、池をはさんで向かいにあるホールに移動です。 まだリハーサルをしているホールの様子を、午後のコンサート1の開演までです。 コンサートは別途にMP4に撮ったものがありますので、写真はナシです。

このあと再びセッション会場に戻って、Michael Gurevich氏の 招待講演がありました。

これに続いて、僕の招待講演があったのですが、 自分の写真は撮れないのでナシです。(^_^;)

続くペーパーセッション2は 聲波合成 Sound Synthesis 、そして招待講演2はRodrigo Sigel氏でした。

これで1日目のセッションは終了し、参加者はバイキング夕食会場に向かいました。

夕食もそこそこにコンサートホールに行き、晩のコンサート前の風景です。 いくつかのライブだけムービーに撮りました。

3月25日(日)

この日はモスバーガーとファミマで朝食をテイクアウトで買って、部屋で食べました。

国際会議の2日目の午前は、基調講演2のSever Tipei氏 、ペーパーセッション3の「音訊處理」Audio Signal Processing

これが2日目のお弁当。チキンにしてみました。

午後には、まず「招待講演3」としてJoseph Klein氏とKenneth Paoli氏 、さらにペーパーセッション4「音訊辨識」Audio Recognition

これでペーパーセッションは全て終了し、最後のコンサートに再び移動しました。

コンサートが終わると、最後にパネルディスカッションセッションがありました。 ステージ上には、技術サイドの専門家と、音楽サイドの専門家が並んで、 両者の融合やコラボレーションをテーマとする、という話でした。

ところが客席で写真を撮ってのんびりしていたら、「お前もステージに来て パネラとして参加しろ」という事になり(^_^;)、写真はないのですが、 1時間の英語のセッションにさらに参加しました。

無事に2日間の国際会議が終了してみると、なんとNCTUの学長さんをはじめとした、 大懇親会が予定されている、ということで連れていかれました。 立派なレストラン、もちろん中華フルコース。

いちばん奥のテーブルはなにやらVIP席だったので、まんなかの現地スタッフのテーブルに 座っていたのですが・・・。

結局、VIPテーブルに呼ばれました。隣の隣はNCTUの学長さん、名刺も交換しました。

あとはもう、楽しく語って食べて飲んで・・・素晴らしい晩餐でした。

3月26日(月)

この日は長い長い一日になりました。 開南大学でのワークショップでは2時間の基調講演、 そして晩には国立台湾師範大学ホールでのコンサート公演があります。 早朝から起きてあれこれ準備をして、朝7時半にはShing-Kwei Tzeng教授が迎えにきました。 写真は出発前のゲストハウスの朝。

高速道路がけっこう渋滞して、会場の開南大学には遅れて到着、 準備する間もなく、冒頭の基調講演となりました。 プログラムは

「互動藝術展演」國際學術研討會
  (インタラクティブアートに関する國際ワークショップ)
08:30-08:50 開会式
08:50-10:50 特別演講1 長嶋洋一(日本静岡文化藝術大學)
11:00-12:00 國内學者演講1 高義智(資訊工業策進會數位教育研究所)
13:10-15:10 特別演講2 Michael Gurevich(美國史丹佛大學)
15:20-16:50 國内學者演講2 Phil Winsor(國立交通大學)
16:50-17:00 閉幕式
というものでした。写真はそのオープニングまでの様子。満員でした。

無事に2時間の英語での講演を終えて、次の台湾の先生の講演は中国語なので、 ゲスト控え室に行って、休憩・昼食・コンサート準備などをしました。

午後にはMichael Gurevich氏の基調講演がありました。

これも無事に終わり、我々は開南大学を後にして、台北市内のコンサート会場に向かいました。

コンサートは19:30-21:00に国立台湾師範大学のホールで開催されました。 以下は、リハーサルから本番までの風景です。 NCTUの学生に僕の公演もビデオ撮影してもらいました。

コンサート終演後、台北から高速をでNCTUのゲストハウスまで送ってもらうと、 到着は24時になりました。 ゲストハウスに帰ってメイルを開いてみると、なんと研究発表の採択に続いて、 NIME07のコンサートセッションでの作品公演の採択メイルが届いていました(*^o^*)。 今年は5倍とかだったので半分以上諦めていたのですが、これで準備はタイヘンですが楽しみが増えました。

3月27日(火)

前夜が遅かったので、この日の集合は朝10時。ただしどこに行くのか不明です。 写真は前夜のコンサートプログラム。

ワゴン車が迎えに来て、我々は新竹市のガラス工芸美術館に行きました。 館内は写真NGですが、帰りに立派なカタログをいただきました。 いやー素晴らしかったです。芸術でした。

ガラス工芸美術館を堪能すると、次に我々の乗ったワゴン者は、そこから至近にある、 新竹市役所に着きました。いったい何があるのか不明のままです(^_^;)。

すると我々は、なんと2階にある市長室に連れていかれました。 そして新竹市長がやってきて、名刺交換、そして地元の新聞とテレビまで取材に来ました。 国際交流ということのようでした。

これで終わりかと思ったら、市長が「では昼食を御一緒に・・・」と言い出して、 我々は市役所のすぐ近くの立派なホテルのレストランに行きました。

なんとこれが、市長が我々を歓迎する昼食会ということで、またまたフルコースのランチ。 それもこれまで最大の12品。全員、満腹で最後のデザートは食べられませんでした。

熱く語る市長とともに満腹まで中華を堪能して、いったんNCTUに帰りました。 以下、写真はありませんがここからも凄かったです。 Miller PucketteはNCTUの音楽学部でのレクチャー、 Michael Gurevichは出来たばかりの新幹線に乗るために台北に向かいました。 僕はいったんゲストハウスで待つように言われて、 15時過ぎにShing-Kwei Tzeng教授が迎えに来ました。 晩のディナーまでの時間、いろいろ教えて欲しい、ということでした。

市内の教授の立派なお宅(4階だての細いビル全てが自宅マンション)に行き、 Max/MSPパッチの作成テクニックに始まり、 La KitchenのワイヤレスセンサモジュールのUDPデータ処理、 いろいろなセンサの解説、僕の筋電センサの解説、教授の舞踏(太極拳)による作品の構想のための相談、 子供のためのインスタレーション作品のための相談、などあれこれ。

・・・と書くと簡単ですが、お茶だけで2人で熱くコンピュータ音楽について語って(お互い、 得意でない英語(^_^;)。ときに筆談で意味を確認)、気付いてみればもう21時半。 マルマル6時間、ノンストップでやってました。もう夕食どころか食欲もなく疲労困憊、 いちばん欲しいのは睡眠だ、ということで、ディナー無しで送ってもらうことにしました。 凄いボリュームのランチのおかげです。 途中で、市内の屋台でテイクアウトの「麺」を買ってくれました。 これが23時頃に食べた夕食で、海鮮の具とうどんを似たようなものでした。美味。(^_^)

ネットなどチェックしてまたもや就寝の時刻は翌日になりました。 いつも起床は5時から6時ですが、就寝時刻だけいつもより毎日3時間ほど遅い、 という慢性的な睡眠不足の6日間でした。(^_^;)

3月28日(水)

いよいよ帰国日です。 まずはゲストハウスの前で、お世話になったShing-Kwei Tzeng教授と記念撮影。

市内でお土産を買っていただき、台北国際空港に送ってもらいました。

とりあえずチェックインして身軽になり、ターミナル内をうろうろして

これが台湾最後の食事、朝食を兼ねた軽い昼食です。

あとはセキュリティ、出国審査を経てゲートへ。

そして帰国のフライトです。翼の上の、非常口のすぐ後ろの席だったので、 ここだけ前の椅子がなくて、足を延ばせるいい席でした。

無事にセントレアに到着、帰着しました。

なかなか実りある6日間でした。また機会があれば台湾に行きたいです。