科目名  ソフトウェア論 受講者  技術造形学科専門科目・必修科目・2回生後期 担当教員 長嶋洋一 <テーマ> システムをデザインする上で重要な要素となる、コンピュータ・ エレクトロニクスの技術的基盤であるソフトウェアについて、 その本質である「アルゴリズム」の理解とともに、いくつかの 具体的なプログラミングを体験する。 <授業の目的・方法> システムをデザインする上で必要となるソフトウェア技術の基礎を理解し、 プログラミング言語学習の陥穽に入り込むことなくアルゴリズムを実現する 手法を体得する。ソフトウェアの考え方とアルゴリズムの概念の理解を中心 に、開発環境の活用とマクロ/スクリプティングによるブラックボックス化 を最大限に利用する。 具体的には、マルチメディア室でのMax4/MSP2、SuperCollider によるサウンドプログラミングの実例によるアルゴリズム構築の 演習と、Windowsパソコンでのいくつかのプログラミング言語の体験を行う。 <授業計画> (1)ガイダンス、コンピュータの本質とは (2)OS、Windows、DOS、Unix (3)C言語とプログラミング (4)Java言語プログラミング (5)Macintosh、GUI、マルチメディア (6)SuperColliderとプログラミング (7)Max4とプログラミング、演習 (8)MSP2とプログラミング、演習 (9)補遺とまとめ <評価方法> ・試験は行わない。(^_^) ・平常の出席点を重視し、課題を総合して評価する。 <その他(テキスト、参考書、注意事項等)> ・講義は、南棟4階東端の「マルチメディア室」か、北棟4階西端の  「402情報演習室」において行う。場所はあらかじめ掲示する。  場所を間違えれば確実に遅刻となるので掲示に注意すること。  初回のガイダンスはマルチメディア室にてスタートする。 ・マルチメディア室(SUAC唯一のMac部屋)では、コンピュータの使用  環境が特殊であり、十分に理解していないとトラブルを起こす可能性  があるので、マルチメディア室のコンピュータ操作に関する説明を  あらかじめ確認し、理解して活用すること。 ・テキスト「コンピュータサウンドの世界」(長嶋洋一著・CQ出版)  教科書として強制しないが、この本の全体を読んでいることを前提に  話をするので、入手するなり図書館蔵書(図書館購入分に加えて2冊、  寄贈済)を読んでおくこと。 ・参考書「コンピュータと音楽の世界」(長嶋/平賀/平田/橋本編・共立出版)  教科書として強制しないが、この本を一度は手に取って眺めたことを  前提に話をするので、入手するなり図書館蔵書を眺めておくこと。 ・資料等は一部配布するが、基本的には必要な資料等はWebに置く。  Web資料は常に更新されているので、MOやCD-Rなどのメディアに  固定しないこと。古い資料を使ったことによる弊害は本人の責任で  ある。Web資料は常に必要な時に最新のものを参照すること。 ・この講義はIT関連であり、その情報リテラシ教育の一環としての  長嶋講義ローカルール(携帯電子機器の電源OFF等)を厳守すること。