■2014/02/02 下條信輔 先生 特別講義 「脳、身体、デザイン」■ ・色の見え方 - ミツバチは人間と違う色を見ている - 種によって違う ・イカ/タコ類は偏光知覚を持つ ・色残効 ・ヒトの3原色知覚は珍しい → 起源は?? - 霊長類の一部だけ → 顔色を伺うために進化した ・ヒトの色知覚空間で「肌色」付近に大きな空間が空いている → 色名をつけると色彩が固定するので曖昧にするため色名をつけていない? ・「情動皮膚仮説」 ・「赤」が注意喚起しているのはヘモグロビンの変化を高感度に知覚するため ・ヒト型の情動表出パターンの霊長類がもっとも顔の皮膚が露出している ・グループの拡大、対人関係の拡大によって大脳皮質が拡大した ・赤ちゃんの選好注視と社会性のチューニング ・臨界期の視覚経験が重要 ・ヒトは、自分の見たいものしか見ない →脳内の報酬系と感覚系のつながり方からそうなる ・身体はデザインされている - 志向性と身体図式 ・額に書いた文字は左右反転する、後頭部は反転しない →耳のあたりが切り替え点 ・先天盲人も含めて視覚反転の感覚は同じ ・他者とのつながり - 身体は他者に向かって開かれている ・sharedリアリティと身体の同期 - 共に歌う・踊る・歩く ・こっくりさん - 触れない指先を静止させているのに同期していく LeaderとFollower ・インタラクティブ性について ケーブルで繋ぐことではない 北岡先生の錯視静止画もインタラクティブ ・運動視差 - 身体の運動方向と視覚が関係している ・「創造性」の生物学的(進化的)起源 暗黙知(潜在表象)から表出する ・クモの巣の「創発」 ・Minsky - "Society of Mind"について 身体が無いと絵に描いたモチ