富山きらりんぴっく開会式視察

2000年10月 長嶋洋一

2003静岡国体式典プロデュースを静岡県から委嘱された静岡文化芸術大学 国体プロジェクトの一員として、2000きらりんぴっく開会式(富山市)に 視察に行きました。 国体は文部省管轄ですが、この全国身体障害者スポーツ大会は厚生省と いうことで、視察を依頼した県のセクションも国体とは少し違うのですが、 立場上、あくまで国体と関連づけて視察しました。 富山国体夏期大会開会式(秋篠宮夫妻)、秋季大会開会式(天皇皇后)、 秋季大会閉会式(常陸宮夫妻)、そしてきらりんぴっく開会式(皇太子夫妻)、 と式典視察のハシゴで、ナマ皇族をざっと見ました。(^_^)


これが、今回県から配給された、「視察員」のバッジです。これが ないと、ロイヤルスタンド下の特等席で見ることはできません。(^_^)

富山駅からシャトルバスで会場に向かい、開会式会場の 総合運動場に着くまでの模様です。

開会式会場で、スタジアムの席に着くまでの風景です。 車椅子を多く見かける(当然)以外は、まぁ国体と変わらない 熱気でした。むしろ、車椅子などがペースの基本になる ので、ちょっと落ちついたいい雰囲気でした。

視察員席に着いたのは朝7時50分、なかなか涼しいもの でした(^_^;)。 国体の時と違ったところとしては、メインスタンドに 仮設で車椅子のための通路がビシーッッと出来ていました。 それから、大型ディスプレイの表示として、手話通訳者の画像と アナウンス情報の文字表示という画面分割となったことです。

そしていよいよ、アトラクションの開始です。内容としては、
(1)民謡と650名の盆踊り「風の盆」
(2)チンドン屋(^_^;)
(3)リズム体操
といったものでした。

競技役員の入場、盲学校音楽隊の演奏、そして開会式です。 このあたりは、国体とまったく変わらない盛大な構成で 行われました。 もっとも感銘を受けたのは、大会旗の入場を先導した 聾学校の鼓隊です。空気の振動と視覚だけで、 聞こえない音楽のビートを揃えて演奏することの 素晴らしさに驚きました。

ここからは、皇太子夫妻を再び迎えての「式典後演技」です。 後半には、国体開会式での式典後演技、国体閉会式の 式典前演技と同じものを中核に据えて、要するに同じ ネタで3度、使い回しをした効率的な構成です。(^_^;)

これでオシマイです。4度の富山を満喫しました。(^_^)