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taint() Text Text.onchange
Text.value Textarea Textarea.onchange
Textarea.value top



taint()関数 ・・・ 値やウィンドウにテイントを付ける

対応バージョン

Navigator 3では実験的に導入されました。Navigator 4では使うことを推奨されていません。

コーディング形式

taint()
taint(value)

引数

valueテイントを付ける対象。この引数を指定しなかった場合、taint()は現在のウィンドウにテイントを付けます。

リターン値

valueが基本型の場合は、その値にテイントを付けたコピーを返します。valueがオブジェクト型の場合は、そのオブジェクトへのテイントを付けた参照を返します。

解説

データにテイントを付けるという手法は、Navigator 3で実験的に導入されたセキュリティモデルです。この試みは失敗したので、Navigator 4では取り除かれました。taint()関数は、このセキュリティモデルで使われる関数なので、taint()関数を使うことは推奨されていません。データにテイントを付けるという手法は本書では扱いません。



Text要素 ・・・テキスト入力フィールド

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript1.1で機能拡張

継承元

Input、HTMLElement

コーディング形式

form.name
form
.elements[i]

プロパティ

Text要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからプロパティを継承し、次のプロパティを定義または上書きしています。

value入力フィールドに格納される文字列(読み書きが可能)。フォーム送信時にサーバに送る値のこと。初期値はVALUE属性で設定します。

メソッド

Text要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからメソッドを継承しています。

イベントハンドラ

Text要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからイベントハンドラを継承し、次のイベントハンドラを定義、まはた上書きしています。

onchangeユーザがText要素内の値を変更し、キーボードフォーカスを別の場所に移したときに呼び出されます。このイベントハンドラは、ユーザがキーボードから入力するたびではなく、ユーザが編集作業を完了したときに呼び出されます。

HTML構文

Text要素は、標準HTMLの<INPUT>タグで生成します。

<FORM>
    ...
  <INPUT
    TYPE="text"Text要素を指定。
    [ NAME="name" ]Text要素の名前。nameプロパティと同じ。
    [ VALUE="default" ]フォーム送信時に送るデフォルト値。
defaultValueプロパティと同じ。
    [ SIZE=integer ]Text要素の文字数。
    [ MAXLENGTH=integer ]入力可能な最大文字数。
    [ onChange="handler" ]onchange() イベントハンドラ。
    >
      ...
  </FORM>

解説

Text要素はフォームのテキスト入力フィールドのことです。SIZE属性は、画面に表示する入力フィールドの幅を示す文字数です。MAXLENGTH属性は、ユーザが入力できる最大文字数です。
Text要素にはHTML属性のほかにvalueプロパティがあります。このプロパティを読むと、ユーザの入力を取得できます。また、このプロパティに書き込むと、任意の(HTMLで整形していない)テキストを入力フィールドに表示できます。

使用上のヒントと注意

パスワードなどの機密情報をユーザに入力してもらう場合は、Text要素ではなくPassword要素を使用してください。パスワードが画面に表示されると、ほかの人の目に触れる恐れがあります。ユーザが入力するテキストが複数行にまたがる場合は、Textarea要素を使いましょう。
フォームにText要素とPassword要素のどちらか1つだけしかない場合、ユーザがその要素の中でReturnキーを押すと、そのフォームは自動的に送信されます。これは非常に便利ですが、紛らわしいこともあります。例えば、CheckboxesボタンやRadioボタンなどのフォーム要素に入力する前にReturnキーを押してしまうとフォームを送信することになります。このような場合は、Text要素をフォームの下段に持ってくると、デフォルト送信の機能が分かりやすくなります。

関連項目

FormInputPasswordTextarea



Text.onchangeハンドラ ・・・ 入力フィールドが変更されると呼び出されます

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

<INPUT TYPE=text onChange="handler" ...>
text.onchange

解説

Textオブジェクトのonchangeプロパティは、イベントハンドラ関数への参照です。このイベントハンドラ関数は、ユーザが入力フィールドの値を変更し、その変更を「確定する」と実行されます(キーボードフォーカスをほかの場所に移してマウスをクリックしたり、TabキーやReturnキーを押したりすると、それまでの変更内容が確定します)。
onchangeハンドラは、ユーザがキーボードから入力するたびに呼び出されるのではなく、変更作業が全部終了してから呼び出されます。キーボードから入力するたびにイベントを受け取りたい場合は、HTMLElement.onkeypressハンドラを参照してください。またJavaScriptがTextオブジェクトのvalueプロパティを設定しても、onchangeハンドラは呼び出されないことに注意してください。
onchangeハンドラに関しては、Input.onchangeハンドラを参照してください。

関連項目

HTMLElement.onkeypressInput.onchange



Text.valueプロパティ ・・・ Textオブジェクトへの入力値

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

text.value

解説

Textオブジェクトのvalueプロパティは、読み書きが可能な文字列です。valueプロパティの初期値は、Textオブジェクトを定義する<INPUT>タグのVALUE属性で指定します。ユーザがTextオブジェクトに文字を入力すると、valueプロパティも更新され、ユーザの入力を反映します。valueプロパティに文字列を明示的に設定すると、その文字列がTextオブジェクトに表示されます。このvalueプロパティに格納された文字列はフォーム送信時にサーバへ送られます。



Textarea要素 ・・・ 複数行のテキスト入力領域

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript1.1で機能拡張

継承元

Input、HTMLElement

コーディング形式

form.name
form
.elements[i]

プロパティ

Textarea要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからプロパティを継承し、次のプロパティを定義または上書きしています。

valueTextareaに格納する文字列(読み書きが可能)。フォーム送信時にサーバに送る値のこと。初期値はdefaultValueプロパティと同じです。

メソッド

Textarea要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからメソッドを継承しています。

イベントハンドラ

Textarea要素は、InputオブジェクトとHTMLElementオブジェクトからイベントハンドラを継承し、次のイベントハンドラを定義または上書きしています。
onchangeユーザがTextarea要素内の値を変更し、キーボードフォーカスを別の場所に移したときに呼び出されます。このイベントハンドラは、ユーザがキーボードから入力するたびではなく、ユーザが編集作業を完了したときに呼び出されます。

HTML構文

Text要素は、標準HTMLの<TEXTAREA></TEXTAREA>タグで生成されます。

<FORM>
    ...
  <TEXTAREA
    [ NAME="name" ]要素の名前。
    [ ROWS=integer ]要素の行数
    [ COLS=integer ]要素の1行あたりの文字数。
    [ onChange="handler" ]onchange()イベントハンドラ。
  >
    plain_text初期テキスト。defaultValueと同じ。
  </TEXTAREA>
    ...
</FORM>

解説

Textarea要素はフォームのテキスト入力フィールドのことです。NAME属性は要素の名前です。フォームを送信する場合は必須です。JavaScriptコードからTextarea要素にアクセスするときにこの名前が利用できます。COLS属性は画面に表示する要素の幅を文字数で指定します。ROWS属性は要素の高さを行数で指定します。WRAP属性は長い行に対する処理を指定します。offは何もしません。virtualの場合、表示は改行しますが、送信は改行しません。physicalは表示も送信も改行を挿入します。
Textarea要素には、このようなHTML属性のほかにvalueプロパティがあります。このプロパティを読むと、ユーザの入力を得ることができます。また、このプロパティに書き込むと、任意の(HTMLで整形していない)テキストを入力フィールドに表示できます。valueプロパティの初期値(defaultValueプロパティの値)は、<TEXTAREA>タグから</TEXTAREA>タグまでの間にあるテキストです。
Textareaオブジェクトは、Inputオブジェクトを継承しているので、Inputオブジェクトの仲間です。しかし、Textareaオブジェクトは<INPUT>HTMLタグを使って作成しません。

使用上のヒントと注意

入力テキストが1行だけの場合は、Text要素を使用してください。パスワードなどの機密情報の場合は、Password要素を使用してください。

関連項目

FormHTMLElementInputPasswordText



Textarea.onchangeハンドラ ・・・ 入力変更時に呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

<TEXTAREA onchange="handler" ...> 
	...
</TEXTAREA>
textarea.onchange

解説

Textareaオブジェクトのonchangeプロパティは、イベントハンドラ関数への参照です。このイベントハンドラ関数は、ユーザがテキストエリアの値を変更し、キーボードフォーカスをほかの場所に移動するなどによって、その変更を「確定する」と実行されます。
onchangeハンドラは、ユーザがキーボードから入力するたびに呼び出されるのではなく、変更作業が全部終了してから呼び出されます。キーボードから入力するたびにイベントを受け取りたい場合は、HTMLElement.onkeypressハンドラを参照してください。またJavaScriptがTextareaオブジェクトのvalueプロパティを設定しても、onchangeハンドラは呼び出されないことに注意してください。
onchangeハンドラに関しては、Input.onchangeハンドラを参照してください。

関連項目

HTMLElement.onkeypressInput.onchange



Textarea.valueプロパティ ・・・ Textareaオブジェクトへの入力値

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

textarea.value

解説

Textareaオブジェクトのvalueプロパティは読み書きが可能な文字列です。valueプロパティの初期値はdefaultValueプロパティと同じ、<TEXTAREA>タグから</TEXTAREA>タグにあるプレーンテキスト(つまりHTMLタグはありません)です。ユーザがTextareaオブジェクトに文字を入力すると、valueプロパティも更新され、ユーザの入力を反映します。valueプロパティに文字列を明示的に設定すると、その文字列がTextareaオブジェクトに表示されます。このvalueプロパティに格納された文字列はフォーム送信時にサーバへ送られます。

バグ情報

Navigator 2の場合、Textareaオブジェクトはプラットフォームに固有の改行文字や改行シーケンスが必要でした。したがって、例えばTextareaオブジェクトのvalueプロパティに"\n"文字(Unixの改行文字)を追加しても、Windowsプラットフォームでは改行されませんでした(Windowsでは改行として"\r\n"シーケンスを使うからです)。この問題はNavigator 3で解決しました。どのような改行文字あるいは改行シーケンスであっても、それぞれのプラットフォームに固有のシーケンスに自動的に変換されるようになりました。
Navigator 2プラットフォームの問題を回避するには、プラットフォームに固有の改行シーケンスを保持する変数が必要になります。この改行変数を得る簡単な方法を紹介しましょう。まず、単一の空白行だけで構成するデフォルト値でTextarea要素を生成します。次に、この要素のdefaultValueプロパティをコピーします。これで、現在のプラットフォームに必要な改行シーケンスを得ることができます。



topプロパティ ・・・ Window.topを参照




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