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Index: L

Layer Layer.above Layer.background
Layer.below Layer.bgColor Layer.captureEvents()
Layer.clip.bottom Layer.clip.height Layer.clip.left
Layer.clip.right Layer.clip.top Layer.clip.width
Layer.document Layer.handleEvent() Layer.hidden
Layer.layers[] Layer.left layer.load()
Layer.moveAbove() Layer.moveBelow() Layer.moveBy()
Layer.moveTo() Layer.moveToAbsolute() Layer.name
Layer.offset() layer.pageX Layer.pageY
Layer.parentLayer Layer.releaseEvents() Layer.resizeBy()
Layer.resizeTo() Layer.routeEvent() Layer.siblingAbove
Layer.siblingBelow Layer.src Layer.top
Layer.visibility Layer.window Layer.x
Layer.y Layer.zIndex Link
Link.hash Link.host Link.hostname
Link.href Link.onclick Link.onmouseout
Link.onmouseover Link.pathname Link.port
Link.protocol Link.search Link.target
Link.text Link.x Link.y
location Location Location.hash
Location.host Location.hostname Location.href
Location.pathname Location.port Location.protocol
Location.reload() Location.replace() Location.search



Layerオブジェクト ・・・ DHTMLドキュメント内で独立したレイヤ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

document.layers[i]

コンストラクタ

new Layer(width, parent)

引数

width レイヤの幅(ピクセル数)。
parentLayer 親レイヤとなるLayerオブジェクトかWindowオブジェクト(省略可)。省略した場合、新しく作られるレイヤは現在のWindowオブジェクトの子レイヤになります。
Layer()コンストラクタは新しいLayerオブジェクトを作成して返します。次の一覧にあるLayerオブジェクトのプロパティやメソッドを使えば、レイヤの大きさや位置等を設定できます。特に、新しいレイヤを見えるようにするには、hiddenプロパティをfalseに設定しなければなりません。レイヤの内容の設定する方法については、srcプロパティとload()メソッドを参照してください。また、documentプロパティに書き込むと、動的にレイヤの中身を作成することもできます。
現在のドキュメントと、全部のレイヤが読み込み終わってからしかLayer()コンストラクタを呼びだせないことに注意してください。

プロパティ

above
Z座標で1つ上に位置するレイヤ。 
background
レイヤの背景画像。
below
Z座標で1つ下に位置するレイヤ。
bgColor
レイヤの背景色。
clip.bottom
レイヤの表示領域の下部。
clip.height
レイヤの表示領域の高さ。
clip.left
レイヤの表示領域の左端。
clip.right
レイヤの表示領域の右端。
clip.top
レイヤの表示領域の上部。
clip.width
レイヤの表示領域の幅。
document
レイヤのDocumentオブジェクト。
hidden
レイヤが隠されているかどうか。
layers[]
子レイヤの配列。
left
親レイヤとの相対水平位置(ピクセル数)。
name
レイヤの名前。
pageX
ページとの相対水平位置(ピクセル数)。
pageY
ページとの相対垂直位置(ピクセル数)。
parentLayer
親レイヤ。読み出し専用です。
siblingAbove
同じ親レイヤを持つレイヤの中でZ座標で1つ上に位置するレイヤ。
siblingBelow
同じ親レイヤを持つレイヤの中でZ座標で1つ下に位置するレイヤ。
src
レイヤに表示するドキュメントのURL。
top
親レイヤとの相対垂直位置(ピクセル数)。
visibility
レイヤが可視かどうかを保持します。
window
このレイヤを保持しているWindowオブジェクト。
x
親レイヤとの相対水平位置(ピクセル数)。
y
親レイヤとの相対垂直位置(ピクセル数)。
zIndex
レイヤのZ座標での順番。

メソッド

captureEvents()
キャプチャしたいイベントを指定します。
handleEvent()
適切なハンドラにイベントを送ります。
load()
レイヤに指定したURLのファイルを読み込み、サイズを変更します。
moveAbove()
指定したレイヤの上に表示します。
moveBelow()
指定したレイヤの下に表示します。
moveBy()
指定した量(ピクセル数)だけ移動します。
moveTo()
指定した座標(親レイヤに対して)に移動します。
moveToAbsolute()
指定した座標(ページに対して)に移動します。
offset()
moveBy()と同じです。
releaseEvents()
指定したイベントのキャプチャを中止します。
resizeBy()
指定した量(ピクセル数)だけリサイズします。
resizeTo()
指定した幅高さにリサイズします。
routeEvent()
同じイベントを待っているハンドラに、そのイベントを渡します。

HTML構文

Layerオブジェクトは、HTML内で<LAYER>タグを使って作成されます(Navigatorの場合)。

  <LAYER
  [ ID="layername" ]nameプロパティの初期値。
  [ LEFT=x ]親レイヤからの相対水平位置。leftプロパティに対応。
  [ TOP=y ]親レイヤからの相対垂直位置。topプロパティに対応。
  [ PAGEX=x ]ページからの相対水平位置。pageXプロパティに対応。
  [ PAGEY=y ]ページからの相対水平位置。pageYプロパティに対応。
  [ WIDTH=w ]レイヤの幅。
  [ HEIGHT=h ]レイヤの高さ。
  [ SRC="url" ]レイヤに読み込むURL。srcプロパティに対応。
  [ CLIP="x,y,w,h" ]レイヤの表示領域。
  [ CLIP="w,h" ]レイヤの表示領域(x=0、y=0)。
  [ ZINDEX=z ]Z軸方向の順番。
  [ ABOVE="layername" ]Z軸方向の順番指定。
  [ BELOW="layername" ]
  [ VISIBILITY=vis ]「表示」「隠す」「継承」のいずれか。
  [ BGCOLOR=color ]背景色。bgcolorプロパティに対応。
  [ BACKGROUND="url" ]背景画像。backgroundプロパティに対応。
  [ OnMouseOver="handler" ]マウスカーソルがレイヤに入ったときに実行されるJavaScript文。
  [ OnMouseOut="handler" ]マウスカーソルがレイヤから外れたときに実行されるJavaScript文。
  [ OnFocus="handler" ]フォーカスを得たときに実行されるJavaScript文。
  [ OnBlur="handler" ]フォーカスを失ったときに実行されるJavaScript文。
  [ OnLoad="handler" ]読み込みが完了したときに実行されるJavaScript文。
  >

解説

Navigator 4では、複数のコンテンツを座標を指定した上で、上下に重ね合わせて1つのページを作成できるようになりました。この機能をレイヤといいます。レイヤを作る方法は3つあります。<Layer>タグを使う方法と、Layer()コンストラクタを使う方法と、HTML要素のCSS-Pスタイル属性を使う方法です。詳細は「17章」を参照してください。

関連項目

Window、17章



Layer.aboveプロパティ ・・・ このレイヤの上にあるレイヤ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.above

解説

aboveプロパティは、layerの1つ上に積み重なっているLayerオブジェクトへの参照です。もし、そのようなレイヤがない場合は、abovenullになります。

関連項目

Layer.belowLayer.zIndex



Layer.backgroundプロパティ ・・・ Layerオブジェクトの背景画像

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.background

解説

Layerオブジェクトのbackgroundプロパティは、レイヤの背景画像となっているImageオブジェクトへの参照です。このプロパティの初期値は、LAYERタグのBACKGROUND属性で指定されます。background.srcプロパティを設定すると、レイヤの背景画像を変えることができます。nullに設定されると、画像は表示されません。代わりに背景色(bgColorで指定します)が表示されます。



Layer.belowプロパティ ・・・ このレイヤの下にあるレイヤ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.below

解説

belowプロパティは、layerの1つ下に積み重なっているLayerオブジェクトへの参照です。もし、そのようなレイヤがない場合は、belownullになります。

関連項目

Layer.aboveLayer.zIndex



Layer.bgColorプロパティ ・・・ レイヤの背景色

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.bgColor

解説

bgColorプロパティはlayerの背景色を指定する読み書き可能な文字列です。このプロパティの初期値は、<LAYER>タグのBGCOLOR属性で指定します。
Layer.bgColorプロパティよりもLayer.backgroundプロパティのほうが優先されるので、このプロパティで指定された色が表示されるのは、layerbackground.srcプロパティがnullになったときだけです。
色の指定は、名前で指定する方法と、#rrggbbという形式で指定する方法があります。rr、gg、bbは2桁の16進数の数字です。この数字はそれぞれ赤、青、緑の度合いを表しています。また、0xrrggbbという形式の整数でも指定できます。



Layer.captureEvents()メソッド ・・・ Window.captureEvents()を参照



Layer.clip.bottomプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の下端

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

 layer.clip.bottom

解説

Layerオブジェクトのclip.bottomプロパティは、レイヤの表示領域の下端に相当するY座標を表します。この値はLayer.topプロパティからの相対座標です。



Layer.clip.heightプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の高さ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.clip.height

解説

Layerオブジェクトのclip.heightプロパティは、レイヤの表示領域の高さを表します。この値はLayer.clip.topプロパティからの相対座標です。この値を設定すると、Layer.clip.bottomプロパティの値も設定されます。



Layer.clip.leftプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の左端

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.clip.left

解説

Layerオブジェクトのclip.leftプロパティは、レイヤの表示領域の左端に相当するX座標を表します。この値はLayer.leftプロパティからの相対座標です。



Layer.clip.rightプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の右端

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.clip.right

解説

Layerオブジェクトのclip.rightプロパティは、レイヤの表示領域の右端に相当するX座標を表します。この値はLayer.leftプロパティからの相対座標です。



Layer.clip.topプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の上端

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.clip.top

解説

Layerオブジェクトのclip.topプロパティは、レイヤの表示領域の上端に相当するY座標を表します。この値はLayer.topプロパティからの相対座標です。



Layer.clip.widthプロパティ ・・・ レイヤの表示領域の幅

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.clip.width

解説

Layerオブジェクトのclip.widthプロパティは、レイヤの表示領域の幅を表します。この値はLayer.clip.leftプロパティからの相対座標です。この値を設定すると、Layer.clip.rightプロパティの値も設定されます。



Layer.documentプロパティ ・・・ レイヤのDocumentオブジェクト

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.document

解説

Layerオブジェクトのdocumentプロパティはレイヤ内のDocumentオブジェクトへの参照です(読み出し専用)。



Layer.handleEvent()メソッド ・・・ Window.handleEvent()を参照



Layer.hiddenプロパティ ・・・ レイヤが見えない状態かどうかを表す論理値

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。このプロパティではなく、Layer.visibilityプロパティの使用を推奨します。

コーディング形式

layer.hidden

解説

hiddenプロパティは、レイヤが不可視(true)か、可視(false)かを表します。このプロパティをtrueに設定するとレイヤは見えない状態になり、falseに設定すると見える状態になります。

関連項目

Layer.visibility



Layer.layers[]プロパティ ・・・ レイヤ内にあるレイヤの配列

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。このプロパティではなく、Layer.document.layersプロパティの使用を推奨します。

コーディング形式

layer.layers[]
layer.layers.length

解説

layers[]プロパティはlayerの子Layerオブジェクトを持っている配列です。レイヤのdocument.layers[]配列と同じです。



Layer.leftプロパティ ・・・ レイヤのX座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.left

解説

leftプロパティは、layerのX座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はレイヤ、またはドキュメントからの相対座標です。このプロパティを設定すると、レイヤを左右に動かすことができます。leftプロパティはxプロパティと同じです。



Layer.load()メソッド ・・・ レイヤの中身と幅を変更する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.load(src, width)

引数

src	URLの文字列。このURLで指定されたドキュメントがlayerに読み込まれます。
width	layerの新しい幅を表す整数(ピクセル数)。

解説

load()メソッドは新しいドキュメントをlayerに読み込ませて、幅をwidthに設定します。
しかし、現在のドキュメントが完全に読み込まれるまでは、load()メソッドは機能しません。このため、トップレベルスクリプトでload()メソッドを呼ぶことはできません。代わりに、イベントハンドラや、イベントハンドラから呼ばれる関数でload()メソッドを呼ぶようにしてください。

関連項目

Layer.src



Layer.moveAbove()メソッド ・・・ 別のレイヤの上に移動する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.moveAbove(target)

引数

target	Layerオブジェクトの参照。
	このオブジェクトの上にlayerは移動します。

解説

moveAbove()メソッドは、layertargetの上に来るように順番を入れ替えます。このメソッドを使うと、layertargetと同じ親レイヤを持つことになります。そして、targetと同じzIndexを与えられ、ドキュメントのlayers[]配列内ではtargetのあとに置かれます。



Layer.moveBelow() ・・・ 別のレイヤの下に移動する 対応ブラウザ:クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.moveBelow(target)

引数

target Layerオブジェクトの参照。このオブジェクトの下にlayerは移動します。

解説

moveAbove()メソッドは、layertargetの下に来るように順番を入れ替えます。このメソッドを使うと、layertargetと同じ親レイヤを持つことになります。そして、targetと同じzIndexを与えられ、ドキュメントのlayers[]配列内では、targetの前に置かれます。



Layer.moveBy()メソッド ・・・ Layerオブジェクトを相対的な位置に移動する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.moveBy(dx, dy)

引数

dx	このピクセル数分レイヤを右側に移動します(負の値も使用可)。
dy	このピクセル数分レイヤを下方に移動します(負の値も使用可)。

解説

moveBy()メソッドは、現在の位置からlayerdxピクセルだけ右側に移動し、dyピクセルだけ下方へ移動します。



Layer.moveTo()メソッド ・・・ Layerを移動する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.moveTo(x, y)

引数

x	レイヤの移動先のX座標。
y	レイヤの移動先のY座標。

解説

moveTo()メソッドは、layerの左上の角を(x, y)座標に移動させます。この座標は、親レイヤまたは親ドキュメントからの相対座標になることに注意してください。



Layer.moveToAbsolute()メソッド ・・・ 指定されたページの座標にLayerオブジェクトを移動させる

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.moveToAbsolute(x, y)

引数

x	レイヤの移動先のX座標。
y	レイヤの移動先のY座標。

解説

moveToAbsolute()メソッドは、layerの左上の角を、ドキュメントの(x, y)座標に移動させます。この座標は、親レイヤからの相対座標ではなく、ページまたはトップレベルドキュメントからの相対座標になることに注意してください。



Layer.nameプロパティ ・・・ Layerオブジェクトの名前

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.name

解説

nameプロパティはレイヤの名前を表す読み書き可能な文字列です。このプロパティの初期値は、レイヤを作るのに使ったHTMLタグのNAME属性、またはID属性になります。DocumentオブジェクトのプロパティとしてLayerオブジェクトを参照する際に、この初期値で指定された名前の使用ができます。



Layer.offset()メソッド ・・・ 相対的な位置へLayerオブジェクトを移動する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4。このメソッドではなく、Layer.moveBy()メソッドの使用を推奨します。

コーディング形式

layer.offset(dx, dy)

引数

dx	このピクセル数分レイヤを右側に移動します(負の値も使用可)。
dy	このピクセル数分レイヤを下方に移動します(負の値も使用可)。

解説

offset()メソッドは、現在の位置からlayerdxピクセルだけ右側に移動し、dyピクセルだけ下方に移動します。このメソッドはmoveBy()メソッドと同じです。



Layer.pageXプロパティ ・・・ レイヤのX座標(ページからの相対座標)

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.pageX

解説

pageXプロパティは、layerのX座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はトップレベルドキュメントからの相対座標になります。この座標は親レイヤからの相対座標ではなく、トップレベルドキュメントからの相対座標になることに注意してください。



Layer.pageYプロパティ ・・・ レイヤのY座標(ページからの相対座標)

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.pageY

解説

pageYプロパティは、layerのY座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はトップレベルドキュメントからの相対座標になります。この座標は親レイヤからの相対座標ではなく、トップレベルドキュメントからの相対座標になることに注意してください。



Layer.parentLayerプロパティ ・・・ このLayerオブジェクトの親オブジェクト

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.parentLayer

解説

parentLayerプロパティは、Layerオブジェクト、またはWindowオブジェクトへの読み出し専用の参照です。このオブジェクトは、layerの親オブジェクトになります。



Layer.releaseEvents()メソッド ・・・ Window.releaseEvents()を参照



Layer.resizeBy()メソッド ・・・ 相対的な大きさを指定してLayerオブジェクトのサイズを変更する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.resizeBy(dw, dh)

引数

dw	このピクセル数分ウィンドウの幅を増やします(負の値も使用可)。
dh	このピクセル数分ウィンドウの高さを増やします(負の値も使用可)。

解説

resizeBy()メソッドを使うと、clip.widthプロパティとclip.heightプロパティをそれぞれdwdh分だけ増やしてlayerのサイズを変更します。このメソッドを使ってもレイヤの中身は描き直されないので、レイヤを小さくすると、一部が切り取られて表示されます。



Layer.resizeTo()メソッド ・・・ Layerオブジェクトのサイズを変更する

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.resizeTo(width, height)

引数

width	設定するレイヤの幅。
height	設定するレイヤの高さ。

解説

resizeTo()メソッドを使うと、clip.widthプロパティとclip.heightプロパティをそれぞれwidthheightに設定してlayerのサイズを変更します。このメソッドを使ってもレイヤの中身は描き直されないので、レイヤを小さくすると部分的にレイヤが表示されます。



Layer.routeEvent()メソッド ・・・ Window.routeEvent()を参照



Layer.siblingAboveプロパティ ・・・ レイヤの上に位置する兄弟関係にあるレイヤ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.siblingAbove

解説

siblingAboveプロパティは、layerの1つ上に積み重なっている兄弟関係にあるLayerオブジェクト(同じ親Layerオブジェクトを持つレイヤ)への参照です。そのようなレイヤがない場合は、siblingAboveプロパティはnullになります。

関連項目

Layer.aboveLayer.siblingBelowLayer.zIndex



Layer.siblingBelowプロパティ ・・・ レイヤの下に位置する兄弟関係にあるレイヤ

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.siblingBelow

解説

siblingBelowプロパティは、layerの1つ下に積み重なっている兄弟関係にあるLayerオブジェクト(同じ親Layerオブジェクトを持つレイヤ)への参照です。そのようなレイヤがない場合は、siblingBelowプロパティはnullになります。

関連項目

Layer.belowLayer.siblingAboveLayer.zIndex



Layer.srcプロパティ ・・・ Layerオブジェクトの内容の読み込み元のURL

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.src

解説

srcプロパティは、URLを表す読み書き可能な文字列です。このURLは、レイヤの内容の読み込み元です。このプロパティに新しいURLを設定すると、ブラウザはそのURLの内容を読み込み、表示します。しかし、現在のドキュメントが完全に読み込まれるまでは、srcプロパティに新しいURLを設定しても機能しません。このため、トップレベルスクリプトでsrcプロパティを設定することはできません。代わりに、イベントハンドラや、イベントハンドラから呼ばれる関数でsrcプロパティを設定してください。

関連項目

Layer.load()



Layer.topプロパティ ・・・ レイヤのY座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.top

解説

topプロパティは、layerのY座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はレイヤ、またはドキュメントからの相対座標です。このプロパティを設定すると、レイヤを上下に動かすことができます。topプロパティはyプロパティと同じです。



Layer.visibilityプロパティ ・・・ レイヤが可視かどうかを表す論理値

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.visibility

解説

visibilityプロパティは、layerが可視かどうかを表す読み書き可能な文字列です。このプロパティは、show、hide、inheritという3つの値を取ることができます。「show」はレイヤが見えることを表します。「hide」はレイヤが見えないことを表します。「inherit」は、見えるかどうかは親レイヤと同じになることを表します。



Layer.windowプロパティ ・・・ レイヤの親Windowオブジェクト

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.window

解説

Layerオブジェクトのwindowプロパティは、Windowオブジェクトへの参照です。このWindowオブジェクトは、layerが他のレイヤの中に深くネストしていても、layerを含むWindowオブジェクトになります。



Layer.xプロパティ ・・・ レイヤのX座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.x

解説

xプロパティは、layerのX座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はレイヤ、またはドキュメントからの相対座標です。このプロパティを設定すると、レイヤを動かすことができます。xプロパティはleftプロパティと同じです。



Layer.yプロパティ ・・・ レイヤのY座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.y

解説

yプロパティは、layerのY座標を表す読み書き可能な整数です。この座標はレイヤ、またはドキュメントからの相対座標です。このプロパティを設定すると、レイヤを動かすことができます。yプロパティはtopプロパティと同じです。



Layer.zIndexプロパティ ・・・ レイヤが積み重なっている順番

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

layer.zIndex

解説

LayerオブジェクトのzIndexプロパティは、z座標でのレイヤの順番、つまりスタックの順番を表します。2つのレイヤが重なったとき、上になって見えるほうのzIndexプロパティが大きくなり、下になって隠されるほうのzIndexプロパティは小さくなります。2つの兄弟関係にあるレイヤが同じzIndexプロパティを持っている場合は、親Documentオブジェクトのlayers[]配列であとのほうに出てくるレイヤがあとから表示されます。そして、先に表示されたレイヤの上に重なります。
zIndexプロパティは、読み書き可能なプロパティです。このプロパティを新たに設定すると、積み重なる順番が変わり、新しい順番でレイヤが表示されます。このプロパティを設定すると、親Documentオブジェクトのlayers[]配列の順番が変わります。



Linkオブジェクト・・・ハイパーテキストリンク

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript 1.1で機能拡張

継承元

HTMLElement

コーディング形式

document.links[]
document.links.length

プロパティ

LinkオブジェクトはHTMLElement からプロパティを継承し、以下のプロパティを定義または上書きします。
hash    読み書きが可能な文字列。先頭のハッシュマーク(#)を含むHREFのURLのハッシュ部分。このハッシュ部分はURLが示すオブジェクト内のアンカーの名前。
host    読み書きが可能な文字列。HREFのURLのホスト名とポート部分を合わせたもの。
hostname    読み書きが可能な文字列。HREFのURLのホスト名。
href    読み書きが可能な文字列。HREFプロパティが示す完全なURL。
pathname    読み書きが可能な文字列。HREFのURLのパス部分。
port    読み書きが可能な文字列。HREFのURLのポート部分。
protocol    読み書きが可能な文字列。末尾のコロンを含むHREFのURLのプロトコル部分。
search    読み書きが可能な文字列。先頭の疑問符を含むHREFのURLのサーチまたはクエリ部分。
target    読み書きが可能な文字列。HREFのURLを表示するWindowオブジェクト(フレームまたは最上位のブラウザウィンドウ)の名前。
text    Linkオブジェクトを形成する<A> タグと</A>タグに囲まれたプレーンテキスト。
x    ドキュメント内のLinkオブジェクトのX座標。
y    ドキュメント内のLinkオブジェクトのY座標。

メソッド

LinkオブジェクトはHTMLElementのメソッドを継承しています。

イベントハンドラ

LinkオブジェクトはHTMLElementのイベントハンドラを継承し、以下の3つのイベントハンドラを定義しています。

onclick
ユーザがリンクをクリックしたときに呼び出される文。JavaScript1.1の場合、このイベントハンドラはfalseを返すことでリンクをたどれないようにすることが可能です。WindowsプラットフォームでNavigator 3を使用した場合、<AREA>タグで生成したリンクに対してこのイベントハンドラは使えません。
onmouseout
ユーザがリンクからマウスポインタを離したときに呼び出される文。JavaScript1.1以降で使用できます。
onmouseover
ユーザがリンクにマウスポインタを合わせたときに呼び出される文。このハンドラを使って現在のウィンドウのstatusプロパティを設定できます。イベントハンドらからtrueを返すと、ブラウザはリンクのURLを表示しません。

HTML構文

Linkオブジェクトは、<A>タグと</A>タグで生成します。このタグにイベントハンドラの属性として、onClick、onMouseOver、onMouseOutを追加できます。Linkオブジェクトの場合、HREF属性は必須です。NAME属性を指定するとAnchorオブジェクトが設定できます。

<A HREF="url" リンク先。
    [ NAME="anchor_tag" ] Anchorオブジェクトの生成。
    [ TARGET="window_name" ] 新ドキュメントを表示するウィンドウ。
    [ onClick="handler" ] リンクがクリックされた時に呼び出されるハンドラ。
    [ onMouseOver="handler" ] リンクにマウスが来た時に呼び出されるハンドラ。
    [ onMouseOut="handler" ] リンクからマウスが離れた時に呼び出されるハンドラ。
link text or image リンクの表示部分。
</A>


JavaScript 1.1以降では、クライアントサイドイメージマップ内に<AREA>タグでLinkオブジェクトを生成することもできます。イベントハンドラも追加できます。

<MAP NAME="map_name">
    <AREA SHAPE="area_shape"
        COORDS=coordinates
        HREF="url"    リンク先。
        [ TARGET="window_name" ] 新ドキュメントを表示するウィンドウ。
        [ onClick="handler" ] 領域がクリックされた時に呼び出されるハンドラ。
        [ onMouseOver="handler" ] 領域にマウスが来た時に呼び出されるハンドラ。
        [ onMouseOut="handler" ] 領域からマウスが離れた時に呼び出されるハンドラ。
>
    ... 
</MAP>


解説

Linkオブジェクトはハイパーテキストリンク、またはHTMLドキュメントのクライアントサイドイメージマップの中でユーザがクリックできる領域に対応します。<A>タグで(Navigator 3の場合は、<AREA>タグでも)生成したリンクはLinkオブジェクトであり、Documentオブジェクトのlinks[]配列に格納されます。なお、<A>タグと<AREA>タグのどちらを使用しても、生成されたリンクは同じ配列に格納されます。タグによる相違はありません。イメージマップ内のハイパーテキストリンクに相当する特別なAreaオブジェクトはありません。
もちろん、リンク先はURLになります。また、Linkオブジェクトのプロパティの多くは、そのURLの内容を表します。Locationオブジェクト同様、Linkオブジェクトは、リンク先を示すURLオブジェクトのすべてのプロパティを持っています。なお、Locationオブジェクトの場合は、現在表示中のドキュメントのURLに関連したすべてのプロパティを持っています。
これらのプロパティに加えて、Linkオブジェクトにはイベントハンドラを3つあります。onmouseover()onclick()そしてonmouseout()は、それぞれマウスが画面上でハイパーテキストリンクに触れたとき、クリックされたとき、またリンク領域から離れたときに実行されるコードを指定します。

関連項目

AnchorLocation



Link.hashプロパティ・・・リンクのアンカー部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.hash

解説

hashは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。先頭のハッシュ記号(#)を含むLinkのURLのアンカー部分を表します。例えば、以下の架空のURLのhashプロパティは、「#result」です。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result

このURLのアンカー部分は、Linkオブジェクトが参照するデータ内の名前の付いた位置を参照します。HTMLファイルでは、位置の名前は<A NAME="anchor_name"> タグで作成されるアンカーで指定します。



Link.hostプロパティ・・・Linkのホスト名とポートの部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.host

解説

hostプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。LinkのURLのホスト名とポートの部分を表します。例えば、以下の架空のURLのhostプロパティは「www.oreilly.com:1234」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Link.hostnameプロパティ・・・Linkのホスト名の部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.hostname

解説

hostnameプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。LinkのURLのホスト名の部分を指定します。例えば、以下の架空のURLのホスト名は「www.oreilly.com」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Link.href・・・Linkの完全なURL

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.href

解説

hrefプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。ほかのLinkプロパティはURLの部分のみを指定しますが、このプロパティはURLの完全なテキスト文字列を指定します。



Link.onclickハンドラ・・・Linkがクリックされたときに呼び出される

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0、JavaScript 1.1で機能拡張

コーディング形式

<A ... onClick="handler" ... >
<AREA ... onClick="handler" ... >
link.onclick

解説

Linkオブジェクトのonclickプロパティは、ユーザがハイパーテキストリンクをクリックしたときに呼び出されるイベントハンドラ関数を表します。このプロパティの初期値は、Linkオブジェクトを定義するHTMLの<A>タグや<AREA>タグのonClick属性で表されるJavaScript文を含みます。このようにHTML属性でイベントハンドラ関数が定義される場合は、スコープはウィンドウではなく、その要素になります。
onclickイベントハンドラは、ブラウザがクリックされたハイパーテキストリンクへ進む前に呼び出されます。この間にリンクのhreftargetなどのプロパティを動的に指定できます(thisキーワードで、クリックされたリンクを参照できます)。このイベントハンドラから、Window.alert()、Window.confirm()、Window.prompt()を呼び出せます。
JavaScript1.1の場合、falseを返すことでブラウザがリンクへ進むのを中止させることができます。trueを返すかfalse以外の値を返した場合、あるいは何も返さなかった場合は、onclickイベントハンドラから戻ったときにブラウザはリンク先へ進みます。例えば、Window.confirm()メソッドを使用して、ブラウザがリンク先へ進んでよいかどうかをユーザに確認することができます。取り消したい場合は、Cancelボタンをクリックするように伝えます。一般に、何らかのアクションは実行するが、新しいURLを表示しないリンクの場合は、Linkオブジェクトのonclickハンドラではなく、Buttonオブジェクトのonclickイベントハンドラを使用することを勧めます。
なお、onclickイベントハンドラがfalseを返した場合にブラウザはデフォルトのアクション(リンク先へ進む)を中止しますが、onmouseoverイベントハンドラの場合は、tureを返した場合にブラウザはデフォルトのアクション(リンクのURLの表示)を中止します。このような非互換性があるのは歴史的な理由のためです。Formオブジェクトとフォーム要素のイベントハンドラではfalseを返した場合にブラウザがデフォルトのアクションを中止します。
Navigator 4では、onclickハンドラ関数は引数としてEventオブジェクトが渡されます。IE 4では引数が渡される代わりに、リンクを持つWindowオブジェクトのイベントプロパティの形式でEventオブジェクトが使用できます。

バグ情報

Windowsプラットフォーム上のNavigator 3では、<AREA> タグのonclickイベントハンドラは使用できません。代わりに、<AREA>タグのHREF属性の値にjavascript:URLを指定してください。

[監訳者注] Navigator 4.0では、この問題は解消されています。

関連項目

15章



Link.onmouseoutハンドラ・・・マウスポインタがリンクから離れたときに呼び出されます

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

<A ... onMouseOut="handler" ... >
<AREA ... onMouseOut="handler" ... >
link.onmouseout

解説

onmouseout()はマウスポインタがハイパーテキストリンクから離れたときに呼び出されるイベントハンドラです。このプロパティの初期値は、Linkオブジェクトを定義する<A>タグか<AREA> タグのonMouseOut 属性で指定したJavaScript文を含む関数です。このように、HTML属性でイベントハンドラが定義される場合、スコープはウインドウではなく、その要素になります。
Navigator 4では、onmouseoutハンドラ関数は引数としてEventオブジェクトが渡されます。IE 4では引数が渡される代わりに、リンクを持つWindowオブジェクトのeventプロパティの形式で、Eventオブジェクトが使用できます。

関連項目

15章



Link.onmouseoverハンドラ・・・マウスポインタがリンクに来たときに呼び出されます

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

<A ... onMouseOver="handler" ... >
<AREA ... onMouseOver="handler" ... >
link.onounseover

解説

onmouseoverはマウスポインタがハイパーテキストリンクの上に来たときに呼び出されるイベントハンドラです。このプロパティの初期値は、Linkオブジェクトを定義するHTMLの<A>タグや<AREA>タグのonMouseOver属性で表されるJavaScript文を含む関数です。このようにHTML属性でイベントハンドラ関数が定義される場合は、スコープはウインドウではなく、その要素になります。
デフォルトでは、マウスがリンクに触れるたびに、ステータス行にリンクのURLを表示します。onmouseover イベントハンドラは、URLが表示される前に呼び出されます。ハンドラがtrue を返せば、ブラウザはURLを表示しません。したがって、true を返すイベントハンドラは、Window.statusを希望する値に設定することによってステータス行に任意のメッセージを表示することができます。
なお、onmouseoverハンドラはtureを返した場合にブラウザはデフォルトのアクション(リンクのURLの表示)を中止しますが、onclickハンドラはfalseを返した場合にブラウザはデフォルトのアクション(リンク先へ進む)を中止します。このような非互換性には歴史的な理由によります。Formオブジェクトとフォーム要素のイベントハンドラはfalseを返した場合にブラウザはデフォルトのアクションを中止します。
Navigator 4ではonmouseoverハンドラ関数は引数としてEventオブジェクトが渡されます。IE 4では引数が渡される代わりに、リンクを持つWindowオブジェクトのeventプロパティの形式で、Eventオブジェクトが使用できます。

関連項目

15章



Link.pathnameプロパティ・・・Linkのパス部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.pathname

解説

pathnameプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 LinkのURLのパス部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「catalog/search.html」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Link.portプロパティ・・・Linkのポートの部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.port

解説

portプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 LinkのURLのポート部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「1234」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Link.protocolプロパティ・・・Linkのプロトコル部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.protocol

解説

protocolプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 LinkのURLのポート部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「http:」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Link.searchプロパティ・・・Linkのクエリ部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Link.search

解説

searchプロパティは、Linkオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 LinkのURLのクエリ部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「?query=JavaScript&matches=66」になります。

http://www.oreilly.com:1234/search.html?query=JavaScript&matches=66#result



Link.targetプロパティ・・・ハイパーテキストリンクの内容を表示するウィンドウ

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

link.target

解説

Linkオブジェクトのtargetプロパティは、読み書きが可能な文字列です。この文字列は、Linkオブジェクトが参照するURLを表示するフレームまたはウィンドウの名前です。このプロパティの初期値は、Linkオブジェクトを生成する<A>タグのTARGET属性で設定します。この属性を設定しなかった場合は、使用するLinkオブジェクトを保持するウィンドウになります。これがデフォルトです。したがって、ハイパーテキストのリンク先へ進むと、リンクを保持するドキュメントが上書きされます。
なお、targetプロパティの値は、フレームやウィンドウへの参照ではなく、フレームまたはウィンドウの名前であることに注意してください。フレーム名は、<FRAME>タグのNAME属性で設定します。ウィンドウ名は、Window.open()メソッドを呼び出すときに指定した名前です。もし存在しないウィンドウの名前をtargetプロパティに指定した場合、Navigatorは自動的に新しいウィンドウをオープンし、そのURLを表示します。それ以降、同じtarget名を持つリンクはその新たに生成されたウィンドウを使用します。
特殊なtarget名が4つあります。第1は"_blank"です。この場合は、新たに空のブラウザウィンドウが生成され、そのウィンドウに新しいURLが表示されます。第2は " _self" です。これ(デフォルト)が指定された場合は、新しいウィンドウがリンクと同じフレームまたはウィンドウに表示されます。第3は"_parent" です。この場合は、リンクを保持するフレームの親フレームに結果が表示されます。第4は"_top" です。この場合は、新しいURLが最上位のフレームに表示されます。ほかのフレームはすべて消され、新しいURLがブラウザウィンドウ全体を占めます。

関連項目

Form.target



Link.textプロパティ・・・リンクのテキスト

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

link.text

解説

text プロパティは<A>タグと</A>タグに囲まれたプレーンテキストを表します。このプロパティは、<A>タグと</A>タグの間にHTMLタグがない場合にのみに使用できます。<A>タグと</A>タグの間にほかのHTMLタグがある場合、text プロパティはリンクテキストを部分的にしか扱えなくなります。
このプロパティはNavigator専用です。IE 4ではHTMLElement.innerTextプロパティを使用してください。



Link.xプロパティ・・・リンクのX座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

link.x

解説

xプロパティは、ドキュメントのリンクのX座標を表します。つまり、リンクとドキュメントの左端の距離をピクセル値で表します。
IE 4では、HTMLElement.offsetLeftがこのプロパティに相当しますが、まったく同じ機能ではありません。



Link.yプロパティ・・・リンクのY座標

対応バージョン

クライアントサイドNavigator 4

コーディング形式

link.y

解説

yプロパティは、ドキュメントのリンクのY座標を表します。つまり、リンクとドキュメントの上端の距離をピクセル値で表します。
IE 4では、HTMLElement.offsetTopがこのプロパティに相当しますが、まったく同じ機能ではありません。



location・・・Window.locationを参照



Locationオブジェクト・・・ブラウザの場所を示し、制御する

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0(JavaScript 1.1の拡張機能)

コーディング形式

location
window.location

プロパティ

LocationオブジェクトのプロパティはURLのさまざまな構成部分に対応します。一般的な形式を以下に示します。

protocol://hostname:port/pathname?search#hash

URLプロパティの詳細はURLオブジェクトの項を参照してください。
hash    先頭のハッシュ記号(#)を含むHREFのURLのハッシュ部分。このハッシュ部分はHTMLファイル内のアンカーの名前。
host    URLのホスト名とポート部分を合わせたもの。
hostname    URLのホスト名。
href    完全なURL。
pathname    URLのパス部分。
port    URLのポート部分。
protocol    末尾のコロンを含むURLのプロトコル部分。
search    先頭の疑問符を含むURLの検索またはクエリ部分。

メソッド

reload()    キャッシュまたはサーバから現在のドキュメントを再ロードします。このメソッドはJavaScript 1.1で追加されました。
replace()    ブラウザの履歴に新しいエントリを生成せずに現在のドキュメントを新しいドキュメントで置き換えます。このメソッドはJavaScript 1.1で追加されました。

解説

LocationオブジェクトはWindowオブジェクトのlocationプロパティに格納されます。このプロパティは、そのウィンドウで現在表示されているドキュメントのWebアドレス(ロケーション)を表します。hrefプロパティはそのドキュメントの完全なURLを保持します。LocationオブジェクトのそのほかのプロパティはそのURLの構成部分をそれぞれ示します。これらのプロパティは、LinkオブジェクトのURLプロパティによく似ています。
しかし、Linkオブジェクトがドキュメントのハイパーリンクを示すのに対し、Locationオブジェクトはブラウザが表示しているURL(ロケーション)を示すだけではなく、そのロケーションを制御することも可能です。例えば、URL文字列をLocationオブジェクトあるいはそのhrefプロパティに代入すると、ブラウザは新たに指定されたURLをロードし、そのURLが示すドキュメントを表示します。
locationプロパティやlocation.hrefプロパティを使用して現在のURLをまったく新しいURLに置き換えるのではなく、Locationオブジェクトのほかのプロパティに文字列を代入することで現在のURLの一部を変更することも可能です。このやり方でURLを部分的に変更すると、ブラウザはこの新しいURLをロードし表示します。例えば、Locationオブジェクトのhashプロパティを使用すれば、現在のドキュメント内で指定したロケーションへブラウザを移すことができます(ただし、Navigator 2ではドキュメントすべてを再ロードしてしまいます。このバグはNavigator 3で修正されました)。searchプロパティを使用すれば、現在のURLに新しい検索要求文字列に追加して再ロードすることができます。このURLがCGIスクリプトであれば、新たに指定されたドキュメントと元のドキュメントはまったく異なるものになる場合もあります。
URLプロパティに加えて、Locationオブジェクトは2つのメソッドを定義しています。ひとつは、現在のドキュメントを再ロードするreload()メソッドです。もうひとつは、新たに履歴エントリを生成せずに新しいドキュメントをロードするreplace()メソッドです。新しいドキュメントはブラウザの履歴リストの現在のドキュメントのエントリを置き換えます。

関連項目

LinkWindow.location



Location.hashプロパティ・・・現在のURLのアンカー部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.hash

解説

hashプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。現在のURLのハッシュ(#)に続くアンカー部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「#result」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.hostプロパティ・・・現在のURLのホスト名とポート部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.host

解説

hostプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 現在のURLのホスト名とポートを表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「www.oreilly.com:1234」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.hostnameプロパティ・・・現在のURLのホスト名とポート部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.hostname

解説

hostnameプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 現在のURLのホスト名を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「www.oreilly.com」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.hrefプロパティ・・・表示されている完全なURL

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.href

解説

hrefプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。部分的にしかURLを指定しないほかのLocationプロパティと違って、このプロパティは現在表示されているドキュメントのURLを示す完全なテキストを表します。



Location.pathnameプロパティ・・・現在のURLのパス部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.pathname pathnameプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 現在のURLのパスの部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「/catalog/search.html」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.portプロパティ・・・現在のURLのポート部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.port

解説

portプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。現在のURLのポート部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「1234」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.protocolプロパティ・・・現在のURLのプロトコルの部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.protocol

解説

protocolプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 現在のURLのプロトコルの部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「http:」になります。

http://www.oreilly.com:1234/catalog/search.html?JavaScript#result



Location.reload()メソッド・・・現在のドキュメントを再ロードする

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

location.reload()
location.reload(force)

引数

force
論理値。この引数としてtrueを指定すると、最後にロードして以降何ら変更がなくても、強制的にドキュメントが再ロードされます。この引数を省略した場合、あるいはこの引数としてfalseを指定した場合は、最後にロードして以降何らかの変更があった場合だけ、ページが再ロードされます。

解説

Locationオブジェクトのreload()は、Locationオブジェクトのウィンドウに現在表示中のドキュメントを再ロードするメソッドです。引数を省略した場合、あるいは引数としてfalseを指定した場合は、If-Modified-Since HTTPヘッダを使ってWebサーバでこのドキュメントが変更されたかどうかを調べます。変更があった場合はサーバからドキュメントを再ロードします。変更がなかった場合はキャッシュからドキュメントを再ロードします。これは、ユーザがNavigatorのReloadボタンをクリックしたのと同じです。
引数としてtrueを指定した場合は、最後にロードした以降変更があったかどうかにかかわらず、キャッシュからではなくサーバからドキュメントを再ロードします。これは、ユーザがNavigatorのReloadボタンを、シフトキーを押しながらクリックしたのと同じです。



Location.replace()メソッド・・・表示中のドキュメントを置き換える

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.1

コーディング形式

location.replace(url)

引数

url

文字列。現在のドキュメントを置き換える新しいドキュメントのURL。

解説

Locationオブジェクトのreplace()メソッドは、新しいドキュメントをロードし表示するメソッドです。このやり方には、locationプロパティやlocation.hrefプロパティを使用する方法と大きな違いがあります。それはreplace()メソッドがHistoryオブジェクトに新しいエントリを生成しないことです。replace()メソッドを呼び出すと、Historyオブジェクトの現在のエントリを上書きします。replace()メソッドを呼び出したあとにユーザがブラウザのBackボタンをクリックすると、直前のURLではなくその1つ前のURLに戻ります。

使用上のヒントと注意

複数のフレームを使用したりJavaScriptで複数のドキュメントを生成したりすると、一時的なドキュメントが多数生成されます。このように複雑になってくると、ユーザがBackボタンを押した場合に一時的なドキュメントに戻り、わずらわしくなります。しかし、replace()メソッドを使ってこれらのドキュメントをロードすれば、このような問題を回避できます。

関連項目

History



Location.searchプロパティ・・・現在のURLのクエリ部分

対応バージョン

クライアントサイドJavaScript 1.0

コーディング形式

Location.search

解説

searchプロパティは、Locationオブジェクトの読み書き可能な文字列です。 現在のURLのクエスチョンマーク()に続くクエリの部分を表します。例えば、以下の架空のURLの場合は「?query=JavaScript&matches=66」になります。

http://www.oreilly.com:1234/search.html?query=JavaScript&matches=66#result



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